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2013年1月

2013年1月29日 (火)

地点「コリオレイナス」 in 京都府民ホールアルティ 民衆ではなく元老院させていただきました。

原作:W.シェイクスピア
演出:三浦基
音楽監督:桜井圭介
演奏:桜井圭介、向島ゆり子
出演
コリオレイナス:石田大
コロス:安部聡子、窪田史恵、河野早紀、小林洋平

特別なお芝居です。
ロンドン五輪を記念して開催されたワールド・シェイクスピア・フェスティバルからの依頼で制作された本作は、シェイクスピアの本拠地・グローブ座で初演されました。通常よりも高い舞台、ステージをぐるりと囲んだドーナツ型のギャラリー客席、平土間を埋め尽す立ち見の観客。シェイクスピア作品の殆どは、こうした特殊な構造をもつグローブ座で上演することを前提として書かれています。
今回の上演では、アルティの全面可動床を最大限に活用し、グローブ座の客席構造を再現します。客席を含めた劇場空間そのものがシェイクスピア劇のための「装置」。演者と客席の距離感が近く、観客が俳優のみならず他の観客をも劇の登場人物として受け入れることができる仕掛けです。いつもとはひと味違った観劇体験を堪能できます。府民ホールアルティが日本初演です。

27日(日)PM3:00、ロイヤル席最前列を確保しました。元老院席です。呼びかけて頂けるのでいい気分です。ヤード席はローマの民衆です。昔、東京グローブ座でロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのジュリアス・シーザーを拝見したときも、平土間はローマの群衆で客席参加型でした。検察側の証人も舞台上に陪審員席ありますね。英国はこういうのが御好きなようです。

地点さんの劇団員さんは5人ですから、主演コリオレイナスの石田さんを除き、4人はコロスでオフィーデアス、母、妻、護民官その他の御役をなさいます。このため、台詞はシャッフルしかなりはしょってあります。1時間ずつの2幕構成です。
デニムの無国籍なお衣装に、虚無僧のかぶりものや仮面でお役を表します。金屏風だけのシンプルな装置です。あ、小道具はバケットで、剣やこん棒や食糧に化けます。
台詞廻しは、普通に話す部分と、節がついている部分があり、新しい節の義太夫のような感じです。どこかの方言なのか謎です。そういえば、義経千本桜の狐言葉に似ているかもしれません。
たぶん、初めて義太夫を聞いた方はこんなふうな感想なんだろうという感想です。あまり英雄を矮小化し、劇中の愚民レベルに落としめて、今日的と悦に入る演出は好きではないので、感情移入しにくかったですが、役者さんの技術は素晴らしく、美しい舞台でした。
シェイクスピア劇はポピュリズム批判の精神に満ちています。野田秀樹さんの舞台もそうですね。とにかく、最前線、再尖鋭の演劇を見た満足度いっぱいでした。
芝居好きでよかったぁ~。シアワセ♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月27日 (日)

まもなく100万ヒット!ですが、粛々と通過ということで…。

明日28日未明に通過しそうです。
こまめには更新できていませんが、粛々と続けてまいります。よろしくおねがい致します。

読みとおり、28日朝に通過しました。早朝からの御訪問ありがとうございました。
この8年、冬の空の星月が美しくなったように感じるのは気のせいかしらん。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月26日 (土)

図書館で借りた本0126

図書館で借りた本
□東京 都市と建築の130年 初田 亨
□我、弁明せず。 江上 剛
□警官の血 佐々木譲
□蘭陵王 田中芳樹
□時平の桜、菅公の梅 奥山景布子
□霊峰の門 谷 甲州
□中原の虹一 浅田次郎
□元禄百妖箱 田中啓文
やっと警官の血と中原の虹が借りられました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月22日 (火)

福井さんの“Bring Him Home!”

福井さんの「彼を帰して」の動画がアップされていました。素敵過ぎぃ~!

スロースターターですが、最終的にはとてつもない高みに到達なさる彼のこと。楽しみです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月13日 (日)

緊縮財政下における大型補正の必要が出てきました。風知草の本年度から次年度にかけての予算案

次年度予算編成の時期ですね。昨年2月に予算を立てましたが、決算をするまでもなく赤字。不足分は基金取り崩しと相成りました。今一度、収入減少生活を見据えた,娯楽費削減計画を検討中ですが…。
歌舞伎座開場は意気消沈していますが、検討の余地なく遠征決定が2件出てまいりました。
劇団四季 「シラノ・ド・ベルジュラック」平幹二朗主演
東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」

条件
・遠征は年2回が限度。一世一代等やむを得ない場合に限る。
・席種にランクがある場合、原則として最低を選択する。
・プログラムの購入は極力控える。
・行程は効率化を図る。
・グッズは購入しない。
・観劇日の10日前にスケジュールをチェックし,危ない場合は手放す。
・結果として予定が空いても諦める。

 
木戸銭
 歌舞伎  5,000×12= 60,000 @3等
 文楽    4,640×12= 55,680 @1等・友の会
 宝塚歌劇 3,500× 2=  7,000 @B席
        5,000× 1=  5,000 バウ
 劇団四季 3,000× 1=  3,000 @C席
        7,000× 1=  7,000 @S席
 京響PAC 4,000×12= 48,000 @A席
 演劇    10,000×12=120,000 @S席
 オペラ   10,000× 2=24,000 @S席
 ミュー   13,000× 6=78,000 @S席 
 
 
 

  小計              61  407,680
実情に合わせて書きだして見ましたが厳しそう…。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月12日 (土)

12日(土)夜のだしまきの会は大盛況。今年も素晴らしい舞台にめぐり会えますように。

この日はだしまきの会があるので2度目のひらかな盛衰記と本朝廿四孝を観劇しました。
藤十郎センセを中心に13人、素敵なゲストも御迎えし盛り上がりました。

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2013年1月10日 (木)

今年は福井さんはバルジャンとジャベール!この知らせをどれほど待ったことでしょう!

