演劇

2008年7月14日 (月)

ウーマン・イン・ブラック~黒い服の女 13日(日)千秋楽

ウーマン・イン・ブラック
原案・原作/スーザン・ヒル,脚色/スティーブン・マラトレット
演出/ロビン・ハーフォード
出演/上川隆也,斎藤晴彦
上川隆也と斎藤晴彦の共演で絶賛されたロンドン発ゴシック・ホラーの決定版が、5年ぶりに再々演。秋にはロンドン公演も決定している。

怖かったよ~(涙)
老弁護士が若いころ経験した、世にも忌まわしい物語、「黒い服」をまとった女性に遭遇した怪奇体験を,語ることにより自らの恐怖から逃れようと,若い俳優に指南を受ける。俳優が若い頃の弁護士を演じ,老弁護士が何人もの人物を演じ分ける。
イギリスの人里離れた片田舎の屋敷に住んでいた身寄りのない老婦人が亡くなり、弁護士は遺産整理のために出向くが,果たして黒い服の女の亡霊が出没する。

怖いの何の,視覚に訴える怖さではなく,台詞と音響で恐怖を増幅するお芝居なので目をつぶっても怖い。観客はリピーターさんが多いのか,心の準備がよろしいのか,あまりヒエーの声は聞こえない。おまけに,物語は完結しなく,恐怖はおうちにお持ち帰りとなる。書いたら助かるやろか。書いたらもっと怖くなるし…。わーん。

うだる暑さの大阪,凍りつくシアタードラマシティ。上川さん,ぶっ飛ばしの燃える熱演で,開場はオールスタンディングのカテコとなった。

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2008年7月12日 (土)

思い出を売る男12日(土)マチネ

思い出を売る男12日(土)マチ
1953年、劇団四季創設の5ヵ月後に35歳で夭折した劇作家・加藤道夫の詩的な戯曲を、55周年記念公演のひとつとして上演中。12日は前楽にあたる。
主人公の思い出を売る男は、加藤本人とされている復員兵の詩人でありサキソフォン奏者だ。誰もが戦争の深い傷を負っている時代、詩と音楽で思い出を甦らせようとする男の前を、花売り娘、広告屋、GIの青年、街娼、乞食、闇市のボスが通りかかる。

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2008年4月12日 (土)

蜷川幸雄演出「身毒丸 復活」見たことをしゃべったら呪われそう。

さらば,わが愛 覇王別姫を拝見した勢いで,書きかけのエントリを仕上げる。2月29日(金)だった。それでも言語にするのが苦しいが…。
身毒丸 復活
作:寺山修司,脚本:岸田理生
演出:蜷川幸雄,作曲:宮川彬良
美術:小竹信節,照明:吉井澄雄
衣裳:小峰リリー,振付:前田清実・花柳錦之輔
ヘア&メイク:高橋巧亘,音響:井上正弘,舞台監督:明石伸一
キャスト
身毒丸/藤原竜也,撫子/白石加代子
父親/品川徹,小間使い/蘭妖子
あらすじ
死んだ実母を慕い続ける身毒丸は,母を売る店で父が買い求めた女・撫子と,“家”という呪縛の中で,壮絶に憎しみあい,愛しあい、拒絶しあい,求めあう。

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2008年4月 6日 (日)

今年の子供のためのシェイクスピアは「シンベリン」

駅にびわ湖ホールのチラシがあった。見逃しません。
子供のためのシェイクスピア「シンベリン
7月27日(日)14時 中ホール

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2008年4月 4日 (金)

劇団四季の立岡晃さんが29日にご逝去されました。

31日に公式に掲載されていました(以下引用)。
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劇団四季の俳優 立岡 晃さんが3月29日(土)深夜、急性心不全で逝去されましたのでお知らせ申し上げます。78歳でした。
生前最後の出演は、3月29日(土)『ウェストサイド物語』京都公演(京都劇場)のドック役でした。
□立岡 晃(たつおか あきら)プロフィール
1930年3月1日生まれ、京都府出身
1957年、創立間もない劇団四季に入団。『ひばり』で初舞台を踏む。
以来、個性的なキャラクターを生かし、『ハムレット』『オンディーヌ』『ユリディス』『ヴェニスの商人』等、四季の代表的なストレートプレイに数多く出演。『オペラ座の怪人』『夢から醒めた夢』『はだかの王様』等、ミュージカルでも活躍。
一方、劇団の医務委員として、俳優、スタッフ、社員達の健康管理に気を配るなど、劇団の医療面一切の面倒も見ていらっしゃいました。
---

