七月大歌舞伎 in 大阪松竹座19日(土)昼夜・付30万ヒット御礼

今年の七月大歌舞伎は、顔見世と見紛うばかりの分厚い座組と手堅い演目揃えで、歌舞伎の魅力を堪能できた一日だった。
菊様の花の顔と月宮殿の天女のようなお声に拝謁し、抜群の延命効果が…♪
また、本日、昼過ぎに30万を踏んで頂き、つどいさまから、おとみの原風景3でというお題を頂戴しました。物語を探すレトロスペクティブは、むしろ新発見のトラベル。行って参りま~す。
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今年の七月大歌舞伎は、顔見世と見紛うばかりの分厚い座組と手堅い演目揃えで、歌舞伎の魅力を堪能できた一日だった。
菊様の花の顔と月宮殿の天女のようなお声に拝謁し、抜群の延命効果が…♪
また、本日、昼過ぎに30万を踏んで頂き、つどいさまから、おとみの原風景3でというお題を頂戴しました。物語を探すレトロスペクティブは、むしろ新発見のトラベル。行って参りま~す。
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玉三郎丈気迫の泉鏡花越前山津波二部作がかかる夜の部も大盛況だ。高野聖は、戯曲ではないが、ダイアローグで進む小説なのでそのまま上演とか。また、珍しく観客を喜ばせて頂く趣向が凝らされていて驚く(◎-◎;)。
鏡花作品のそのお役のために同座された役者さんたちの確かなお仕事にパチパチ。
音楽がキーアイテムのお芝居の鍵を託された右近ちゃんにブラボー!
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昼の部は完売の大人気。運良く、立ち退かなくて良いお席で、2メートルくらい真上を、何もかもビッグな海老蔵源九郎狐さんが、喜びを目一杯光らせて飛んで行くのを拝見。
玉様静御前は、お姉さまらしく見守っておられた。
義太夫の演奏のみで、人形浄瑠璃の原典を踏襲したプリミティブな吉野山も、通しではいい感じ。
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片岡我當一門の勉強会「ときわ会」は、ワッハ上方で今日、2公演が開催された。
眼目は、吉弥丈の戸無瀬、純弥さんの小浪で「道行旅路の嫁入り」なので、何はさて置きと申し上げたいところだったが、折り悪しく出張が入り、危ういところだった。ホッ。
禿の実年令の祥太郎ちゃんの「羽根の禿(吉弥丈の後見付き)」、千次郎さんの京人形、佑次郎さんの左甚五郎と、「ときわ会」ならではの楽しみがてんこ盛り。つい3日前まで「俊寛」で各地を巡っておられた一座ならではの充実ぶりと互いの信頼感に、元気を一杯いただけた。
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21日は,大阪市民歌舞伎ということで,四天王寺前夕陽丘のクレオ大阪での公演だ。
薪車丈の解説と、片岡我當一門の「俊寛」の充実プログラムに、なんと純弥さんの岩藤、當史弥さんのお初で「加賀見山」。動転するやおませんか。
で,肝心の吉弥丈は丹波少将成経。さすが,上品で細やかな情愛があふれるよい雅男だった。
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記事はこちら。
そうでしょう。そうでしょう。そうでなくてはいけません。古今東西,400年待ち望んだヴァイオラでございます。男,女,若衆。3つのジェンダーと2つのセクシャリティを,只往復するだけでなく,暫時変身するプロセスまで魅せてしまわれる菊様。世界を震撼させること間違いございませぬ。
しかし,その功績を自分の資質ではなく,蜷川さんの手柄になさるゆかしい人となりも透けて見えそう。
もうダメ~。ドタッ。
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今年の上方歌舞伎会は,本朝廿四孝と七段目。
待っていたキャスト発表に思わず(^o^)
坂田藤十郎=指導 片岡我當=指導
本朝廿四孝 一幕二場
