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2014年4月26日 (土)

ナショナル・シアター・ライヴ2014『コリオレイナス』

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原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出・監督;ジョシー・ルーク(ドンマー・ウエアハウス芸術監督)
出演
コリオレイナス/トム・ヒドルストン、メニーニアス・マーク・ゲイティス、オーフィーディアス:ピーター・デ・ジャージー

イギリス国立劇場であるロイヤル・ナショナル・シアターが、イギリスで上演されたすべての舞台の中から厳選した演目をデジタル映像化し、世界各国の映画館で上映しているプロジェクト「ナショナル・シアター・ライヴ」の日本公開作品第2弾。主役に『マイティ・ソー』のロキ役で人気を博したトム・ヒドルストンを迎え、英国ナショナル・シアターで上演された舞台映像を映画館上映。
ウィリアム・シェイクスピアによる政治の陰謀と復讐を描いた悲劇。シアターは、バナナ倉庫を改造した900席余りの演劇専用小劇場。客席は3方で、背景は、コンクリートたたき仕上げの上赤色ペイント。鉄骨タラップのみというシンプルな装置で、演じられます。お衣装は、無国籍かつ時代を特定しない衣服と甲冑。俳優の肉体と台詞で勝負という英国正統派演劇らしい舞台です。

コリオレイナスは数々の武勲を示す戦による傷を見せるというところに物語の確信がありますので、特殊メイクの傷にはこだわっておられます。マイティ・ソーのロキのときより肉体は一回り大きく拵えておられます。ライバルであり盟友であるオフィーディアスの刃を受けるシーンは、怖いくらいの迫力でした。若干物足りなかったのは、強い母の支配力でしょうか。

2012年には、レイフ・ファインズさんが監督主演なさったものがありますので、どうしても比べてしまいます。どちらかといえば傲慢、頑迷かつマザコンという怪物的な変人というより欺瞞や偽善を憎み名誉だけに生きるという人間らしい男でした。
そういえば、地点版も観劇しています。それは民意への迎合の危うさでした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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