最後の舞台となった29日まで,ウエストサイド物語の厳しいながら愛情溢れるドック役を務めておられたこと,ときは春の桜の季節,ご出身地の京都。78歳。まだまだご活躍が期待されましたが,舞台に生涯を捧げられた御方に相応しい終幕であられました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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2008年2月28日 (木)

リア王・良心という銀糸で舞台を繋ぐ高橋エドガー

戯曲リア王には,邪悪な庶子が引き起こすグロスター家の悲劇が副筋として添えられる。
はじめ,老グロスターは,王をないがしろにする姉達から王を守ろうと小細工を弄する。しかし,庶子エドマンドはコーンウオール側に付き,疑いを知らない嫡子エドガーを陥れ,父まで亡き者にしようとする。哀れ老グロスターは,両目をえぐられ,リアと同様,嵐の荒野に放逐される。盲いて初めて真実が見えるようになったグロスターは,それと知らずに,乞食トムにやつしたエドガーにめぐり合い,リアにも会えて噴涙する。

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2008年2月24日 (日)

平幹二朗丈一世一代の「リア王」

Lear_photo彩の国シェイクスピアシリーズ第19弾。昭和50年代から数々の名舞台を築きあげてこられた蜷川幸雄さんと平幹二朗さんが組む最後の仕事とされている「リア王」だ。蜷川さんも平さんもそれぞれリアには挑戦なさったが,組むのは最初で最後となるようだ。
戯曲/W.シェイクスピア,翻訳/松岡和子
リア王/平幹二朗
コーディリア/内山理名,リーガン/とよた真帆,ゴネリル/銀粉蝶
エドマンド/池内博之,エドガー/高橋洋,道化/山崎一
グロスター伯/吉田鋼太郎,ケント伯/瑳川哲朗
オールバニー公/渕野俊太,コーンウォール公/廣田高志

この芝居に関しては,このメンバーを集めただけで成功したも同じ。演出家というよりプロデューサーとして価値あるご決断をされた蜷川さんに感謝する。
舞台は,松羽目が描かれた粗末な板,無地の板,空を表すホリゾントの3種類の背景で構成される。その他,紅梅白梅の大木,椅子やテーブルやベッド,吊り物と旗指物。床は荒野を表す凹凸があり,砂が撒かれているため散水されていたようだ。降りものの落石も健在だ。
お衣装はジャポニズムを一切排除したシンプルな胴衣に豪華なファーコート,ヘアーはスキンヘッドかショートヘアーでロン毛の鬘もなし。
音は,能管や鼓やつけ打ちを多用し,道化の台詞回しは狂言風,老グロスターとエドガーの道行きは能楽の所作風。

蜷川さんは,リアの悲劇を老耄と短慮が招いた家庭内悲劇の拡大版。コーディリアは想像力と配慮に欠ける娘として矮小化して演出したいとことさら強調なさっておられたようだ。
リアは,冷酷な2人の娘に誇りまではぎ取られ,道化とケントだけを供に,嵐の荒野に放り出される。肉体の苦痛の極致にあって,激しい憎悪と憤怒,狂気と正気の挾間を,フォルテシモの振れ幅で往復しながら,真理を見抜き,邪悪を憎み,貧しきものへの想像力を獲得する。平幹丈のリアは,受難者としての全ての人間を代表する者として,厳然として舞台に存在する。
コーディリアは,父を救うため,フランス軍を率いドーバーに進駐する。勇ましくも美しいこと。序幕でも,追従と偽善を憎み,稚拙ながら一石を投じ宮廷を去る。意外性を強調するための三味線だとしても,コーディリア愚娘説を撤回して欲しい。
これでもかという苦難の最終幕には,縊り殺されたコーディリアを抱いてリアが咆哮するという救いのない結末が待っている。蜷川さんは,ことさら悲劇性を強調し不条理劇として権力者の転落を描きたかったようだが,そこには,運命に能動的に立ち向かい,真理にたどり着いた後に力尽きたヒーローの姿があった。
平幹丈の完全勝利で幕は下りた。果てることのないスタンディングオベイションは平幹丈へのものだった。