謙信館十種香の場
同 奥庭狐火の場
八重垣姫 扇之丞
長尾入道謙信 松次郎
腰元濡衣 竹朗
原小文吾 當吉郎
白須賀六郎 千次郎
人形遣い 純弥
武田四郎勝頼 千壽郎
片岡仁左衛門=指導 片岡秀太郎=指導
仮名手本忠臣蔵 一幕
祇園一力茶屋の場
大星由良之助 佑次郎
寺岡平右衛門 千志郎
駕かき 松次郎
駕かき 當吉郎
仲居おふく 比奈三
仲居おたき 純弥
仲居おうめ 和之介
仲居 當次郎
仲居 竹朗
太鼓持 千次郎
太鼓持 千壽郎
大星力弥 りき弥
お軽 當史弥
他
七段目の由良之助を佑次郎さん,お軽を當史弥さんというのが目映い。純弥さんの人形遣いというのが,きつねさんと姫を遣う美しいお衣装のはず…\(^O^)/
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第4回みよし会
一、「伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)」一幕二場
身売りの累(みうりのかさね)
手習いの師匠治助 片岡千次郎
寺子定吉 和田祥太朗☆
与右衛門女房 累 上村 吉弥☆
娘お孫 上村 純弥☆
百姓与の吉 片岡當吉郎
曲り金の金五郎 片岡松次郎
花扇屋亭主才兵衛 片岡佑次郎
村の歩き 片岡比奈三
判人源六 片岡當十郎 (賛助出演)
与右衛門実は絹川谷蔵 坂東 薪車 (賛助出演)
細川家の息女歌形姫 片岡りき弥
若徒丹助 片岡當吉郎
島田重三郎 片岡千次郎
御守殿柳葉 上村 吉弥☆
序幕の前に,幕前芝居がある。手習いの師匠治助の千次郎さんと寺子定吉の祥太郎ちゃんの会話により,この物語が伊達騒動の後日譚で,花水橋から後の絹川谷蔵の怪談累噺になることが分かる趣向になっている。
身売りの累の与右衛門は,醜く変貌した事実を,本人に知らせまいと配慮する思いやりのある男である。色彩間苅豆の色悪とは全く異なる,忠義な偉丈夫に薪車丈はぴったり。累の吉弥丈は,全身からにほいたつ幸福な人妻の色香から一転,醜い姿への絶望,嫉妬に狂った凄みと,自信に満ちた力演。終幕では,美しい腰元姿で絵面引っ張りの見得でやんややんや。
立ち回りのおみ足が素敵な松次郎さん,可愛らしい亭主の佑次郎さん,田舎娘はお任せの純弥さん,場違いの赤姫がそれらしいりき弥さん,丸っこい奴がらぶりーな當吉郎さん,なぜか最後にも出られる千次郎さん。皆さん活き活きと演じておられた。
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昨日開幕したヤマトタケル、5日昼の部・段治郎丈の初日を拝見した。3階正面最前列の宙乗りお迎え席で鑑賞と、気合い充分で臨んだところ、ひとつ置いて隣にスキップさまが…。楽しい邂逅に驚くやら笑うやら。
最も喜ばしかったのが,カテコに、猿之助丈!\^o^/バンザーイ
ゆったりと手を振っておられた。(涙)ウレシ…。
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公式に掲載されている。
義経千本桜忠信編と泉鏡花幻想奇譚とのハーフ&ハーフといったところ。
昼の部
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
鳥居前
吉野山
川連法眼館 市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候
鳥居前 佐藤忠信実は源九郎狐 海老蔵
吉野山 佐藤忠信実は源九郎狐 海老蔵
静御前 玉三郎
川連法眼館 佐藤忠信実は源九郎狐 海老蔵
静御前 玉三郎
夜の部
一、夜叉ヶ池(やしゃがいけ)
百合 春 猿
白雪姫 笑三郎
二、高野聖(こうやひじり)
雪路 玉三郎
宗朝 海老蔵
雁兵衛 歌 六
2年前,「山吹」のメンバーで「高野聖」がいいなと放言していたが,御自らご出演頂けるとは…。\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ
源義経には笑三郎丈,逸見藤太と富山の薬売りには坂東薪車丈,万年姥には吉弥丈をキャスティングして頂けたら最高にシアワセ。晃と学円は予測不能。
