文楽

2008年7月 5日 (土)

みやこで義太夫を楽しんだ

京都造形大の京都劇場で素浄瑠璃の会が開催された。浴衣姿の大学生さん,舞妓さんや芸妓さん,お着物姿のご婦人と客席もみやこらしく華やか。
人間国宝・綱大夫さんと清治さんが出演,精鋭豪華メンバーによる「近頃河原の達引」だ。
近頃河原の達引 堀川猿廻しの段
  豊竹呂勢大夫,鶴澤清治,鶴澤清志郎
切 竹本綱大夫,鶴澤清二郎,鶴澤清志郎


先に,綱大夫師匠と,京都造形芸術大学芸術学部教授田口章子氏との対談があった。綱大夫師匠は,同大学で,浄瑠璃の講座の非常勤講師をされているとか。学生さんが羨ましいゾ。恥ずかしながら,お話が難しすぎて敢えなく撃沈。お元気なご様子にホッ。睡蓮さまにご挨拶できました。

前半,老母とおしげの掛け合いは清志郎さんが加わる。お目当ては清治師匠の三味線。切っ先の鋭さ,鋭い気合い,表情一つ変えず,汗もかかず。残響時間が短く,音がクリアな劇場に冴え渡る響きは,音楽というより,百発百中のスナイパーの武器の発射音だ。低音は客席の椅子に沈められるよう,高音は総毛立つようだ。
片や清二郎さんは,劇画でめらめらと炎が身体から発しているかのイメージで,重く残響時間が長い音だ。義太夫本来の情と感動を表現する三味線で,大熱演。清志郎さんは,猿回しの曲から加わる。華やかで切ない連れ弾きだった。
呂勢さんのおつると老母はほのぼのと,綱さんの与次郎にはたっぷり情愛がこもっていた。

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2008年7月 3日 (木)

文楽特別公演・人間国宝4人そろい踏み!阿古屋だ~

平日の夜の1回公演だがチケットは手に入った。見逃すまいぞ!

文楽特別公演~豪華! 人間国宝4人そろい踏み~

壇浦兜軍記 阿古屋琴責めの段
艶容女舞衣 酒屋の段

出演 竹本住大夫,鶴澤清治,吉田簑助,吉田文雀他
平成20年11月27日(木)18:00,神戸新聞松方ホール
ヽ(^。^)丿

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2008年6月22日 (日)

文楽若手会は覇気ありました

文楽若手会はパワフルでした
一徹な五郎助の相子大夫さんと勘緑さん、哀切な大井川の睦大夫さん、激情の深雪の一輔さんが記憶に残った。ご出演の皆さん大熱演で、記憶は完璧。歌舞伎の若手会でも感じる若手会のストーリーの分かりやすさはどこからくるのだろう。
また、藤十郎センセ、やたけたの熊さま、睡蓮さま、あやりんさま、マンテマさまにお目にかかり、ご挨拶も叶い、しゃきーんとなりました。

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2008年6月11日 (水)

大輪の夕顔に操の面差しが彷彿と…

大輪の夕顔に操の面影が彷彿と…
よれよれの足取りの深夜帰宅時でも、清之助さんが遣う操のような見事な夕顔に出会うと、一気に絵本太功記・夕顔棚の段の世界に心が遊ぶ。今は、まさに夕顔がにほひたつ一時のようだ。
夕顔と瓢箪は同じ種らしい。ということは,棚と鉢は同じ植物だったようだ。

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2008年6月 8日 (日)

文楽鑑賞教室は太十

文楽鑑賞教室は太十
8日,文楽鑑賞教室のAプロとBプロを観劇した。役替わり公演の楽しさを満喫。
実は,ここ数日,集中力を欠いていたため(てか,雑事にかまけ,風物への感性を欠き)、今が本能寺の変から絵本太功記のリアルタイム季節ということを失念していた。繰り返しエンタテイメント作品化される歴史の動乱も、元は人の心の闇から生じたもの。救いと赦しを求める庶民の思いは、義太夫でかなり晴れる。