平幹丈は,お若いころから,激情を漲らせ,邪悪と苛酷な運命に果敢に立ち向かう主人公を演じてこられた。シェイクスピア劇の主人公は,逡巡し苦しみながらも,二択の場では清く正しい方を選択し,悪人達に挑戦した後に,運命の裁きを粛々と受け容れ,秩序の回復者に後の世を委ね舞台を去る。このような人物像はオイディプスの昔から西洋演劇において描こうとしてきたヒーロー像で,これを演じきる役者さんは,日本には平幹丈のみで,世界的にも高い評価を受けておられる。
初めて平幹丈を拝見した日から40余年。欲目贔屓目コーディリア目線。冷静さを欠いているので一旦置いて,吉田さん高橋さん編は後ほど。
2005年9月17日 ドレッサー
2006年1月15日 獅子を飼う
2007年12月25日マイファーストハムレット

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2008年2月23日 (土)

たくさんの方にお会いできた一日でした

大阪松竹座「坂東玉三郎特別舞踊公演」と蜷川幸雄さん演出の「リア王」を昼夜続けるというヘビーな観劇を決行しました(;^_^A アセアセ…。
大阪松竹座では,ご遠征の雪音さま,和音さま,ゆきよさまにお写真売り場の長い列でお目にかかれました。最後の土日ですので大変な賑わいでした。
シアタードラマシティでは,スキップさまとどら猫さまにご挨拶できました。ありがとうございました。芝居がはねたのが午後10時半近く。降り出した大雪に帰路を急ぎました。
明日は大雪になりそうですので,道中のご安全をお祈り致します。

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2008年1月30日 (水)

シアターBRAVA!で「かもめ」7月中旬上演!

BRAVA!Clubメルマガに記載されていた。
【速 報】藤原竜也×鹿賀丈史出演「かもめ」7月中旬上演!
     チェーホフの4大戯曲の中でも
     最高傑作と名高い「かもめ」を豪華キャストで♪
     詳細について近日中にホームページ等で発表♪
【公演名】かもめ
【日 程】7月中旬
【 作 】アントン・チェーホフ
【演 出】栗山民也
【出 演】藤原竜也/鹿賀丈史
     美波/小島聖/中嶋しゅう/藤木孝/藤田弓子
     たかお鷹/勝部演之/麻実れい ほか
【会 場】イオン化粧品 シアターBRAVA!
栗山民也氏の演出に期待!
「桜の園」は,戦中の信州須坂に翻案されてたし,
「ロマンス」は音楽劇だった。何かありそうだ。

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2008年1月 9日 (水)

シアターガイド2月号

Book見れば東京へ行きたくなるので,毎月は買わないシアターガイド
今月号はいのうえ歌舞伎☆號「IZO」,「リア王」他,インタビュー記事が中心だ。
行きたいお芝居が一杯だが,ケラリーノ・サンドロビッチの「どん底」,アトリエ・ダンカンの「サド侯爵婦人」かな。

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2008年1月 6日 (日)

ビューティ・クイーン・オブ・リナーン

Main5日,シアタードラマシティで『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』を観劇した。
脚本:マーティン・マクドナー,演出:長塚圭史
キャスト
モーリーン(独身中年女性・リナーン在住)/大竹しのぶ,マッグ(モーリーンの母・同居)/白石加代子,パートー(モーリーンの意中の男・イングランドで労働)/田中哲司,レイ(パートーの弟・リナーン在住)/長塚圭史
あらすじ
60年代のアイルランドの片田舎,ゴールウェイ コネマラにあるリナーンに暮らす40女のモーリーンは,母と二人暮らし。我が儘で支配的な老母と激しく憎しみ合いながら,朽ち果てようとしていた。
ある日,近くに住むレイが,イングランドで働く兄パートーが帰郷し,パーティーを開くとの知らせを持ち込む。モーリーンは新しいドレスを買ってパーティに出席し,その晩、パートーを家に連れて帰ってくる。娘の幸福をことごとく壊そうとするマッグは,翌朝,激しくののしり,モーリーンに精神病歴があることを暴露する。

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2007年12月30日 (日)

2007風知草の人気記事ランキングベスト10は,仁玉菊染水アイーダ

Fubako1_2今年の締めとして,アクセス解析を活用して,ページ別アクセスランキングを通年集計しました。風知草のエントリの客観的評価です。芝居浄瑠璃玉菊マンカス好きと公言しておりますが,きっちり
仁玉菊染水アイーダと並びました。夏に集中していることから,この頃のっていたことが分かります。気合いと思い入れどおりの順に並んでいるようです。
ご高覧本当にありがとうございましたm(__)m アリガトォゴザイマシタ。