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桂九雀さんの趣向をこらした解説と,吉弥丈の妖艶な舞いで沸いた春の南座歌舞伎鑑賞教室の千穐楽を鑑賞した。
例年,装置を取り払って南座の機構を紹介なさるが,今年は置き舞台で,京鹿子娘道成寺の装置がしつらえてあった。オープニングは,九雀さん,紋付き袴に金の烏帽子に中啓という珍妙な拵えで鐘を見込むところまで。つかみオッケー。
「京鹿子娘道成寺」を題材に歌舞伎舞踊のあれこれを語られ,実演は,何と
鞠歌を純弥さんが素踊り
きゃーきゃーわーわーヽ(*^。^*)ノ
いつか,純弥さんの京鹿子娘道成寺を見届けるゾ
英執着獅子(はなぶさしゅうぢゃくじし)
振付/藤間勘祖,藤間勘十郎
傾城後に獅子の精/上村吉弥
力者/片岡千次郎,片岡佑次郎
後見/上村純弥,片岡當次郎
姫ではなく傾城の今公演スペシャルバージョン。美吉屋形英執着獅子だ。
桜の襖絵の中央が開き,黒地の豪華な打掛をまとった全盛の傾城が登場。じわが来る吉弥丈のあでやかさ。よく見ると紫の病鉢巻で夕霧風の儚げな風情。
二匹の蝶は純弥さんと當次郎さん。大活躍に力が入る。
懐紙,手紙,手踊りの後,打掛を脱いで紅白の扇の手獅子で春の風情。病も全快のようだ。
引き抜きで白地に朱系の麻の葉模様に変わり夏から秋に…。
蝶と戯れるうちに獅子の精霊が乗り移りやがて、蝶に引っ張られるようにして花道に引っ込む。
装置は襖が飛んで石橋になる。
獅子の精の拵えで後シテが登場。隈取りは鏡獅子と違い控えめ。
力者は千次郎さんと佑次郎さんお二人だけだが頑張っておられた。引き抜きとぶっかえりがあり,飽きさせないし華やかな趣向だ。
息を詰めて見守った毛振りだが,女形らしく綺麗な円弧で大きな軌道を緩やかに描き,大過なく見得が決まった。美吉屋!
結論:吉弥丈の夕霧が見たい!鑑賞教室が益々期待される。
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華やかな傾城の狂いの舞に沸いた一週間も、瞬く間に過ぎて、早くも、千秋楽。開幕40分前には、川端通から溢れんばかり。鑑賞教室16回皆勤の九雀さんと吉弥丈の奮闘は報われていること間違いない。
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妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
道行恋苧環
三笠山御殿
杉酒屋娘お三輪/孝太郎,入鹿妹橘姫/壱太郎
烏帽子折求女実は藤原淡海/扇雀
豆腐買おむら/翫雀,蘇我入鹿/進之介
宮城玄蕃/亀鶴,荒巻弥藤次/坂東薪車
漁師鱶七実は金輪五郎今国/愛之助
官女/寿治郎,橘三郎,延郎,當十郎,橘十郎,千蔵
杉酒屋娘お三輪は,烏帽子折求女と言い交わした仲。しかし,求女の元へ謎の娘が通っている様子。その娘・橘姫を求女が追い,お三輪が求女を追う。
求女を見失ったお三輪は,三笠山で立派な御殿に訪ね入る。
道行恋苧環と三笠山御殿は,野崎村と並ぶ文楽の人気演目だ。道行は,文楽本公演,若手会,歌舞伎では,玉三郎丈,時蔵丈と上方歌舞伎会で純也さんと拝見している。
どんくさいところもある田舎娘で,苛められやすいお三輪は,絶対素敵と思ったとおり,主演らしさぶっちぎりの舞台だった。
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千秋楽の1部と2部を観劇しました。華やかながら堅実な舞台でした。スキップさま、ムンパリさま、かずりんさま、cocoさまにお目にかかることができ、一層盛り上がりました。
純弥さんがご出演と,行ってから気がつきました。若衆さんたちも頑張っておられました。
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待たれる大阪松竹座七月大歌舞伎の演目と配役が公式に発表になっている。
(/\)チャチャチャチャ \(^o^)/ハッ!!