今日は,おりんさま,D.D.さま,やたけたの熊さま,マンテマさまにお目にかかれた。観劇後は,道頓堀をなんばまで歩き,還暦の赤いちゃんちゃんこを着たくいだおれ太郎に見えた。
おりんさま,皆さんにご紹介いただきありがとうございました。
この日の拵えは,黄色の木綿格子。おせん風おとみ(爆)で…♪

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2008年4月28日 (月)

夜陰を押してお半長右衛門の供養塔に参拝

お半長右衛門の供養塔に参拝
未だ耳に♪みおさめにまいちどかおをようみせてくださんせ♪が残るうちに…。
突然思い立ち,仕事が済んでからお半長右衛門の供養塔に参ることとした。新京極の誓願寺か六角堂なら安直に一走りだが,桂川となると交通機関の助けが必要となる。帯屋のある柳馬場押小路から桂川までの道行きは、徒歩で2分のバス停「京都市役所前」から、市バス32系統京都外大前行に乗車し,「西京極午塚町」まで乗り換え無しの30分。西へ徒歩3分の土手にひっそりとまつられている。
この方角は,在原業平が藤原高子を背負って,芥川から長岡への逃避行と同じのようだ。業平と高子は,追っ手に捕まり連れ戻されたが,本懐を遂げたお半長右衛門の縁の深さは哀切なのか,幸いなのか。
ところで,帰路の足を考慮するなら,お参りは深夜は避けるのが懸命である。

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2008年4月27日 (日)

文楽の勧進帳も大音量で大迫力

文楽の勧進帳は大音量
文楽四月公演の競伊勢物語と勧進帳は千秋楽のみ鑑賞。七丁九枚の豪華な床へ、並ばれただけで歓声が…。
清治さんは、神経繊維のシナプスを撥で直接弾かれるような迫力だ。ぐわーん。バタッ。
三人出遣いの弁慶をはじめ、人形も筆舌に尽くしがたく立派…。 魂抜かれてうかうかと帰宅したが、千秋楽の特典、お半長右衛門のポスターはしっかりいただいていた。くふふふぅっ

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2008年4月19日 (土)

文楽4月公演「日吉丸稚桜・桂川連理柵」

文楽4月公演日吉丸稚桜桂川連理
19日、「桂川連理柵」を聴きに国立文楽劇場に。簔助さんのお半ちゃんは,いとけないながら、激しく一途なこと。「定まり事と諦めて、一緒に死んで下さんせ。」は、確信犯として恋を成就したと泣けました。勘十郎さんの長右衛門の沈着で渋いこと。

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2008年4月 8日 (火)

簑助さんと勘十郎さんが六角堂で成功祈願

文楽4月公演「桂川連理柵」でお半長右衛門を遣われる吉田簑助さんと桐竹勘十郎さんが,京都市中京区六角堂で公演の成功祈願をされたようだ。
六角堂に程近い新京極誓願寺の墓地には、二人の墓と伝える墓表がある。
帯屋の段では井筒,道行き朧桂川では,「白玉か、何ぞと人の咎めなば、露と答へて消えなまし物を思ひの恋衣、それは昔の芥川。」と,伊勢物語を意識したモチーフが…。
業平さんの屋敷は,中京区間之町通御池下る東側と帯屋から5~600メートル。業平系・ええ男はんの居住区かも。お外に出て探しにいこうっと。

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2008年3月15日 (土)

文楽地方公演・幸助さんの解説・櫓のお七と生写朝顔話

14日(金)夜の部は茨木市市民会館なので,何とか間に合った。音響の良いクラシカルなホールだ。字幕もイヤホンガイドもなく,床本はあるが客電が落ちるので,最初に幸助さんが,人形を前にあらすじとみどころを解説してくださった。人形遣いさんにしておくのは惜しい爽やかな弁舌。

