東京国立博物館・対決巨匠たちの日本美術

始まって最初の週末にしては楽に入館出来た。お上りさんに嬉しいええとこ取り、分かりやすい展示に、日本美術の精華を効率よく回れた。
永徳vs.等伯、長次郎vs.光悦等対比がスリリングだ。光琳杜若カン入りクッキーをお土産に購入した。
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始まって最初の週末にしては楽に入館出来た。お上りさんに嬉しいええとこ取り、分かりやすい展示に、日本美術の精華を効率よく回れた。
永徳vs.等伯、長次郎vs.光悦等対比がスリリングだ。光琳杜若カン入りクッキーをお土産に購入した。
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鏡花芝居を鑑賞する前のアペリティブに立ち寄った。
「でも、あなたは、あなたは私を知りますまい!」
「忘れません!」
そのときの二人がさま、あたかも二人の身辺には、天なく、地なく、社会なく、全く人なきがごとくなりし。
青山の墓地と、谷中の墓地と所こそは変りたれ、同一日に前後して相逝けり。
これこれ。東京大学小石川植物園は、泉鏡花の短篇小説「外科室」の舞台に設定された薬草園だ。坂東玉三郎氏監督、吉永小百合氏主演で映画化されている。ツツジの季節なら「外科室」ごっこも可能だか、今は水辺の植物勢いが勝る。広大で整備の行き届いた園内は、自然の野に遊ばせてもらっているかのような植物の息吹きが…。瑞々しいひんやり感だ。
さて,小石川植物園の深い緑の中に移築された小石川分室は、元は明治9年の創建で擬洋風木造二階建て建築。重要文化財に指定されている。簡素ながら和風の装飾と赤色塗装が東京医学校の意気を示す。展示も研究器材や標本、模型等をシンボリックに配し、学究の誉れを見せている。
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大阪市のゲストハウスは、大阪城北詰・網島に建つ。大阪株式取引所等の作品で知られる竹腰健造の設計により、1959年に竣工した。モダニズムを基調としつつ、レリーフテラコッタを配する外観にアールデコ風の家具や照明が華やか。広大な回遊式庭園と中ノ島本庁舎に見立てたニ水亭と名付けられた茶室も設けられている。
屋上から大阪城、大川が望めるが、遠景はもはや雄大ではない。
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南座に三響會夜の部を聴きに行った。客席には,舞妓さん,芸妓さん,おかあさん方多数で思いっきり華やかな風情。
三響會は初めてで,お囃子のシステムも全く分かっていないが,熱演の出ずっぱりが何故可能なのか不思議?一日一曲以上演奏したら死んでしまいそうな演目ばかり朝から五~六曲。昼の部も鑑賞したかった~。
<夜の部>
一、狂言 五人三番三
三番三 茂山 正 邦
茂山 宗 彦
茂山 茂
茂山 逸 平
茂山 童 司
舞台番 茂山 千之丞
鈴渡し 片岡 孝太郎
笛 一噌 幸 弘
小鼓 田中 傳左衛門
田中 傳次郎
大鼓 亀井 広 忠
二、能楽と歌舞伎による 船弁慶
静 観世 喜 正
知盛 市川 染五郎
笛 一噌 幸弘
小鼓 田中 傳左衛門
大鼓 亀井 広 忠
太鼓 田中 傳次郎
地謡 片山 清 司
長唄 杵屋 利 光
三味線 今藤 長龍郎
三、歌舞伎 安達原
老婆実は安達原の鬼女 市川 亀治郎
祐慶 中村 梅 枝
強力 市川 染五郎
笛 福原 寛
小鼓 田中 傳左衛門
大鼓 田中 傳八郎
太鼓 田中 傳次郎
長唄 杵屋 利 光
三味線 今藤 長龍郎
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神坂雪佳の「狗児」は、今月号の和樂の表紙にもなっているカタツムリに興味津々のデフォルメワンコで、人気作品だ。芸艸堂(うんそんどう)の店頭に版画が販売されていて、一瞬、店に駆け込んだが、絵葉書の購入までに思い止まった。
HPでも買えるのよねー
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25万ヒット記念リクエストということで,星月夜に逢えたらのムンパリさまより,俊寛というお題を頂戴しましたので,平家物語に詠われ,後世の能,浄瑠璃,歌舞伎,小説等の主人公となった俊寛僧都ゆかりの地を訪ねました。
平家物語にはこうある。
平家物語 上巻 巻十 「鹿の谷の事」(抄)
東山鹿の谷といふ所は、後ろは三井寺に続いて、ゆゆしき城郭にてぞありける。それに俊寛僧都の山荘あり。
かれに常は寄り合い、平家亡すべき謀をぞ運らしける。
或夜法皇も御幸なる。故信西入道の子息浄憲法印も御供仕らる。
「平家に非ずんば人にあらず」といわれた時代。