1位:朧の森に棲む鬼・大阪松竹座
2位:宝塚雪組公演・エリザベート・達成感一杯の初日
3位:国立劇場「初瀬/豊寿丸・蓮絲恋慕曼荼羅」
4位:玉三郎丈が南座にしつらえられた6曲1双の春秋図屏風
  阿国と妻菊・鍛冶の娘は舞い上手

5位:400年待ち続けたヴァイオラ
    NINAGAWA十二夜は深化中

6位:大阪松竹座・仁左さまの「女殺油地獄」
7位:アイーダ・新名古屋ミュージカル劇場初日
8位:アイーダ・6月23日ソワレ・アイーダ新キャスト
9位:シネマ歌舞伎・京鹿子娘二人道成寺・サブリミナル玉様
10位:秀山祭九月大歌舞伎23日夜の部リライト
次点はキサラギでした。
11位:キサラギ
愛とエスプリを錬磨致します。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。

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2007年12月29日 (土)

KANADEHON 忠臣蔵 by 花組芝居

花組芝居20周年記念公演の掉尾を飾るKANADEHON忠臣蔵!
シアターBRAVA!劇場に何とか潜り込んだ。脚本は,2001年版を基本に時点修正されたものだ。
脚本:石川耕二,演出:加納幸和,イラスト:岡田嘉夫
配役
戸無瀬/加納幸和,おかる/植本潤,桃井若狭之助・斧定九郎/北沢洋,石堂右馬之丞・お石/山下禎啓,塩冶判官・寺岡平右衛門/小林大介,天河屋義平/水下きよし,顔世・矢間重太郎/嶋倉雷象,おかや/八代進一,加古川本蔵/溝口健二,大星由良助/桂健一
あらすじ
大序から十一段目まで,浄瑠璃の原作に忠実に全段の通し上演。二段目桃井館の場では,大星家と加古川家の浅からぬ縁,三段目では贈収賄,職場離脱及び傷害事件の現場,十段目では天河屋一家の忠心,十一段目ではスペクタクルな討ち入りシーン等,通常の上演では省略されがちな脇筋もしっかりポイントを押さえ,奥行きの深い物語であることを余すこと無く見せてくださった。

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2007年12月25日 (火)

劇団四季のハムレットが昨日開幕…

ワタクシごとで恐縮だが,マイファースト「ハムレット」は,劇団四季創立15周年を記念して1968年に上演された浅利慶太氏演出の舞台だった。このときのタイトルロールは平幹二郎さん,オフィーリアが影万里江さん,レイアティーズが日下武史さん。
不遜を省みず,勝手に父上と思い込ませていただいている平幹二朗氏は,映像の仕事においても,近年は重要な悪役を中心にご健在で,2008年の大河ドラマにも出演される。
舞台では,年明けに,蜷川さんと一世一代の「リア王」だ。1968年がフリーになられた年で,同年,劇団四季の「ハムレット」でタイトルロールを演じ,各界から高い評価を受けられたことが,後年の飛躍の契機だった。

で,創立55周年のハムレットが,昨日,田邊真也さん主演で昨日開幕した。ホレイショーは,味方隆司さん,レイアティーズには,劇団昴の坂本岳大さんのようだ。新キャストは新鮮な魅力の実力派。溜めた力を爆発させる福井晶一さんの登場が待たれる。

しかし,40年間嗜好が変わらないところが,初心貫徹というか,成長がないというか…。ひな鳥が初めて見たものを親と思い込む習性に似ている。

訂正
マイファースト平幹氏は1968年のハムレットかと記憶していましたが,アンドロマックを鮮明に記憶しているので違いました。マイファースト平幹氏は,1966年『アンドロマック』のピュリスでした。前後脈絡がないですが,おみ足の長さは覚えています。

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2007年12月22日 (土)

花組芝居KAMADEHON忠臣蔵 in OBP

花組芝居KAMADEHON忠臣蔵 in OBP
22日夜は,座頭で演出家の加納幸和さんのアフタートーク付き。
大序から十一段目まで2時間半で,本格的且つスピーディな見せ場、見せ場、連続の演出だ。本当に贅沢な舞台だ。義士たちや絡む女たちの魂を、はかなげな黒揚羽で象徴した装置や小道具も美しい。
写真はロビーにあったリリパットアーミーからの贈り物のフラワーアレンジメント。討ち入り装束のだんだら模様がポイント。
今日は,ムンパリさま,ハヌルさま,スキップさまに,拡大オフ会に混ぜて頂き,楽しい時間を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました。

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2007年12月17日 (月)