伊達娘恋緋鹿子
 火の見櫓の段
 
 睦大夫,靖大夫/喜一朗,龍爾,寛太郎
  文司,玉翔,玉勢,文哉

生写朝顔話
 明石船別れの段

  千歳大夫/錦糸,琴:清公
 宿屋の段
  咲大夫/清介,琴:清公
 大井川の段
  三輪大夫/喜一朗
  宮城阿曽次郎・駒沢次郎左衛門:玉女
   深雪・朝顔:和生 
  船頭/玉誉    
  戎屋徳右衛門/玉輝,岩代多喜太/玉志
  下女お鍋/紋臣,奴関助/幸助

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2008年3月 5日 (水)

亀岡典子さんの「ルーブルで文楽」の記事が掲載

各誌にルーブル美術館で上演された文楽の記事が掲載されている。
産経の亀岡典子さんの記事はこれ。亀岡さんが最も息をのんで見守っておられたようだ。パリの空高く満天の星の下を行くお初と徳兵衛の美しいお写真が掲載されている。天の川を流れる雛のようだ。

雛の季節には置き浄瑠璃がリフレインする。
春を重ねし雛男、一つなる口、桃の酒、柳の髪もとくとくと…
徳兵衛は,おひなさんみたいなええ男はんということがよくわかる。髪フェチのワタクシは,詞だけでもほろほろとなる。

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2008年2月 8日 (金)

国立文楽劇場友の会からこんなんきました

国立文楽劇場友の会からこんなん
観劇スタンプを集めると、もれなくノベルティグッズがいただけるとか。6月の鑑賞教室も行こうっと。
そういえば,少し前まで京都四条南座で夏公演あったが、最近なくなってるんやけど…。

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2008年2月 3日 (日)

おおさか・元気・文楽「桂川連理柵」

2日,昼の部・一般向けは当日券も完売だ。ホールが大きいため残響時間が若干長く,豪華キャストの熱い演技でビンビン響く。
桂川連理柵
帯屋の段
    嶋大夫,宗助
 切 住大夫,錦糸
 女房お絹/和生,母おとせ/玉英,親繁斎/玉輝,弟儀兵衛/玉也
 兄長衛門/玉女,丁稚長吉/清之助,娘お半/簑助,大ぜい
道行朧の桂川
 咲大夫,千歳大夫,睦大夫,靖大夫,燕三,清志郎,清馗,龍爾
 兄長衛門/玉女,娘お半/勘十郎
お半長右衛門の哀話は,落語,小唄,端唄にも取り入れられている。帯屋の前半は,腹がこむらがえりをするチャリ場で,中心は弟儀兵衛の玉也さんと丁稚長吉の清之助さん。どちらかというと因業おやじがお得意の玉也さん,青鼻たらした丁稚が珍しい清之助さんに笑わせて頂いてらっきー。嶋大夫さんの腹筋にも敬服。
帯屋の後半は簑助さんのお半が場をさらう。かいらしー。段鹿子にあどけない鈴付の拵え,小首をかしげたかわゆらしい仕草。住大夫さんの可愛やのうの連呼も道理,道理。

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2008年1月31日 (木)

吉田清之助さんが五代目「豊松」を襲名

読売新聞に発表されている!
国立文楽劇場は30日,人形浄瑠璃文楽人形遣いの吉田清之助さんが,五代目豊松清十郎を襲名すると発表した。「豊松」の名前が復活するのは約20年ぶり。2008年度内に襲名披露公演を行う予定とか。
清之助さんの人形は,すっきりとした二枚目や上品な武家の女房,気位の高そうな姫が印象的で,ワタクシ的には景事を楽しみにしている。さっそくファンサイトにお祝いを申し上げに行こうっと。

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2008年1月29日 (火)

毎日が文楽散歩「堀川波の鼓」京堀川妻敵討の段

今日もおつかいで寺町通から室町通まで歩いた。
堀川波の鼓は未だ聴いたことがないので,節回しはわからないが,置き浄瑠璃に,京の南北通が読み込まれている。毎日が文楽散歩だ。

堀川波の鼓 京堀川妻敵討の段
寺御幸(てらごこう)麩屋富(ふやとみ)、柳堺町、相の東は玉敷の、御垣(みかき)に囲ふ五つ緒の、車烏丸(くるまからすま)両が室(むろ)、衣新釜西小川、油醒(さめ)が井堀川の、岸の平砂(へいさ)を白波に、照らせば今も夏の夜の、下立売のほのぼの明け、六月七日(なぬか)祇園会の長刀鉾(なぎなたぼこ)の切先に、打勝ちどきの鶏鉾と、門出を祝ふ力紙、拳を固め四つ辻に、四人さまよひ立ち居たり。

