シギスヴァルト・クイケン バッハ無伴奏の夕べ in 京都文化博物館
会場:京都文化博物館・別館ホール
演目:J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調
第2番 ニ短調
第5番 ハ短調
奏者:ヴィオロンチェ ロ・ダ・スパッラ/シギスヴァルト・クイケン
京都文化博物館別館(重要文化財・辰野金吾)でのソロコンサート。ヴィオロンチェ ロ・ダ・スパッラは、チェロの音域を奏でるヴィオラより一回り大きく厚さもあり、ギターのようにストラップで肩から掛けて演奏されます。立っておられました。
ヴィオール族らしく豊饒でありながら、どこか素朴で、心の深層に届く優しい音色です。バッハが想定していたのは、モダンのチェロではなく、こんなんやったはずと、巨匠クイケンがライフワークとして実現された音です。
楽譜に忠実な部分は真摯に、トリルで遊ばれる部分は華やかに…。小回りが利く分、自在に表現されました。
クイケン氏は、見た目と異なり、気さくで暖かいおひとがらのようで、CDのジャケットよりずっと若々しかったです。
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