欲望という名の電車

Cast_2篠井さん主演「欲望という名の電車」を,シアタードラマシティで12月5日拝見した。1公演だが,パンフレットが売り切れという事態に涙。このキャスト,この演目は,必見でしょ。
作:テネシー・ウィリアムズ,翻訳:小田島恒志,演出:鈴木秀勝
キャスト
ブランチ/篠井英介,スタンリー/北村有起哉
ステラ/小島聖,ミッチ/伊達暁
あらすじ
ニューオーリンズ。ブルースが似合う野卑な魅力のある街だ。
労働者スタンリーと妻ステラのアパートへ,無一文となったステラの姉ブランチが転がり込んできた。姉妹はアメリカ南部の大農園ベル・レーヴの上流階級の出身だが,実家はもはや無い。
狭いアパートの共同生活では,ブランチは,スタンリーの粗暴さ,下品さを受け容れ難く,スタンリーは上品ぶったブランチを徹底的に嫌う。それでも,スタンリーの友人ミッチとブランチは惹かれ合い,一時はうまくゆくかにみえたが,スタンリーは,ブランチの不名誉な過去を知り,ミッチに暴く。

生活臭のある庶民階層の暮らしぶりを示すため,装置や小道具が多く舞台上に存在する。客席通路をストリートに見立て,頻繁に俳優が出入りする。
篠井さんは,美しいブラックドレスとホワイトドレスの拵え。上品さ,美しさ,年齢,異星人のように浮いている感じが素敵。
いつも凛々しい北村さんは今回は粗野で下品な役作りだが,やはり知的で,女性が本能的に畏れる感じに至っていない。お声いいし~。もっとも,そのような方が俳優さんとして人気を博するとは考えにくいので,これで十分。問題のシーンも一発だけでホッ。
小島聖さんのステラは,善良さを前面に,好感の持てる役作り。伊達暁さんのミッチは,ミッチ役の強面だがやさしいというセオリーに反し,若くナイーブな好青年。

未だによく分からないのが,ブランチの不品行はニューオーリンズでも受け入れないものなのだろうか。戯曲の主題の根幹に関わるのだが,今日性があるのか。どちらかといえば,階層対立の報復を受けたという性格を強調していた今回の演出は納得しやすかった。
北村さんでも恫喝は怖い。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。

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2007年12月11日 (火)

新派で鹿鳴館

どら猫さまに教えて頂きました。
日刊スポーツドットコムに,来年6月,新派120周年記念公演に鹿鳴館と婦系図がかけられるそうだ。鹿鳴館の影山伯爵は市川團十郎丈,清原は西郷輝彦さん,婦系図の早瀬主税に片岡仁左衛門丈と客演陣が豪華だ。
新派を拝見したのは,最初が,昭和50年代に先代水谷八重子氏で一度。最後が数年前の南座で,当代水谷八重子氏の「恋女房・吉原炎上」を観劇しただけという勉強不足者だが,繁栄と発展はお祈り申し上げている。
「鹿鳴館」好きとしては,久雄はどなたが?気になるところだ。

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2007年12月 9日 (日)

四季の公式にハムレット稽古場風景が掲載

昨日からアップされていた。残念ながら,レイアティーズのお顔が見えないが,胸板の厚い偉丈夫の役者さんのようだ。
遅ればせながら,田邊真也さんのハムレット就任にささやかな祝辞を述べさせて頂く。
劇団四季のハムレットは,数年に一度,相応しい役者が揃ったときや,ハムレットを演じることにより,ハムレット役者となる逸材が現れたときにかけられる特別の演目だ。
田邊さんは,「ユタと不思議な仲間たち」のタイトルロールを長く演じたのち,昨年一年間,三島由紀夫氏の戯曲「鹿鳴館」において,ヒロインの息子で愛憎の要となる「清原久雄」役を好演し,ロングラン公演を推進するキーパースンとなられた。その間に,「クレージーフォーユー」でも,主演のボビーを努め,切れ味鋭いタップを披露されている。
考え抜いて構築した性根のうえに,舞台で起こる一挙手一投足に確かなハラがあるところが魅力的な役者さんだ。
田邊さんらしく,相手との心の交流を大切にするピュアで繊細なハムレットを望む。
自由劇場では早くも延長決定とか。京都劇場にも来てくださることだろう(来て欲しい。)。

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2007年12月 5日 (水)