そんだけ歌わんと堀川波の鼓が出てこんのかいなと突っ込まれそうだが,早い話,七月の大阪松竹座と国立文楽劇場は,坂田藤十郎丈と吉田文雀さんの堀川波の鼓競演がいいな~。
数年前の夏,今年に予定されている役者さんとほぼ同じ座組で,堀川波の鼓が上演されたような記憶があるが,もしかしたら,大経師昔暦だったかも…。些か心細くなっている。調べて後ほど…。

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2008年1月25日 (金)

【文楽を歩く】近江源氏先陣館 盛綱の秘かな決断

Karahasi玉女さんと玉勢さんが,ライター亀岡さんと瀬田まで来られていたようだ。まだ,IZA!に写真まで掲載されていないが,産経新聞に記事があった のでまもなくだろう。

浄瑠璃「近江源氏先陣館」は,秋の演目で,11月の国立文楽劇場で,吉田玉男追善狂言としてかけられ,吉田玉女さんの緻密さと潔さを兼ね備えた佐々木三郎盛綱を見せていただいたところだ。人形の真の主演は,母微妙だが,物語を牽引するのは佐々木四郎高綱の嗣子・小四郎だ。出ずっぱりの玉勢さんが,いじらしさと健気さと賢さで目立っておられた。(玉勢さんの)写真も早くアップしていただきたい~。

瀬田の唐橋は,瀬田夕照(せたせきしょう)と近江八景にもその名を連ね,日本三橋の一つでもある。水陸の交通の要衝でもあり,古来,戦の決定的な局面を迎える戦跡の橋でもある。春の琵琶湖マラソンのコースになっており,瀬田の唐橋を制する者はレースを制すると言われている。
昨日は,うかうかと電車を乗り過ごし,気がつけば「石山寺」だった。思わぬ唐橋プチトリップとなった。あー,寒かった。

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2008年1月23日 (水)

IZA!【文楽を歩く】桂川連理柵 あどけなさ映す心中の姿

Nec_0225今年は,おおさか・元気・文楽と,四月文楽公演で「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」が上演される。超近場(^^ゞだが,観劇前の文楽の旅に出かけた。
中京区押小路通柳馬場の帯屋長右衛門の店の位置には,現在,老舗の茨木蒲鉾店が店を構え,往事の風情が偲ばれる。
「桂川連理柵」が書かれたのは安永5年(1776)。お半長右衛門の情話は,実際に桂川で起きた男女の謎の死について,その年齢差に興味が集中し,浄瑠璃や落語に脚色されたもの。

中京区押小路通柳馬場の38歳の帯屋長右衛門と隣家信濃屋の娘14歳のお半は,伊勢参り下向の折り,石部の宿で同宿となる。その夜,お半は愚かな丁稚の長吉に迫られ,長右衛門の部屋へ逃げ込んだ。同衾した二人は,男と女の仲となってしまった。
長吉は、腹いせに長右衛門が預かっている正宗の刀をすりかえ,このことから,店の乗っ取りを企む隠居の後妻と連れ子たちに嵌められ、長右衛門は窮地に立たされた。
一方,妊娠を知ったお半は,哀れにも書き置きを残して桂川へ走る。長右衛門は、桂川で死ぬのは定めと覚悟し,お半の後を追う。

分別盛りで責任も背負うものも大きい真っ当に生きてきた男と,あどけない箱入り娘との組み合わせとはいえ,一旦恋の舞台に立てば,主導権を持つのは女。物語のなかでは,純情な娘ほど,一途に燃えるのもお約束。
そんな積極的なお半は簑助さんと,これもお約束のようだが,勘十郎さんのお半も見られるぞ。

IZA!【文楽を歩く】では,桂川まで行かれたようだ。

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2008年1月12日 (土)