鹿ヶ谷事件は,治承元年(1177)6月1日,多田蔵人行綱の密告によって平家妥当の密議が発覚し,平家一門が武装集結のうえ,関係者を粛正したことをいう。法勝寺の執行(しぎよ)であった俊寛の鹿ヶ谷の山荘で,俊寛,西光(藤原師光),浄憲(故信西入道の子息),藤原成親・成経父子,平康頼らが,後白河法皇も招き,平家打倒の談合をしていたことが,明るみになったのだった。法皇は鳥羽殿に幽閉,西光は惨殺,俊寛,平康頼,藤原成経の3人は鬼界ヶ島に流された。後に,平康頼と藤原成経は,特赦により都へ帰るが,俊寛は島に残され憤死する。


鹿ヶ谷(鹿の谷)は,京都市左京区の如意ヶ嶽西麓一帯の地名で,法然院や安楽寺の名刹,冷泉天皇御陵,ノートルダム女学院等があり,哲学の小道も整備された歴史・文教スポットだ。霊鑑寺の門前に,俊寛の山荘の案内板(写真)がある。正確な場所は不詳のようだが,左京区鹿ヶ谷御所ノ段町の北部の台地付近,かつて山中にあった如意寺の跡,楼門の滝のそばに石碑があり,「俊寛僧都忠誠之碑」(写真)と刻まれている。
如意寺は滋賀県大津の三井寺(園城寺)の別院らしく,この広大な山中に三井寺の堂宇が点在していたことが伝わっている。
平家全盛の世に,計画性も無く無謀とも言える陰謀だったが,合力と兵力を期待する三井寺と直結するルートというのが,ポイントで,後日,後白河法皇の皇子以仁王が決起に失敗したときも,三井寺に逃げ込んでいる。決起は,一瞬で瓦解したが,源平合戦の発端となったことは,平曲が語っている。
今は,ハイカーすら,たまさかにしか通ることもない普通の里山となっており,これからは,まむし(^^ゞ,スズメバチ(O.O;)(o。o;),ヤブ蚊(\_\;の季節であるため,鹿ヶ谷事件のシーズンに合わせて,5月末に訪ねることは,全くオススメできない。バス停5,32,203,204,93系統真如堂前から徒歩2キロ程度(後半の1キロは山道(゜〇゜;))。
さらに,滋賀県大津市側には長等山に着くが,当地の円満院で4日発覚した女性の死体遺棄事件は未解決で,周辺は厳戒態勢が敷かれている。少なくとも事件解決まで,鹿ヶ谷→三井寺は避けるべきだ。
円満院は、国の史跡・名勝指定の庭園などが有名。一帯は、三井寺や琵琶湖疏水、歴史博物館などもある観光地になっている。
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京都国際マンガミュージアムでは、風刺画や画帳、スケッチを中心に、ギャグ爆発の特別展が開催中だ。元学校の廊下にしゃがんでマンガに読み耽り時を忘れよう。いつでも家族連れで満員の新感覚のミュージアムだ。
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英国人建築家ジョサイア・コンドルも師事した偉大な絵師の大規模な展覧会が,国立京都博物館で開催中だ。遅ればせながら,連休までにと突発で訪れた。
多彩、多才、群を抜くデッサン力、超絶技巧の表現力、虫の目、神の目。狩野派の絵師,浮世絵師にして漫画家。待ち時間なしで,比較的空いていても,鑑賞には3時間かかった。展覧会後半に展示替えもあるのでもう一度みたいところ。
また,京都漫画ミュージアムでも,暁斎漫画展があり,この春,京都は暁斎漬けだ。
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大津市の湖岸なぎさ公園に並ぶ二つの文化施設・びわ湖ホールと琵琶湖文化館の間の遊歩道沿いに,「明智左馬之助湖水渡」の石碑が立つ。
明智左馬之助秀満は明智光秀の女婿で,錦絵や歌舞伎,講談で人気のヒーローだったが,あまり知られなくなって久しい。昨年12月,加藤 廣氏著「明智左馬之助の恋」を原作に,市川染五郎氏主演で,テレビドラマ化されたのが,最新の記憶だ。
左馬之介は,明智軍の後衛で安土城に詰めていたが,山崎の合戦の敗北を知り,安土城から坂本城を目指した。しかし,大津の市街地は秀吉軍だらけ。窮地に立たされた左馬之助は,湖上に活路をと,打出浜から湖に馬を乗り入れた。天正10年(1582)6月14日のことである。
上陸したのは,坂本の手前の柳ヶ崎のびわ湖大津館あたりと言われている。坂本城に入場するものの,妻子らとともに自害した。
ドラマでは,安土から坂本まで渡ったような映像になっていたが,鎧を付けて安土→坂本間を馬で渡るのは,うそだーいである。事実に近い2キロメートルでも決死行である。狩野永徳筆・水墨で雲龍図を描いた陣羽織を着用していたとされ,待つものが死であっても,妻子の元へ戻ろうとする勇将の望郷の思いが,絵師,戯作者,プロデューサーの想像力を喚起する。
余談:加藤 廣氏著「信長の棺」という太田牛一を主人公人にした小説の続編で,こちらのドラマ化は,松本幸四郎氏が主演されていた。
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京都国立博物館でまもなく,河鍋暁斎展が開催される。