ビューティ・クイーン・オブ・リナーン,キャスト変更

白石さんvs.大竹さんの母子対決が見ものと期待される「ビューティ・クイーン・オブ・リナーン」に出演予定だった黒田勇樹さんが休演される。で,演出の長塚圭史さんが代演のことだ。
どちらにしても見る。asahi.comに詳しい。

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2007年11月26日 (月)

昨日は「鹿鳴館」千秋楽

昨日11月25日は,三島由紀夫氏の命日だ。1970年,『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後,自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。
劇団四季自由劇場で,この日を千秋楽として目論んで上演されていた『鹿鳴館』東京公演が終幕した。
福井晶一さんのファンを標榜しながら,清原久雄役で登板されているお姿を見に駆けつけていないことを激しく反省している。
公式ページで,特別カテコの様子を拝見すると,通算上演回数195回のロングランの長期に亘り,清原久雄役を演じられた田邊真也さんがメンバーを代表して挨拶をなさったようだ。
鹿鳴館は,世俗の幸福を,華麗な修辞とシニカルなレトリックで哄笑する技巧に満ち満ちた戯曲だ。どちらかといえば,親の世代の役者さんたちの顔見世的な興行意図を満たすものだ。今公演では,演技者さんの自律的な心の交流により,感動もできる物語であることを実証した。
田邊真也さんの功績は大きい。三島由紀夫氏自身を投影する破滅的な生き方しかできない清原久雄像を,母の愛を求めてやまないナイーブな青年として共感が得られる人物とされた。拝見するたびに泣かされた。また,福井晶一さんもきっぱりとした直情的な人物として演じられたようだ。
さて,二人の久雄の今後が気になるところだが,京都劇場に,○○と○○で来ていただけたら嬉しいな。そのときは,観劇依存症患者として客席から病院に担ぎ込まれるかもしれない。

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2007年11月19日 (月)

賢明さには欠けたがあまりにも深く愛した男だったと,「オセロー」

Othello16011月17日(土),ソワレを気合で観劇!
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
作/W・シェイクスピア,翻訳/松岡和子
演出/蜷川幸雄
キャスト
オセロー/吉田鋼太郎,デズデモーナ/蒼井優,イアゴー/高橋洋,エミリア/馬渕英俚可,キャシオー/山口馬木也,ブラバンショー/壤晴彦
あらすじ
ルネッサンス期のヴェニス公国。イアゴーは,傭兵隊長で,百戦錬磨のムーア人将軍オセローの旗手だ。イアゴーは,オセローが同輩のキャシオーを副官に昇進させたことを深く恨み,オセローの秘密の結婚を,花嫁の父に通報する。オセローが妻としたのは,元老院議員ブラバンショーの若き令嬢デズデモーナだ。父の許しを得られない二人だったが,年齢,人種,境遇の障害を超えて,深く愛し合っていた。
折りしもトルコ艦隊が,ヴェニス領キプロスを脅かすという国難が勃発し,オセローはヴェニス艦隊を率い,妻と共にキプロスに向かう。トルコ艦隊は嵐に壊滅し,所領は安堵,オセローはキプロス総督に任命され,平和が訪れたかに見えたが…。
イアゴーは,デズデモーナがキャシオーと通じていると,オセローの嫉妬心を煽り,3人を一挙に滅ぼそうと,キプロスで行動を開始する。

蜷川さんの信頼厚い吉田鋼太郎さんがタイトルロール。また,蜷川さんに育てられた高橋洋さんが,これまでのマーキューシオ系の華やかなお役から一転,どす黒い嫉妬を拡散させるイアゴーを演じる。また,ハチクロなどで透明感ある娘役を好演し,実力と麗姿がそろった蒼井優さんが,初舞台でデスデモーナだ。
『壮年の黒人男性と,若い白人娘の結婚が巻き起こした悲劇』という明快な松岡和子さんの新約に忠実に,愛を求めずにいられない人間の悲しさ,気高さ,愛おしさで観客を叩きのめす最新作!
愛と憎しみは相生の花木。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。

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2007年11月 6日 (火)

今週から福井さんが清原久雄!