IZA!【文楽を歩く】仮名手本忠臣蔵 仇討ちの決意胸に秘め

P1010151サンケイIZA!アートのカテゴリー・1月10日のアップである。
菊と紅葉の残る晩秋,人形遣いの桐竹勘十郎さん(大星由良助),吉田玉女さん(加古川本蔵)とともに,文楽ゆかりの地・京都市山科区大石神社で取材されたようだ (ライター亀岡典子さん)。
本家が消えて無くなると悲しいので,恐縮ながら全文転載させていただく。写真はワタクシが昨年夏,何気に立ち寄ったときのもの。
九段目は,義太夫の名作中の名作「仮名手本忠臣蔵」中最も重い曲で,舞台も,閑居に18人の人形遣いさんと6体の人形というすし詰め状態となる。歌舞伎においても,立役・本蔵,立女形・戸無瀬,花形・力弥,若女形・小浪,加役・お石,敵役・由良助と役割がくっきりし,しどころも多く繰り返し上演される。
山科閑居で起こった悲劇は,忠義のためでなく娘のために命を投げ出す本蔵,なさぬ仲の娘への義理を貫く戸無瀬という家族愛の復権が描かれている。親子の別れ,夫婦の別れの悲しみはクライマックス。それでも真義の貫徹のため立たねばならない苦悩の人由良助はきっぱりと旅立つ。
さて,周辺は新興住宅地で,回遊性に欠けるが,岩屋寺,勧修寺,醍醐寺,小野など京都東郊の観光と組み合わせて訪れるとよいかも。JR山科駅から京阪バスで大石神社前下車。

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2008年1月 3日 (木)

文楽初春公演・国性爺合戦通し

文楽初春公演・国性爺合戦通し
人気作品だけあって、義太夫、人形、大道具全て豪華。とりわけ、威を払う文雀さんの錦祥女のご登場には、前列でも、一斉にオペラグラスが上がる。うつくしー。綱大夫さんか絞った涙を更に英大夫さんが絞りきられた。

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国立文楽劇場の春

国立文楽劇場の春
福禄寿と恵比寿の鏡開きで新年を寿ぐ。升酒と鯛せん(可愛い)が振る舞われた。補助席まで完売。
宝船では三味線陣の超絶技巧の演奏が景気付け。金閣寺爪先鼠では和生さんと呂勢さんが奮闘。下手でもう一度見たい。

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2007年12月10日 (月)

初春文楽公演の配役変更

今日は友の会予約日だ。
文吾さんは,初春公演を休演なさるそうだ。新口村の孫右衛門は,勘十郎さんが代演と国立のオペレーターが言っておられた。一日も早い御本復をお祈り申し上げる。

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2007年11月29日 (木)

文楽・曽根崎心中の新コンビ by YOMIURI ONLINE

YOMIURI ONLINE関西版に,文楽11月公演の曽根崎心中を演じられた吉田玉女さんと桐竹勘十郎さんの記事が,「師あり弟あり」というタイトルで素敵なお写真入りで掲載されている。
新コンビの曽根崎は,詩情豊かでありながら,駆け抜けた青春を感じさせていただける出色の舞台だった。写真だけで15分は思い出し涙に浸れる。
どれだけ生きても同じこと…。お初主導を感じさせる脚本であるが,危うい青春の残照が見て取れた玉女さんの徳さまは,光っておられた。消えてなくならないように印刷しておこう。

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2007年11月22日 (木)

文楽11月公演第2部2度目

イヤホンガイドさん主催・鶴澤燕三さんのトークショー付き夜の部。
かぶりつき至近距離で聞かせて頂いた。
情景や人物像を思い浮かべながら,集中力で弾かれるそうだ。
源平布引滝
トークショーだけでなく,イヤホンガイドもおまけだったので得した気分。
松波琵琶の段で,三味線が琵琶に化けるからくりを教えて頂いた。鋭いべーんという音が,荘厳なベ~ンになるには,駒を取り換える。ミュートのような仕掛けだ。多田蔵人行綱が琵琶の名手というのは嘘だーいという気がするが,清二郎さんと左さんの大活躍が楽しめた!左さんはどなた?

