音楽

2014年7月 4日 (金)

シギスヴァルト・クイケン バッハ無伴奏の夕べ in 京都文化博物館

日時:2014年7月4日(金)18時30分開演
会場:京都文化博物館・別館ホール
演目:J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調
                       第2番 ニ短調
                       第5番 ハ短調
奏者:ヴィオロンチェ ロ・ダ・スパッラ/シギスヴァルト・クイケン

京都文化博物館別館(重要文化財・辰野金吾)でのソロコンサート。ヴィオロンチェ ロ・ダ・スパッラは、チェロの音域を奏でるヴィオラより一回り大きく厚さもあり、ギターのようにストラップで肩から掛けて演奏されます。立っておられました。

ヴィオール族らしく豊饒でありながら、どこか素朴で、心の深層に届く優しい音色です。バッハが想定していたのは、モダンのチェロではなく、こんなんやったはずと、巨匠クイケンがライフワークとして実現された音です。
楽譜に忠実な部分は真摯に、トリルで遊ばれる部分は華やかに…。小回りが利く分、自在に表現されました。
会場が専用コンサートホールで無いのがどうかなと気にしていましたが、よく考えてみると、バッハの時代は洋風建築で聴いたのですから正解でした。
クイケン氏は、見た目と異なり、気さくで暖かいおひとがらのようで、CDのジャケットよりずっと若々しかったです。
開放弦のヴィオロンという音に、脳が溶けそうになりました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2014年3月29日 (土)

佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ10周年記念特別コンサート

佐渡裕(指揮・芸術監督)
■スーパーキッズ・オーケストラ
■ニュウニュウ(牛牛/特別ゲスト:ピアニスト)
曲目:
ホルスト:セント・ポール組曲Op.29 No.2より
1楽章ジーグ、4楽章フィナーレ
モーツァルト:ティベルティメントニ長調K.136より
1楽章アレグロ、3楽章プレスト
モーツァルト:3つのピアノ協奏曲k.107より (ピアノ:ニュウニュウ)
第1番ニ長調:1楽章アレグロ、2楽章アンダンテ、3楽章ティポディメヌエット
第2番ト長調:1楽章アレグロ、2楽章アレグレット
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲より
1楽章イタリアーナ、4楽章パッサカリア
坂本九メドレー
マイケル・ジャクソン:スムーズクリミナル
チャイコフスキー:弦楽セレナードハ長調Op.48より
1楽章ソナチネ形式の小品、3楽章エレジー、4楽章フィナーレ

OB、OGもいっしょの大編成のオーケストラにニュウニュウが光を添えます。元気をいただきました。
春の風をいっぱい受けたコンサートでした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2014年3月 9日 (日)

コルンゴルト死の都びわ湖ホール沼尻竜典プロデュースオペラ、山本・飯田組

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本邦初演だそうです。同じ演目が3月中旬に、新国立劇場で上演されることからも、近年、再評価が高まっている作曲家です。沼尻竜典さんプロデュース・指揮、栗山昌良さん演出、日本の最高キャストの舞台は、世界最高峰の来日公演の半額です。

オーケストラ…京都市交響楽団
合唱団…びわ湖ホール声楽アンサンブル、大津児童合唱団
舞台…20世紀初頭のブリュージュ
パウル(T)山本康寛…愛妻マリーを亡くしたひきこもり男
マリエッタ/マリー(S)飯田みち代リールから来たマリーと瓜二つの踊り子
フランク(B)黒田 博…パウルの友人
ブリギッタ(MS)池田香織…パウルの家政婦

基本は、愛妻を亡くし、遺品とともに引きこもっている男の魂の再生の物語。思い出のなかで美化される死者の幻影と芳しい肉体を持つ生者との間で揺れ動きます。オルフェウス伝説、イザナギイザナミ神話、源氏物語と、洋の東西を問わず特定の容姿を持つ女性に固執する男は芸術のテーマになるのでしょうか。
曲はマーラーとリヒヤルト・シュトラウスを足して二で割ったような、流麗で観念的な旋律と重層的な不況和音で構成される官能的なものです。ひきこもりのところは長く感じますが、物語がヴィヴィッドに動き出してからは、曲調も煽情的でいい感じです。
圧巻は3幕のパウルとマリエッタの対決、街を出る決意をするパウルの独唱です。
主演は、びわ湖ホール4大テノールのおひとり、京都市立芸術大学出身の山本康寛さん、助演は京都市立芸術大学出身の黒田博さんオケは京都市交響楽団と、地元中心のメンバーというのがうれしいです。
動画でトルステン・ケールさんの声を聴いたらあきまへんえ。ケールさん100回、山本さん初役です。充分美声でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2014年1月20日 (月)