劇団四季の公式には,その週に行われる公演のキャストが掲載されている。翌日には,アンサンブルも含めて,日ごとに前日のキャストが掲載され安否確認が可能だ。
今週は表題のとおり。
劇団四季の福井晶一さんは,主にミュージカルを中心に活躍。この夏はリリーフ無しでアイーダのラダメス将軍を登板された。バラード調の情感ある歌曲が得意で,「迷いつつ」や「ラダメスの手紙」のナンバーは圧巻。正義感溢れる芸風で,古風で質実,痩身のルックスで,鹿鳴館の清原久雄という憂愁の青年がお似合いと思われる。
昨年冬,福井さんは2週間,清原久雄を演じられたが,田邊さんが,父母の愛を求めてやまない屈折した青年を好演されていたので,なかなかお声がかからなかったようだ。ラスト3週間だが,福井さんの存在感を示して欲しい。

11月8日加筆。記念の復帰日は11月7日だった。↓

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2007年9月21日 (金)

平 幹二朗さん・ウィキより抜書き

リア王のチラシにナイジェル・ホーソーン卿と比肩して書かれてあったので,とーぜんと思いながらも気を良くして…。また,奇特なトラバもいただきましたので転載させていただきます。
平 幹二朗(ひら みきじろう)
1933年(昭和8年)11月21日
日本の俳優。広島県広島市小網町(現中区小網町)出身。
長男は俳優の平岳大。
広島県立上下高等学校卒業後、俳優座養成所に5期生として入所。同期に木村俊恵・今井和子・藤田敏八(後に監督)ら。1956年俳優座座員となり、同年『貸間探し』で初舞台。以後、『千鳥』『四谷怪談』『ファウスト』などに出演。端正な容姿と、スケールの大きさを感じさせる演技で注目され、仲代達矢とともに同座の若手ホープと目される。

1963年テレビドラマ『三匹の侍』にレギュラー出演。五社英雄演出によるリアルな殺陣シーンで、テレビ時代劇の流れを大きく変えたこの作品で、ニヒルな浪人役が人気を集めた。お茶の間にもお馴染みの顔となり、時代劇を中心に多くの主演ドラマを持った。1968年フリー。同年劇団四季の『ハムレット』で主役を演じ、各界から高い評価を受ける。続く『狂気と天才』などの演技も高く評価され、日本を代表する舞台俳優の一人となる。テレビドラマでは、1970年『樅の木は残った』、1973年『国盗り物語』とNHK大河ドラマで2度に渡って主演。大河ドラマではその後も助演として出演。1988年放送の『武田信玄』では、武田信虎役で横暴な支配者と失意の流浪者という全く相反する姿を演じている。1992年放送の『信長 KING OF ZIPANGU』では織田家をかどわかす架空の祈祷師・加納随天役で、不可解さと迫力に満ちた演技を見せつけた。

1976年に蜷川幸雄演出『近代能楽集 卒塔婆小町』に主演。以降、『王女メディア』『近松心中物語』『NINAGAWAマクベス』,『タンゴ・冬の終わりに』,『テンペスト』,『グリークス』など数多くの蜷川演出作品に主演、海外公演でも高い評価を得る。1993年には、東京グローブ座でシェイクスピア全37作品上演に挑戦するという壮大な計画を発表。以後『マクベス』(1993年)、『ハムレット』(1994年)、『オセロ』(1995年)、『十二夜』(1995年、1998年)、『リア王』(1997年)、『テンペスト』(2000年)など、着実に実行している。1970年に女優の佐久間良子と結婚し、一男一女に恵まれたが、1984年に離婚している。

代表作は前記の他に、舞台『シラノ・ド・ベルジュラック』,『俊寛』,『鹿鳴館』、映画『他人の顔』,『天城越え』、テレビドラマ『新選組始末記』,『義経』,『けものみち』など

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2007年9月20日 (木)

リア王配役が公式に掲載

気も狂わんばかりに楽しみにしているリア王。
公式に素敵な平幹二朗氏のお写真が…。平幹氏の娘になりたい。

2008年1月19日(土)~2月5日(火)全18回公演
彩の国さいたま芸術劇場・大ホール
2008年2月22日(金)~24日(日)全4回公演
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
配役
リア王/平幹二朗
コーディリア/内山理名,リーガン/とよた真帆,ゴネリル/銀粉蝶
エドマンド/池内博之,エドガー/高橋洋
オールバニー公/渕野俊太,道化/山崎 一
グロスター伯/吉田鋼太郎,ケント伯/瑳川哲朗
道化が山崎一さんというのが期待大。エドマンドv.s.エドガーの対立軸がくっきりし,高橋さんの裸がありそう。


おとみの勝手配役予想…恥ずかしながら外しまくりました。グロスターとケントが逆,高橋さんの道化に過剰に期待しました。etc.

道化/高橋洋,コーンウオール公/山崎一
グロスター伯/瑳川哲朗,ケント伯/吉田鋼太郎
エドガー/?

