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2013年3月26日 (火)

梅と桜が同時に見られる二条城。お城のなかで一般公開されていない西門を取材してきました。

二条城のなかで一般公開されていない西門を取材してきました。
二条城の大手門は東ですが,門のなかで,南門と西門には橋はありません。西門には華やかな由緒があります。

非常時には、土砂などで埋めて塞ぐことを想定して構築された埋門(うずみもん)で、寛永期に作られたものと考えられています。折れ曲がって東側に高い石塁を築き、北側に出入り口が設けられている内枡形となっています。門の控えに文久二(1862)年に彫り込まれたと推定される落書がありました。この年は、翌年の229年ぶりの第14代将軍・家茂の上洛にそなえ、荒れ果てていた二条城の改修が行われた年でした。そのわずか5年後の慶応三(1867)年、徳川家最後の将軍慶喜が二の丸御殿で大政奉還を発し、この西門から最後の退出をしたといわれています。
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落書き
京都の職人さん方の将軍さまへの畏敬はいかがだったのでしょう。時事を風刺したマインドもうかがえる闊達な筆致ですね。

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