年に2度の大歌舞伎に相応しく,オールシーズン,古今東西演目に顔見世並みの配役だ。
仁左さまの八汐と弾正の二役,菊之助丈の性悪の白玉がタノシミ。御父君のご当地&時事ネタは何になることやら。
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7日(金)と15日(土)に拝見。
牡丹亭(ぼたんてい)
作 湯顕祖,指導 張継青
遊園 杜麗嬢/董飛,春香/朱瓔
驚夢 杜麗嬢/坂東玉三郎,柳夢梅/兪玖林,
春香/朱瓔,睡夢神/呂福梅
堆花 杜麗嬢/坂東玉三郎・董飛,柳夢梅/兪玖林
杜母/陳玲玲,春香/朱瓔
写真 杜麗嬢/劉錚,春香/朱瓔
離魂 杜麗嬢/坂東玉三郎,杜母/陳玲玲,春香/朱瓔
昆劇は約600ほど前の明朝の時代に生まれ,清朝にかけて200年余り劇壇の王座を占めてきた。なかでも,後世の京劇や本朝の牡丹灯籠にまで影響を及ぼしたとされている湯顕祖作・全55幕の大作『牡丹亭』は,最高傑作だ。坂東玉三郎丈は,芸術監督として総指揮を執られ,深窓の佳人・杜麗嬢を演じる。言語は勿論中国の蘇州語だ。なお,5月には,中国「北京湖廣会館」で上演される。
杜家の深窓の令嬢・杜麗娘は,春の花園で遊び,疲れてうたた寝をする。夢の中で,理想の若者・柳夢梅と出会い恋におちる。楽しいひとときは過ぎ去り,目覚めたときはもとの自室だった。そして,夏。夢で出会った若者を思い続け,やせ細った杜麗娘は死を予感し,美しい姿を絵に描き残す。中秋の名月の夜,命旦夕に迫った杜麗娘は,若者への思慕を切々と歌う。
5つの場面を3人の女形が演じる。春の場面の現身は董飛さん,夢の中で柳夢梅と遊ぶのは玉三郎丈(ええとこ取り),自画像を描くのは劉錚さん,はかなくなる場面は玉三郎丈だ。
董飛さんは,TBSニュース23に登場した若い女形さんで,玉三郎丈に心酔しておられる。お化粧や仕草を一生懸命なぞっておられいい感じだ。細身小顔で一目で女形さんと分かり,あちらの早乙女太一さんというところか。劉錚さんは,端正な容姿に綺麗なお声で,複雑に揺れる娘心をしっかり伝える実力派さん。
出ずっぱりの心優しい侍女・春香を演じるのは女優の朱瓔さん。とても可愛らしく,端麗な主演を引き立てておられた。
玉三郎丈は,「驚夢」の章でデュエットと連舞を楽しむ。柳夢梅役の兪玖林さんは,ぼーとなるイケメンで清々しく上品で真摯なイメージ。玉様は,活き活きと正に眸を回らせて一笑すれば百媚をスパーク。柳夢梅に注ぐ視線はどんどん蠱惑的に…。深窓の令嬢とは思えない積極的な激しい恋のアプローチだ。生真面目そうな兪玖林さんは大丈夫なのかとよけいな気を起こさせる程だ。
一転,「離魂」の章では,去りゆく命を前に恋心を迸らせる。雨に煙る中秋の名月の夜,「集賢賓」という哀怨の情を表すアリアを玉三郎丈が歌い上げる。この一曲を聴くだけでもこの公演の価値はある。嫋々と哀切に繊細に…,見る者聴く者全ての心の琴線を震わせる歌唱だ。丈は,20年以上前,張継青さん主演の「牡丹亭」に感銘し,夢を暖めて来られたとか。その張継青さんの歌唱指導による名演は,日中の語り草となることだろう。
装置は,屋根や柱を設けず,牡丹の美しい絨毯とドレープが美しい紗幕で抽象化。刺繍のお衣装や簪が精緻で,夢のよう…。
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一睡の夢(マジそうならないように…(^^ゞ警鐘)ような、悠久の時空のような、はかなくも甘美な舞踊劇だ。昆劇は能と同時代の発祥で、プリミティブで普遍性に富んでいる。夢幻能と近いことが興味深い。