そのはず!そのはず!そうでなくてはなりませぬ。24653〜。
前祝いに24601をまた見に行こ!
脳内で彼を帰してと星よ!の福井変換の幻聴で泣けるヘンな人になってしまいました。
それにしても、昨年も多くの舞台に出演なさってました。さすがです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月 4日 (金)

国立文楽劇場初春公演初日・住大夫さんが寿式三番叟の翁で舞台復帰



国立文楽劇場初春公演初日
恒例の挨拶と鏡開きです。今年は人間国宝様がずらり並ぶ場面はありませんでした。よく晴れたけれどもとっても寒い朝でした。
寿式三番叟の一輔さんと幸助さんによる鏡開き。威勢が良くて手際が良いので長い行列もすいすいさばけます。もちろん、通しで観劇しました。
呼び物は、何といっても半年休演されていた住大夫師匠の舞台復帰です。幕開きには、割れるような拍手と住大夫!という掛け声が飛び交っていました。
重厚感と舞台を支配する品格はやはり文楽の顔・最高峰の住師匠であられます。
演目の並びが忠臣蔵通しと比べて、よく出るものばかりと期待はまずまずでしたが、拝見して見れば、華やかで正月らしかったです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月 2日 (水)

宝塚月組公演・ベルサイユのばら・オスカルとアンドレ編2日ソワレ ・宝塚よ永遠なれの祝祭劇

Photo
2日ソワレを拝見してきました。
宝塚を代表する人気演目。繰り返し上演されていますが、そのときどきのスターさんや座組みに合わせて加筆され続けているのも長寿の秘訣です。近年はスピンオフストーリーが何本も制作され原作とはかなり異なるものもあると聞きます。ワタクシはどちらかといえばスーツものとショー志向なので、語れるほどたくさん拝見していません。
マイラストベルばらは、朝海ひかるさん主演のオスカル編。朝海ひかるさんの瞬きをするのも惜しい美しさが印象的でした。

今回のあらすじ
オスカルが近衛隊からフランス衛兵隊に転属を志願して、初めて出仕するところから物語は始まります。ジャルジュ家に身を寄せていたロザリーは既に新聞記者のベルナールと結婚しています。オスカルが衛兵隊の荒くれ者たちと心を通わせ、平民の窮状に心を痛め、自由、平等、友愛の志を抱き、革命に身を投じるまでのプロセスを中心に描かれています。アンドレの身分違いの恋慕と、目を負傷しオスカルを守ることも叶わなくなった苦悩もたくさん出てきます。

主題曲は、ばらベルサイユと愛あればこそが多発です。我が名はオスカルとラ・マルセイエーズは出ません。挿入曲はかなり新しくなっています。
朝海ひかるさんが乗ってらっしゃった回転木馬風ペガサスさんは、今度はガラスの馬車を曳いています。ガラスの馬車には主演二人が乗っておられます。
ベルばら恐るるに足らず。宝塚歌劇の祝祭劇です。楽しいですよ!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2013年1月 1日 (火)

二代目市川猿翁四代目市川猿之助九代目市川中車襲名披露壽初春大歌舞伎大阪松竹座初日

幕
例年初日は2日ですが、今年は元日からの26日間の興行です。襲名披露幕は福山雄治さんのデザインで評判になったもの。歴代の隈どりの複合だそうです。
昼の部
一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)

曽我五郎/猿弥
小林妹舞鶴笑也
二、歌舞伎十八番の内毛抜
粂寺弾正/右近
八剣玄蕃/猿弥
腰元巻絹/笑三郎
秦民部/薪車
八剣数馬/弘太郎
秦秀太郎/春猿
小野春道/竹三郎
小野春風/門之助
三、義経千本桜 吉野山(よしのやま)
佐藤忠信実は源九郎狐/亀治郎改め猿之助
逸見藤太/翫雀
静御前/藤十郎
四、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)
真柴久吉/猿之助改め猿翁
石川五右衛門/中車

昼の部、正札附根元草摺と毛抜はまったりとはじまりました。
呼び物の吉野山ですが、藤十郎丈の静午前と新猿之助丈の忠信の組み合わせはちゃんと主従に見えます。色っぽく艶やかな元白拍子さんが若く親孝行の忠臣をなぶる雰囲気がよろしい。戦記の語りのくだりもはんなりときびきびとの対比が絶妙。歌詞に忠実に舞っておられるという分かりやすさがあります。引っ込みも亀治郎時代からいろいろなパターンがありましたが、狐さんの正体をあらわし、るんるんふんふんとはけていきはります。きゅーんとかわいいんですよねえ。
中車丈の石川五右衛門は典型的な歌舞伎なので少し発声がきになりましたが、なかなか若々しくパワフルに演じておられました。猿翁丈も台詞が決まっておられました。
元日から歌舞伎を見られる幸せ。良い一年になりそう。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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新年のごあいさつを申しあげます

Photo_2
年末は荒れ模様の天候でしたが、新年は寒いながら晴れ間が見られる朝となりました。2013年が平安な年でありますように。
昨年はたいへんお世話になりました。今年もよろしく御交誼のほどお願い致します。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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