翻訳ミュージカルで大作そうということで観劇することに…。
原作:バロネス・オルツィ「スカーレット・ピンパーネル」
脚本・作詞:ナン・ナイトン,音楽:フランク・ワイルドホーン
潤色:小池修一郎
1997年にブロードウェイで初演。1998年には、トニー賞の作品賞、脚本賞、男優賞にノミネート。全米やヨーロッパ各国において上演中の人気作品。
あらすじ
フランス革命後,急進派の恐怖政治の時代,元貴族というだけで処刑されようとする人々を亡命させる「スカーレット・ピンパーネル」という秘密結社があった。その首領は,神出鬼没のうえ変装の名人で正体不明だが,元貴族や革命政府に失望している民衆からは救世主のように尊敬され,革命政府は躍起になって追い続けていた。実は,普段はお気楽な遊び人の英国貴族パーシーがそのスカーレット・ピンパーネルで,新婚の妻マルグリッドにも,真実を明かしていない。二人の心の隙間に付け入るマルグリッドの元カレの革命政府の要人ショーヴラン。3人の愛と政治の駆け引きが華麗に開幕する。
血沸き肉踊る西洋活劇。小池センセの潤色が大成功で,パリの町並み,コメディ・フランセーズの舞台,あっという間にドーバー海峡を渡るシークエンス,貴族や民衆の衣装が美しい。何より,主演の安蘭さんのために新しく作曲されたパッショネイトな主題曲「ひとかけらの勇気」をはじめ,流麗かつ豊穣な楽曲と星組の生徒さんの歌唱が素晴らしい。
様式美溢れるラブトライアングル,華やかなチャンバラ,楽しい変装,粋な大団円(若干,遠山の金さん)。革命劇にしては死者は最小限。非の打ち所の無い仕上がりとなっている。
お約束が過ぎると笑わば笑え。女性客の願望を全て叶える,これが宝塚。
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