会期は,2008年4月8日(火)~5月11日(日)
公式には,以下のとおり紹介されている画期的な展覧会なので,これは絶対行きだ。ゴールデンウイークには激混みが予想されるので,早く行こうっと。
暁斎を紹介したジョサイア・コンドルの著作で予習したい。
河鍋暁斎(1831~89)は、初め浮世絵を、次いで狩野派を学び、幕末・明治期の江戸・東京で活躍しました。そのユニークな画風は特に海外で関心を呼んできましたが、暁斎の全貌をつたえるような大規模な展覧会は、これまで開催されたことがありませんでした。
この展覧会では、暁斎没後120年を記念し、初期から晩年にいたる暁斎の肉筆による重要作品を選りすぐって紹介します。あっと驚く奇想的な作品はもとより、暁斎の骨格を形づくった狩野派的側面をしめす作品もあわせた、はじめての体系的な展示となります。
京都国立博物館では、伊藤若冲、曾我蕭白と、近世絵画の強烈な個性を紹介してきました。今回の河鍋暁斎も、そのラインナップに加わる画家。単なる奔放ではない、基礎的修練の上に生まれた強靭な個性は、あなたの心をとらえて離さないでしょう。
業務連絡:cocoさまどうなさいます?
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文化ゾーンの滋賀県立近代美館では2月9日(土)から3月30日(日)まで「信・望・愛―理想の居場所をつくる ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」が開催中。滋賀県・近江八幡市を拠点に建築家・実業家として活躍した郷土の建築家ヴォーリズの活動の軌跡をたどる展覧会だ。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880-1964)は,カンザス州に生まれ,現在の八幡商業高等学校の英語教師として1905年に来日。1907年に教師の職を解かれたが,近江八幡にとどまり,建築事務所や近江兄弟社を設立し実業家として活躍する。1941年には日本国籍を得て,1958年には近江八幡市名誉市民第1号となり,1964年に近江八幡の地で亡くなられた。
今年は,ヴォーリズが建築設計監督事務所を開業してから100年にあたる。展覧会では,ヴォーリズが残した建築作品を写真や資料など展示され,豊かな建築空間を紹介し,建築をとおして理想の生活を築こうとしたヴォーリズの活動と思想の系譜が偲ばれる。
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「風知草」では,キリ番を踏まれた方からリクエストを頂戴して記事にしている。まもなく25万ヒットの背中が見えそうだが,20万ヒットが未だだった。今回は,「おとみ」という難題だっため,たいへん遅くなったが,本日,大阪NHKホールで開催される「おおさか・元気・文楽」の開演前に「直木三十五」ゆかりの地に立ち寄った。
直木三十五の文学碑は、その生家の近く・中央区安堂寺町二丁目の石段の踊り場に建つ。この長堀通から一筋北のお祓い通りへの急な石段を上りきると,榎の大木があり、榎大明神として祀られている。ワタクシの生家はこの直ぐ傍ら。敷地も建物もそのままだった(^^ゞドンナウチヤ。
直木賞という文壇のビッグな賞は広く知られているが,その源となった直木三十五の作品も生涯も不思議なほど知られていない。直木は、大正後半から昭和初期に活躍した大衆作家・評論である。大衆文芸勃興期に、新聞紙上、諸雑誌上で活躍し、大衆文芸の地位確立と発展に貢献した。明治42年に生まれ,昭和9年に43歳で亡くなっておられる。
直木とおとみの接点は,大阪市南区内安堂寺町二丁目の生まれということだけだが,この界わいは,大阪大空襲でも戦火を免れ,今も昭和の面影を残している。
近年,修復的開発が行われ,隠れ家的な雰囲気が人気を呼んでいる空堀からは,長堀を挟んで直ぐ北になる。今も同じ風景と地形が残っていることから,時代を隔てても,存外,直木とワタクシの原風景は同じのはずだ。
文学碑の碑文は、代表作品の「南国太平記」の一節で、大久保と西郷の青雲の志が刻まれている。文学界の風雲児として,簡潔な口語の文体で大衆小説という新しい国民的娯楽を確立した直木は,文学界の維新を志したに違いない。
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少女漫画の世界 原画'(ダッシュ) 京都展
漫画で育ったお方には,うれしい企画展だ。実は漫画を読む速度が極端に遅いワタクシも,この世界には心惹かれている。
京都国際漫画ミュージアムでは、世界に通用する日本漫画の魅力を,可能な限り,ありのままの形で後世に伝えるため、極めて原画作品に近い複製原画'(ダッシュ)を作成するプロジェクトを,京都精華大学漫画学部教授・竹宮惠子氏を中心として進めてまいりました。これまでの研究・制作の成果を広く伝えるため、原画'(ダッシュ)展を開催いたします。 とりわけ今般は,黎明期の少女マンガを支えた作家の作品を展示です。華麗なる「少女マンガの世界」をお楽しみください。