刺激的なエンタテイメントに慣れた者には,おおどか,鷹揚,奥ゆかしさに慣れるまで一瞬戸惑うかもしれない。当然,このコンセプトは,南座のトポスに一致する。
時は弥生、花の京で打たなければならない公演と納得。
玉三郎丈の台詞や歌唱が嫋々と叙情的でうっとり…。勿論中国語デス。
日中の文化の融合と将来への伝承という夢の端緒を掴まれた御志に敬服あるのみ。
写真は,紗幕に幻想的な牡丹花の映像が浮かぶ「牡丹亭」の幕。
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毎年夏のお楽しみ・松嶋屋さんの歌舞伎鑑賞教室の演目が発表になった。
公式には,大阪市民歌舞伎が掲載されているが,いつどこで何度鑑賞するか,限界に挑戦するのも楽しみのひとつだ。
平成20年度大阪市民歌舞伎歌舞伎・その美と歴史への招待
平成20年6月21日(土)
一、歌舞伎へのご案内
ご案内 坂東薪車
二、平家女護島 俊寛(しゅんかん) 鬼界ヶ島の場
俊寛僧都 片岡我當
丹波少将成経 上村吉弥
平判官康頼 坂東薪車
丹左衛門尉基康 片岡進之介
大役の瀬尾と千鳥はどなたが…。日替わりキャスト希望。
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ベストセラーミステリーがドラマ化されたとき,ノベルと全く異なった結末が用意されていたとしたら,そしてそれが,衝撃の結末だとしたら,こう叫ぶしかない。
「やられた!」
舞台を鑑賞してこのような経験をするのは,アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を初めて観劇したとき以来だ。巨匠クリスティは,小説と戯曲では異なる二つの結末を用意し,二つながら傑作だ。しかし,これは作家にとってはリスキーな試みだ。原作に心酔し,物語に浸りきっているファンにとって,結末が書き換わることは,自己を否定されたようで,反感が生じることがあるからだ。敢えて取り組むにはその得失を考え抜いたうえのことであっただろう。
何について書いているかというと,本日千秋楽を迎えた,大阪松竹座「坂東玉三郎特別舞踊公演」の「京鹿子娘二人道成寺」である。
市川海老蔵丈が演じる大館左馬五郎による押し戻しまでの上演となった大阪松竹座バージョンは,初演,再演,シネマと構築を続けてきた光と影のデジタル画像の世界から,一気に江戸歌舞伎荒事の世界に押し戻す。
コンセプトは,今回変更となった部分に凝集されている。
「ただ頼め〜」の紫紺のお衣装を脱皮し,墨色の鈴太鼓になったところで,現れるはずの玉三郎花子が登場しなく,菊之助花子の孤軍奮闘のうちに鐘入りとなる。鱗四天が引き上げると,中には,後シテの拵えとなった恐ろしい形相の玉三郎清姫が…。菊之助清姫はすっぽんの切穴から出る。
期が最高潮に熟したところで左馬五郎が堂々の登場。
「大和屋の兄ぃと音羽屋の菊之助によく似た化け物め」
「オレの親父の市川團十郎が幾度も勤めし十八番、歌舞伎の花の押戻し」
空気を変える大音声(やんややんや)。
綺麗な見得の数々の後に,鐘の上に二人の清姫の怨霊が,鎌首をもたげる双頭の大蛇の絵面で鎮まり幕(もうどうにでもしてくれ〜)。
進境著しい菊之助丈であっても,鈴太鼓がお一人では,大蛇側は戦力ダウン。しかも,主体の恐ろしげな玉三郎首が先に正体を割り(最近正体割り過ぎ),ダミーの可愛らしい菊之助首も同じ姿に…。
ここで,過去の上演でお二人が担った光と影,実体と虚像の位置づけが反転していることに気付く。菊之助丈がすっぽんの切穴から登場するのが何よりの証拠。くどいが,正体は蛇体で娘姿が幻影だ。
