JR畝傍駅舎貴賓室と県立畝傍高等学校校舎
普段は公開されていない駅舎の貴賓室を拝見できる機会がありましたので出掛けてきました。また、無人駅になっていますが、名誉駅長さんに御案内いただきました。
明治期には畝傍御陵や橿原神宮への最寄駅で、皇室の参拝のため貴賓室が設けられました。明治期には洋風の意匠だったそうですが、皇紀2600年の昭和15年、昭和天皇のご参拝に合わせ現在の駅舎に建替えられました。
橿原神宮と同じ台湾檜をつかった総白木造りが特徴です。今上天皇のご成婚報告(昭和34 年)に使用されて以来、皇室の使用はなくなり、無人となりましたが、駅舎は昔日の繁栄の面影を残しています。
貴賓室は執務室だそうです。行幸中にも御決裁頂かなくてはならない業務があられるとか。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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奈良県立畝傍高校の校舎は、平成24年、国の登録有形文化財になりました。(国の文化審議会が平成24年4月20日、文部科学相に答申)
畝傍高校はその前身である奈良県立畝傍中学校の校舎として昭和8年に竣工しました。奈良の代表的な建築家・岩﨑平太郎の設計で、和洋折衷のデザインと細部にまでこだわった装飾性、また地域景観上もその仏塔を思わせる正面塔屋部分のデザインが印象的な建物です。
校舎本館は北館と南館が平行に並び、それらを渡り廊下がつないでいるH型平面プランを持ちます。北館の屋根にはお寺の塔のように宝形造の屋根に相輪がのり、その他にも円形の飾り窓、照明器具や暖炉風のしつらいなど文化的価値の高い建造物です。
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