会場:京都国際漫画ミュージアム
(京都市中京区烏丸通り御池上ル(元龍池小学校))
開催期間: 2007年11月23日(祝)~2008年1月14日(祝)
※水曜日,12月31日~1月3日は休館
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メルマガ情報
来年の玉三郎丈の南座公演が,中国・昆劇との合同公演だった。
訪中の情報など垣間見ていたが,まさか南座でとは\(^^@)/
情報を集め直すことにしょうっと。
平成20年3月公演 『坂東玉三郎 中国・昆劇 合同公演』
<日 程>平成20年3月6日(木)初日~3月25日(火)千穐楽
<開演時間>昼の部: 13:00 開演 (1回公演)
※7・14・21の各日は18:00 開演
<料 金>一等席 16,000円 二等席 8,000円
三等席 5,000円 特別席 18,000円
<演 目>一、牡丹亭 二、楊貴妃
<出 演>坂東玉三郎、中国江蘇省蘇州昆劇院
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琵琶湖東岸のさざなみ街道を一走り,守山市の佐川美術館を久々に訪れた。
9月15日に,新館「樂吉左衛門館」が開館している。利休の精神「守破離」をコンセプトに、陶芸家・樂吉左衛門氏自身の構想による水面に浮かぶ茶室建築。こちらは,水上の八畳の茶室「俯仰庵(ふぎょうあん)」。水面下には,三畳の茶室「磐陀庵(ばんだあん)」と,樂吉左衛門氏の作品の展示空間がある。
コンクリートと石という荒々しい材料と,芦、竹、和紙、古材と贅沢に選び抜いた自然素材を,水を介して融合させ,現代数奇の精神でしつらえている。俯仰庵への露地は,長い地下空間を延々と進む。要所要所にトッブライトから水を介して自然光が差し込む。最初の茶室・磐陀庵もまだ地下で,光は和紙をを透過してしか提供されない。シロウトの感性で申し上げるなら,輝く阿弥陀堂に到達する前の胎内堂巡りの感覚に近い。地下教会の懺悔室というか…。公式ページにリアルな3Dシミュレーションが紹介されている。
自然光が美しい秋に訪れておきたい。湖国の雪空からのあかりというのも,ストイックで良いかもしれないし,コントラストが強烈な夏も,コンクリートと石に映えそうだ。
さて,茶室の一般公開は,10月14日までで,これからは,土日祝のみの予約制となる。まだ,俯仰庵で茶会は開催されていないが,磐陀庵は,樂吉左衛門氏の旧知の俳優坂東玉三郎丈を客人として,水底の茶事が開かれたとか。丈との茶会の写真は11月号の家庭画報に掲載されている。
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いったい何回若冲を見たら気が済むのかと突っ込みを入れながら,9日朝,上野の東京藝術大学大学美術館で開催中の表記の美術展に立ち寄った。谷中と根津に向かう行きがけの駄賃であり,東京ツアーの序幕だ。
おなじみの虎に会えるが,丸い顔で猫に近くふかふかして可愛い。さぞ暑苦しい書院だろう。
「金刀比羅宮書院の美」を鑑賞すると,もれなく大学所蔵のコレクション展「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」が,豪華絢爛のおまけとして付いてくる。
上野駅から此処まで,西洋美術館,東博など誘惑は多い。お芝居などの予定を後に入れずに行きたいものだ。
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お上りさんの押さえどころと、4ヵ月ぶりの六本木を探索した。
東京ミッドシティは、空間も分かりやすく贅沢なもの。自然素材を多用し,自然光をふんだんに取込んでくつろげる。
サントリー美術館は、天保山のミュージアムや隣の新国立のスケールを想定して出かけると,入口が分からなくなるので要注意。
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5月は,若冲コレクションを二度拝見した。
昨年夏より東京,京都,九州と巡回しながら,若冲人気を巻き起こしているプライス・コレクションを見送りに,愛知県立美術館まで出かけた。拝見するたびに好きな絵が増える。時を告げる声の聞こえてきそうな若冲の鶏さんを拝見するとシャキーンと目が覚めそうだ。ストック,ストック!オリジナルおみやげは,七福神饅頭だった。
さて,京都市上京区の相国寺では,「釈迦三尊像と動植綵絵の120年振りの再会」の会期がまもなく終了する。短い会期と絶頂人気のため,激込みである。細かいことは後からじっくり考えるとして,とにかく見んならん!