「こういう玉三郎丈をあと何年見られるだろうか。」,「三人が揃うのはこれが最初で最後になるかもしれない。」という(本題以外の)涙のツボの仕掛けはこれだ。何という自己に厳しく凄まじい演出か(涙)。
過去の上演はテーマ寄り,松竹座版はエンタテイメント寄り。耽美から勧善懲悪,情念から通力へ…。書き換え狂言の趣向を超えて,スリリングなミステリーを読み進む楽しさを味わわせていただいた。
ああ,ミステリー読破には避けられないつらいときがくる。解決編を開けば結末だ。
しかし,創造を続けられる多作の玉様は,早くも次回作をご用意しておられる。貪欲な読者気分にさせていただいたことに感謝し,マイエピローグとなった。
2007年4月1日 シネマ歌舞伎・サブリミナル玉様
2006年2月6日 歌舞伎座二月大歌舞伎・夜の部
2008年2月9日 坂東玉三郎特別舞踊公演 in 大阪松竹座
公演名は,大阪松竹座二月大歌舞伎で良かったような…。いつまでも見ていたい。ポチッ
歌舞伎 |
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20日,日本伝統芸能振興会が主催する「そごう劇場・上方歌舞伎と女形」というセミナーに参加した。そごう劇場は270席だが満席!
●古典はともだち 上方歌舞伎と女形
第1部 対談「上方歌舞伎について」 上村吉弥vs 河内厚郎
第2部 対談「女形の魅力」 上村吉弥 vs 河内厚郎
第3部 素踊り「蓬莱」 上村吉弥
第一部と第二部は夙川学院短期大学教授で文化プロデューサー河内厚郎先生との対談だ。河内氏は阪神間の夙川を拠点に,阪神間系モダニズム文化だけでなく,上方の総合文化の再生と発展のための活動を続けられ,昨秋,尼崎で近松文学の異種芸能コラボを実現された。
とはいえ,対談は,吉弥丈のお茶会風で,丈の来し方行く末を縦横にとりとめもなく進んだ。特に,今年の5月24日,25日に開催される上村吉弥丈の自主公演「みよし会」は,先代の十三回忌+1年に当たるので,心を込めて開催したいとのこと。この演目,この配役,期待される(公式に発表)。
吉弥丈の芸域は,老若男女,善悪の限界に挑戦なさるかのように何でもなさり,いずれにおいても,確かな芸と端正な容姿に裏付けられた品格と情に溢れるものだ。
上方歌舞伎に必要とされる役者となり,どのようなお役も大切に演じてゆきたいという抱負はあられるが,ホンネは,故澤村宗十郎丈がなさっておられたような心熱く闇と情念に突き動かされる女性を演じられたいようだ。
ワタクシ的には,吉村祥太郎ちゃんという素敵なお弟子さんが適齢なうちに,伽羅先代萩,重の井の子別れ,隅田川,袖萩祭文,どんどろ大師の再演など母もの希望。
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一、連獅子(れんじし)
狂言師右近後に親獅子の精 海老蔵
狂言師左近後に仔獅子の精 尾上右近
浄土の僧 遍念 薪車
法華の僧 蓮念 竹三郎
二、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
道行より押戻しまで
白拍子花子 玉三郎
白拍子花子 菊之助
大館左馬五郎 海老蔵
暖かい大阪でも雪が降りしきるなか,開幕から最初の休日なので,駆け付ける方々が多数。
連獅子では,若々しい獅子の親仔が清々しく,壮年親子の宗論が微笑ましい。
京鹿子娘ニ人道成寺では,菊之助丈が挑戦の域を超えて主演だぁ\(^^)/!!!