西宮、1月17日、レスピーギのローマ三部作…想像しただけで幻聴で涙していましたが、当日は想像を超えた熱演でした。

佐渡裕&PACのレスピーギローマ3部作+シチリアーナ、G線上のアリアも奏でられました。あの1月17日から19年、復興のシンボルとして建設された兵庫県立文化芸術センターでローマの松。
ローマ三部作は、情景を音で描写した詩的な曲。ローマよ永遠なれというメッセージが響きます。西宮をはじめ、陸前高田市…全ての街の永遠を願わずにはいられません。
音楽の力に身を委ね、ほろほろ涙する…祈りと決意に包まれたひとときでした。
来年はマーラーの復活♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年12月31日 (火)

PACジルヴェスターポップスコンサート西宮市民が口ずさむのはアズ・タイム・ゴーズ・バイ

大晦日の夜は自宅で年越しそばをいただかないとあきませんので、30日のアフタヌーンコンサートを聴きに、西宮北口に行ってまいりました。今年は御縁があって西宮市によく通いました。こちらも満席のようでした。PACが地元の皆様に愛されていること、コンサートは固定客がたくさん来ておられることがわかります。(もちろん我らが京響もですが…)
指揮:キース・ロックハート
ヴォーカル:新妻聖子
新妻さんをゲストに迎え、ミュージカルナンバーの第一部、映画音楽の第二部という構成でした。ジョン・ウイリアムスのメドレー、アズ・タイム・ゴーズ・バイ、ムーンリバー、雨に濡れても、追憶、虹の彼方になど懐かしい曲を皆で歌うコーナーもありました。追憶は歌えへんかと…
西宮の市民力は凄いです。やはり、飲めや歌えや恋せよ市民を地でゆかれます。
京都市民はフロイデ!かな、大阪市民は、今頃半七っあんはどこでどうしてござろうぞ…↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年12月29日 (日)

京都市交響楽団の第九

28日(土)、休みは第九から。主席チェロに上村昇さんが客演されてました。完売というのがうれしいですね。
京都市交響楽団特別演奏会「第九コンサート」            
指揮/モーシェ・アツモン
S/半田美和子
Ms/富岡明子
T/吉田浩之
Br/キュウ・ウォン/ハン
合唱/京響コーラス
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲op.72
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調「合唱付」op.125
聴きなれた曲は共感を得られやすいです。12月のコンサートは第九以外はなかなか入らないのかな。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年12月20日 (金)

佐村河内守・交響曲第1番HIROSHIMA全国ツアー in 京都コンサートホール

19日の京都公演を拝聴してきました。

交響曲第1番HIROSHIMA全曲
指揮:アレクサンドル・アニシモフ
オケ:京都市交響楽団
作曲者の佐村河内守氏来場日

90分の大交響曲です。憤怒、苦悩、慟哭、幻聴…重いです。この曲に比べれば、マーラーも流麗で、ショスタコービッチも優しいです。決して快適とは言えない音のうねりに心を委ねてみれば、聴き終わったあとにカタルシスが待っていました。
軽々に語れない、また、語ってはならないと言いながら、語らずにはいられなくなる曲です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年10月28日 (月)

アマテラス京都四條南座千秋楽・鳴りやまない拍手、冷めやらぬ興奮。玉様と同時代にいられたから天照大神を拝めました。

これだけは行かせていただきました。
鼓童のメンバーのひとりひとりやアメノウズメの愛音羽麗さんへのまなざし、差し伸べる手、一挙手一頭足に感動なさる団員さんたち、やはり、玉様は神のなかの神、最高峰の太陽神であられます。観客たちも、音の無い時間の大切さを知っていますから、拍手も控えて聴いていました。カテコは最高潮に盛り上がりました。
遠くの昔に貴方様に捧げたワタクシの心ですが、生涯あなたさまに捧げ続けます。!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年9月29日 (日)

上村昇チェロ・リサイタル 昼からスコッチウイスキーを飲んだらこんな気分かも

27日(金)午後
びわ湖の午後シリーズ41
チェロ:上村昇、ピアノ:岡原慎也
ポッパー:ハンガリー狂詩曲op.68
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調D,821
サンサーンス:動物の謝肉祭「白鳥」
フォーレ:子守唄op.18
フォーレ:シチリアーナop.78
フォーレ:蝶々op.77
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調op.38

渋いです。憂い、情念、ブラームスがバッハやベートーヴェンをふまえながら粛々と紡いだ作品を、上村さんが多彩に奔放に、それでいて堅牢に構築なさいます。
このお二人の組み合わせは、暗くやんちゃな上村、明るく華やかな岡原という絶妙のバランスです。
アルペジオーネ・ソナタは、むかーしバシュメットの煽情的なヴィオラで卒倒したことがありますが、もう少し地に足がついた感じです。
昼酒に酩酊するのもよいわいな。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年9月10日 (火)

aiko 15thアニバーサリーツアー in 大阪城ホール Love Like Pop vol.16.5

Photo
6日(金)城ホールのライブLLP16.5に行ってきました!
初日なのでいろいろあるけどぉと言うたはりました。
アンコールは、ミックスジュースに、ガーナミルクチョコレートのCM曲を御披露♪君の隣というタイトルで、発売は未定だそうです。ラストはオレンジな満月。
満月はあと1週間~
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