正面に釈迦三尊像,両脇に動植綵絵30幅。それぞれに季節の主題がある。何がどこにいるか,並びはどうかの位置関係,スケール,全体の色調は元より,爆発する創作のエネルギーと地上に存在する全ての生命に対する愛情だけは,展示室で感じとらなければならない。一瞬と永遠は,反意語ではなく同義語と主張しておられる。
公式HPにパノラマビューがあり,楽しめる。携帯で待ち時間も確認できる。待ち時間も,「自分も若冲が愛した蟋蟀さん,蛙さん,雀くんと同じ」と考えるとありがた思える(思えないか?)。
こちらのオリジナルスイーツは,落款せんべい。
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新国立美術館の中を駆け抜けて六本木ヒルズに向かう。レストランポールボキューズが大人気のようだ。まもなく,サントリー美術館もオープンするようだ。
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10万ヒットのrika様・御礼リクエストとして,京都を代表するパーソナリティ・在原業平朝臣と2001年1月宝塚歌劇星組公演『花の業平~忍ぶの乱れ~』について,あれこれ思うところを記述する。
在原業平朝臣(825~80)は,平安初期の代表的歌人で,六歌仙の一人。父は平城天皇の皇子阿保親王,母は桓武天皇の皇女伊都内親王であったが,2歳の時,在原姓を名乗り臣籍に降った。しかし,歌人としての高名もさることながら,絶世の美男として多くの女生と浮き名を流し,『伊勢物語』の主人公に据えられた。
『伊勢物語』は,大長編の『源氏物語』に比べると,完結性の高い短編集的な様相であるが,貴公子と女性との恋の類型はきっちり抑えてあり,後世の物語に範となる魅力的な古典である。
その邸は左京四坊三町にあったと伝えられ,現在の位置では中京区間之町通御池下る東側。京都のオフィス街は,なにげに歴史や文化にゆかりの地である。ありがたや。
タッと走って↑石碑の写真を撮影してきた。
さて,なぜ,いきなり在原業平かと問われれば…。
ミュージカル |
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明日は十日戎。ということで,本日は宵戎だ。
京都ゑびす神社は,東山区大和大路四条下るで,南座からすぐ。今宮や西宮に比べると小ぶりであるが,賑わいでは負けていない。夜通し開いているので,仕事帰りに立ち寄りご利益のおすそ分けを願ってみよう。
京都ゑびす神社【開門・閉門時間のお知らせ】
9日(火)
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法善寺さんに程近い上方浮世絵館は,江戸時代後半から明治時代初期(1800年代)に,おもに大坂で作られていた上方浮世絵のコレクションのギャラリーである。←こだわりの不思議な外観
上方浮世絵は,江戸浮世絵から少し時代は下がり,画題はほとんど芝居絵が占めている。上方歌舞伎らしく人間味を持って描く画風に特徴がある。
展示が上方浮世絵最後の絵師歌川芳瀧に変わり,2月末まで開催されている。
江戸末から明治初めは,新しい文化と風俗の流入による新画題の出現,情報媒体としての新聞錦絵の台頭,あぶな絵の流行と,浮世絵師が最後の光彩を放った時代であった。メディア史上の混沌の時代を上方歌舞伎と上方浮世絵はどのようにその独自性を保持したのか。
これも見んならん…。
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