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2007年9月19日 (水)

この命誰のものの主演は味方さん

YOMIURIONLINEに,開幕した劇団四季「この命誰のもの」の劇評が掲載されている。
主演の味方さんのお写真も,ええお顔に写っている。
味方さんといえば,コーラスラインのポール,夢醒めの夢の配達人,マンマのハリーなど,夢と現の狭間を飄々と歩んでおられるイメージがある。スレンダーで長い手足が,影法師のよう。典型的な足長おじさんキャラと独り決めしている素敵な俳優さんだ。
わーん。味方さんが主演なら,何としても拝見するスケジュール組むのだった…。うらみに思うゾ。

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2007年9月18日 (火)

藤原竜也さん主演で「かもめ」

藤原竜也さん主演で,チェーホフの「かもめ」が,2008年6月中旬~7月中旬,赤坂ACTシアターで上演決定という情報がアップされていた。

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2007年9月17日 (月)

「エレンディラ」16日マチネ

大阪城公園のシアターBRAVA!で,「エレンディラ」を観劇した。前評判も,あまりに壮大な演出プランで公演が1年延期になった,3幕構成で上演時間4時間…等々,期待はいやがうえにも高まる。
原作: ガルシア・マルケス
「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」 鼓直 訳 新潮社刊「ガルシア・マルケス全小説」より
脚本:坂手洋二,演出:蜷川幸雄,作曲:マイケル・ナイマン
美術:中越司,照明:原田保,衣裳:前田文子
キャスト
ウリセス/中川晃教,エレンディラ/美波
祖母/瑳川哲朗
作家/國村隼,語り部/品川徹,語り女/山本道子
ウリセスの父/石井愃一,ウリセスの母/立石凉子
写真家/あがた森魚
あらすじ
南米のとある村に,翼のある息も絶え絶えの老人が倒れていた。天使か悪魔か。老人はエレンディラという女の名を呼び続ける。その瞬間,老人の魂は美しい少年の姿となって現れ,過去を語り始める。
強欲な祖母に売春を強いられ,テントで旅する美少女エレンディラ。ある日無垢な少年ウリセスに出会い,二人はたちまち恋におちる。ウリセスは不思議な力を持つ少年だった。
引き裂かれても阻まれても,求め合う二人の魂は,二人を結び合わせる。とうとう,祖母を殺害し,共に逃げようとしたが,エレンディラは砂漠に走り去り,行方知れずとなった。
語り部の語るこの地方のエレンディラ伝説を小説にまとめている作家は,この物語の真実を探ろうとする。

乾いた大地,たまさか降る雨,遠い海,井戸を求めて彷徨う祖母と孫。熱い血がたぎり,売春,強盗や殺人が日常的な,地球の反対側の南米。エレンディラの長い長い苦行を表すため,発端の失火,務めの開始,修道院への軟禁,軍隊による逮捕などと脱走と殺人未遂が交互に回り続ける。信じがたい悲惨な売春暮らしを続ける美しい少女の前に,無垢な少年が現れ,当然のように恋が始まる。もう独りでは生きられないほどの狂おしい恋。恋は奇蹟を呼び,ウリセスは内に秘められていた力に目覚める。
シニカルかつアイロニカルな現実に引き戻されそうになりながらも,基本は無垢な魂の飛翔と,魂の美しさだけが生きる全てという極めて真っ当な主題である。
蜷川さんは,これまで成功した演出を全て盛り込む。いちいち,あれはあのときの…,これは,異ジャンルの演劇のこの部分の導入,あれは某演出家の…と書き連ねることに意味があろうとも思えないので,まとめると,出来ること全てなさったということだ。
ワタクシ的には,蜘蛛女がツボ。駝鳥さんもシュール。


シンガー&ソングライター,ミュージカルスターの中川晃教さんは,台詞の声から美しく,エキゾチックなマスクとスレンダーな肢体の美波さんは,世界を救世する美しさ。邪悪を体現する瑳川さんの老婆の演技と朗々たる歌唱には参った!,ひとりまともな日常性のある作家の國村さんが異星人のようだ。

ナレーターが,ウリセス,語り部,語り女,作家とリレーされ,凡婦は混乱した。小道具の使い方がお上手なのは分かるが多すぎないか。興味深いので,ついじーと見てしまう。全部暗喩があるはずだ。紗幕,カーテン,テントの布の使い方が手慣れて綺麗だ。フライングは意味のあるときにしか使ってはならないという見本のようなエンディング。

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