娘の中の神性と魔性を矛盾なく舞台上に息づかせておられた。魔性は玉様のものだが,神性は菊様の世界。今の菊様の鏡獅子が見たくなってきた。
鐘入り、青竹、後シテの拵えなど,どう来られるか気になっていた新趣向は,限りなく華やかで,精神性や芸術性より歌舞伎味と娯楽性を凝らした楽しいものに…。賛否両論はありえない!
二人花子はイリュージョンではなく,実は双頭の大蛇だった。左馬五郎さん,勝ち目はあるかもしれないぞ。
鐘の中に二人も入れるのか,青竹の長さは2倍になるのか,いっそ2本,鱗四天の人数が足りるのかとか,しょうーもないこと気にしてました(O.O;)(o。o;)。
歌舞伎 |
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【輝interview】歌舞伎俳優・尾上菊之助 「心で踊る」一心に未来見つめ
大阪松竹座で三度,玉三郎丈と京鹿子娘二人道成寺に挑む抱負が語られている。お写真もストイックで素敵。どこから撮っても非の打ち所のない美しいお姿。
文は亀岡典子さん,写真は瀧誠四郎さん。
あ~。大阪松竹座の怪人になりたい~。
ちなみに大阪松竹座は桟敷席はなく,両サイドの席は普通の椅子で若干斜めになっている。
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松竹のインフォメールに,7月大阪松竹座に出演者予定の役者さんが記載されていた。演目は未定。本当と思われるが,この豪華な座組では,顔見世並みの演目にしないと,役不足が生じそうだ(●^o^●)。
◎7月公演 『関西・歌舞伎を愛する会第十七回 七月大歌舞伎』
日程 7月5日(土)~29日(火)
出演 坂田藤十郎,尾上菊五郎,片岡仁左衛門,片岡我當,片岡秀太郎,片岡進之介,片岡孝太郎,尾上松緑,尾上菊之助,片岡愛之助
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20日は冷たい雨となったが、お芝居はいよいよ佳境で、熱気が漲る。上村吉弥丈は、立役が2題。一本気な馬方と舞上手の軽い、いずれも青年だ。
やはり、御大方の芸は凄いと感じる沼津が昼の部のメインディッシュ。
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メルマガが到着。公式ページには近々にアップされるそうだ。
大阪松竹座4月公演『第五回 浪花花形歌舞伎』
4月5日(土)~13日(日)
第一部 午前11時
妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
道行恋苧環
三笠山御殿
第二部 午後2時45分
一、業平吾妻鑑(なりひらあづまかがみ)
二、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
角力場
難波裏
引窓
第三部 午後7時
於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
配役も決定している。第一部は孝太郎丈がお三輪,第二部は亀鶴丈が濡髪長五郎,第三部は扇雀丈がお染の七役と,このお三方を中心とし,殆ど1月や7月公演クラスの配役だ。
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23日(日)は,夜の部のみ観劇した。4時20分から10時5分,定番の狂言5本と,歌舞伎味溢れ,お買い得感がいっぱい。
今日の功績は何と言っても,石切梶原での大向こうさん。
刀も刀、切り手も切り手、♪“役者も役者”♪大合唱だった。
大合唱は初めて聞いた。幸四郎丈,リズムノっておられた。
さて,最後の三社祭は,踊り手が悪玉と善玉のお面を付ける楽しい舞踊だ。プログラムのなかで,NHKの葛西アナウンサーはこれをマスカレードに仮託なさっておられた。
では,ワタクシもワル乗りさせていただこう。俄獅子のなかで,扇雀丈の芸者が,傘と人で構成した人力車に乗って登場する。これ,キャッツの中でがらくたで作る機関車だ。勿論大きな拍手が起こったことは言うまでもない。
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南座顔見世興行にご出演中の菊五郎丈,時蔵丈,松緑丈と菊之助丈が,国立劇場初春公演の成功祈願に京都市中京区の神泉苑にご参詣と,国立劇場の公式ページに記載されていた。
「小町村芝居正月」は,寛政元年
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