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2013年3月 2日 (土)

メアリー・スチュアート 2人芝居のバージョンでなくシラーの戯曲です。

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作:フリードリッヒ・シラー
翻訳・脚色・演出/加来英治
美術:石井強司
衣装デザイン:栗原小巻
企画制作:エイコーン

キャスト
メアリー・スチュアート(スコットランド女王)/栗原小巻
エリザベス・チューダー(イングランド・女王)/樫山文枝
バーリィ(エリザベスの廷臣)/清水紘治
シュローズベリー(エリザベスの腹心)/池田勝
アミアス・ポーレット(エリザベスの廷臣)/森下哲夫
ウィリアム・デヴィソン(エリザベスの書記)/水谷貞雄
ハンナ・ケネディ(メアリーの乳母)/上野淑子
レスター(エリザベスの寵臣)/長森雅人
エドワード・モーティマー(ポーレットの甥)/赤羽秀之
あらすじ
1587年、イングランド。粗暴な前夫ダーンリーを新夫ボスウェルと共謀して殺害したとの疑いをかけられ王位を追われたスコットランド女王メアリーは、チューダーの血筋を同じくするイングランド女王エリザベスのもとに亡命した。しかし、エリザベスによって幽閉され、19年の歳月が流れる。そして、この日、メアリーがエリザベス暗殺の陰謀に関係したとして、議会に意思で裁判が行われ、死刑の判決が下される。
エリザベスの腹心でひそかにメアリーに心を寄せるレスター伯爵の計らいで、二人の女王の対面が実現する。メアリーは恭順の意を示し、命乞いをするべきところを、エリザベスを私生児とののしる。

二人の女王の誇り、愛憎、それぞれの人間としての深い悲しみを描いたシラーの名作。 お衣装も豪華、装置も上品。お二人にぴったりです。
メアリーを栗原小巻さん(67歳)が、エリザベスを樫山文枝さん(71歳)が演じられます。豪華。栗原小巻さんのお美しいこと。気品があって、お姫様のまま女王様になられたという感じです。ほんわかお優しいイメージの樫山さんは、冷徹な権力者エリザベスを、女王という立場を演じざるを得ない女として演じておられます。処刑をためらい、書記に保管するよう命じるところが見せ場です。
お衣装は、メアリーが黒、白、赤。エリザベスは、ベージュ、緑。宮廷人たちもローブマントがお似合いでした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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白石加代子さんと麻見れいさんの二人芝居。イタリアの女流作家ダーチャ・マライーニの作品ではありません。元のシラー作品です。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

>伝わる履歴書さま
コメントありがとうございます。
こういう重厚長大な演劇は少なくなりました。メアリー・スチュアートはこちらの方が好きです。

投稿: とみ(風知草) | 2014年1月 5日 (日) 00時09分

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 伝わる履歴書 | 2014年1月 4日 (土) 11時46分

六花さま
愛と哀しみの生涯でした。また、ヘレン・ミレンさんは、エリザベス一世と二世両方演じておられます。美人女優さんというだけでなく、プリンセス、クイーンを演じられる方は素敵ですね。

投稿: とみ(風知草) | 2013年3月 9日 (土) 08時21分

ありがとうございます。「愛と悲しみの生涯」は観ていないので、チェックしてみます。
例会まで一か月になりました。エンジンかかってきたところです。

投稿: 六花 | 2013年3月 8日 (金) 12時07分

>六花さま
コメントありがとうございます。拙い覚書ですが、御紹介いただいて差し支えございません。
ヴァネッサ・レッドグレイヴさん主演の「愛と哀しみの生涯」という映画ありましたね。ケイト・ブランシェットさん主演の「エリザベス」、「エリザベス・ゴールデンエイジ」、ナタリー・ポートマンさん、スカーレット・ヨハンセンさん主演の「ブーリン家の姉妹」もよかったですね。

投稿: とみ(風知草) | 2013年3月 8日 (金) 00時36分

熊本市民劇場で、「メアリ・スチュアート」運営サークル「六花」の前田と申します。
このブログのこのページを私のFBで紹介してもいいでしょうか?

投稿: 六花 | 2013年3月 7日 (木) 17時48分

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