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2007年11月18日 (日)

文楽11月公演第1部2度目

17日,国立文楽劇場の11月公演,初日以来の二度目の鑑賞。全く事前打ち合わせ無しだったが,奇しくもおりんさんと隣のお席に…。おりんさんの方が床によりへばりつきだ。
近江源氏先陣館
 
母微妙:文雀,妻早瀬:玉英,佐々木盛綱:玉女,小三郎:玉誉
 小四郎:玉勢,和田兵衛秀盛:
玉輝,高綱妻篝火:紋寿,北条時政:幸助
和田兵衛上使の段
 咲大夫,燕三
盛綱陣屋の段
 切 十九大夫,富助

 奥 千歳大夫,清治
人形役割が後半で変わった。幸助さんは女中お玉も可愛らしいが,千歳さんに似た大きな人形は益々大きく,高笑いが豪快だ。女形さんや子役さんが闊達になられた分,盛綱の辛抱や苦悩が深くなったようだ。
豪華な床は,咲大夫&燕三さんが重厚に,千歳大夫&清治さんの爆走感が増したよう。清治さんの一音一音に,神経繊維を弾かれているように飛び上がる。掛け声も厳しい。

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2007年11月 7日 (水)

11月文楽公演 第2部「曽根崎心中」のお初・徳兵衛がお初天神で成功祈願

公式に玉女さんと勘十郎さんが,お初天神にお参りなさった写真が掲載されている。新コンビの抱負も語っておられ,和やかな雰囲気だ。近江源氏先陣館のご当地にも来て欲しい!

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2007年11月 5日 (月)

文楽11月公演第1部

国立文楽劇場の11月公演,3日(祝)第1部で「近江源氏先陣館」,「艶容女舞衣」,「面売り」を拝見した。初日,初見なのでさっくりと(._.) φ メモメモ
近江源氏先陣館
 
母微妙:文雀,妻早瀬:玉英,佐々木盛綱:玉女,小三郎:玉翔
 小四郎:玉勢,和田兵衛秀盛:玉也,高綱妻篝火:紋寿,北条時政:玉志
和田兵衛上使の段
 咲大夫,燕三
盛綱陣屋の段
 切 十九大夫,富助
 奥 千歳大夫,清治
Photo_4優勢に京の源頼家を攻める鎌倉方の北条時政軍。近江源氏佐々木三郎盛綱の陣屋では戦勝にわきかえっていた。初陣の小三郎が,敵方佐々木四郎高綱の嗣子小四郎を生け捕りにしたという。佐々木家の後室微妙は,同じ孫でありながら,武運拙い小四郎のことを思い心乱れていた。その微妙に,盛綱はさらに辛い役目を依頼する。

この床の三組の豪華さ。時代物に相応しく力強く疾走感溢れるリレーだ。床前へばりつきで聞くには,大音声すぎるので注意。素浄瑠璃でも不足はない。さて,人形の真の主演は勿論,母微妙だ。慈愛と気丈で神々しいばかり。また,物語を牽引しているのは,小四郎の健気さ。玉勢さん出ずっぱりで目立っておられた。ちゃんと人形遣いさんが親子三代の年齢層になっているのがほほえましい。

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2007年11月 4日 (日)

文楽11月公演第2部

国立文楽劇場の11月公演,3日(祝)第2部で「源平布引滝」,「曾根崎心中」を拝見した。
源平布引滝
 
多田蔵人行綱:和生,松波検校:勘弥,難波六郎:玉也,
 小桜:一輔,又五郎:文司,藤作:玉志,平重盛:清之助

音羽山の段
 英大夫,団七
松波琵琶の段
 綱大夫,清二郎
紅葉山の段
 松香大夫,南都大夫,津国大夫,相子大夫,芳穂大夫
 団吾

Photo_3平家の世。奢る清盛は後白河法皇を鳥羽離宮に幽閉同然に押し込める。源氏の残党多田蔵人行綱は,妻と娘を予め密偵として鳥羽離宮に出仕させている。法王に召される道中,不慮の死を遂げた松波検校になりすまし,行綱は,鳥羽殿に単身乗り込み,法王救出と源氏の蜂起を企てるが…。
源平布引滝は,「義堅最期」と「実盛物語」が人気で上演されるが,四段目「松波琵琶」は,主人公が尋問に会い琵琶を弾くという男阿古屋の趣向があるため,歌舞伎では頻繁に上演されていない。眼目の松波琵琶の段。重厚感と軽妙感と可愛らしさ,死角無しの綱大夫さん。気合いバリバリに入りまくり,床から湯気が立ち上る清二郎さん。乾いた空気をきーんと切る切っ先がよろしい。三味線で聞く琵琶も,シャカシャカと心急いた雰囲気が緊迫感があって満足ど大。
和生さんは,検非違使の知将を拝見するのは初めてだが,検校姿の耐えるお姿は綺麗。小桜の一輔さんも大活躍。

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紅葉山模様の昭和レトロの着物で国立文楽劇場へ

紅葉山模様の昭和レトロの着物
初日は,11月限定,昭和レトロ紅葉山柄の着物で国立文楽劇場に出かけた。
昼の部は,近江源氏先陣館・和田兵衛上使の段,盛綱陣屋の段,夜の部は,源平布引滝・音羽山の段,松波琵琶の段,紅葉山の段である。間違いなく季節はずれは曾根崎心中くらいだ。

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2007年11月 3日 (土)

文吾さん他11月文楽公演休演情報

公式に発表されていた。酒屋の段で勘十郎さんが,親宗岸を遣っておられたので,(◎-◎;)ドキッ!!
文吾さん1箇月,代役は勘十郎さん。龍聿さん1箇月。呂茂大夫さんは急病で3日と4日だけ。お大事になさってくださいませ。

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2007年10月 9日 (火)

文楽初春公演の演目は豪華

国立文楽劇場「文楽初春公演」のラインアップが既に公式に発表になっている。
公演期間 2008年1月3日(木) ~ 2008年1月24日(木)
       休演日2008年1月15日(火)
◆第1部
七福神宝の入舩
祗園祭礼信仰記
 
金閣寺の段
 爪先鼠の段
傾城恋飛脚
 新口村の段
◆第2部
国性爺合戦
 平戸浜伝いより唐土船の段
 千里が竹虎狩りの段
 楼門の段
 甘輝館の段
 紅流しより獅子が城の段

人形が豪華そう。拝見したことないものばかり!うれし!
宝船に七福神が乗り込むと7体と21人?持ち物も多いし,満員こやろな~。

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2007年9月 7日 (金)

「吉田玉男文楽藝話」発売と公式に掲載!

『吉田玉男文楽藝話』発売!!
明日は吉田玉男一周忌追善公演の初日だ。これに合わせて,国立劇場小劇場ロビー売店にて9月8日(9月文楽公演初日)より,「 吉田玉男文楽藝話」が先行販売される。大阪は,国立文楽劇場ロビー売店にて,11月3日(11月文楽公演初日(なんでや?))より発売とか。
故吉田玉男師の貴重な藝談を、森西真弓氏を聞き手に迎え、厳選の名作三十二演目について舞台写真付きで収録。
初日をご覧の方は情報よろしくお願いします。

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2007年8月24日 (金)

玉男さん追善公演の成功祈願・道明寺天満宮

24日,日経新聞朝刊に,玉女さんの菅公と文雀さんの覚寿のお写真入りで,成功祈願の様子が掲載されていた。モノクロの小さいお写真でも,後光が射すような覚寿,端正な菅公のお姿が際立つ。公式にもまもなく掲載されることだろう。
以下全文
文楽人形遣いの吉田文雀さんらが,23日,大阪府藤井寺市の道明寺天満宮に詣で,国立劇場での九月文楽公演第二部の成功を祈願した。
昨年9月に亡くなった人形遣い・吉田玉男さんの一周忌追善公演。演目は「菅原伝授手習鑑」,登場人物の菅原道真を玉男さんは当たり役とし,文雀さんは相手役を9回勤めた。

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