早いものでもう12日が千秋楽。東京へ旅立ったらもう戻って来られません。基本的に当日券で観る主義なもんで、千秋楽と土日は無理ということで、8日ソワレ行ってきました。なぜか、良い席で観られたんだなあこれが…。
やはり、最も泣けるのがプロローグのカゲソロ。どんだけ歌ウマなんでしょ。
お芝居のなかの南方仁センセは、現代においては、脳外科医としての技術を評価されながらもその限界に苦しむ素直な青年で、タイムスリップしてからは、医師としての職能に目覚め、目の前の命を救うことこそ生きる意義と、幕末に生きる決意をしはるちょっとした大人です。桂さんは、こういう爽やかでええ人というのが一番です。
咲さんは、ひたすら仁センセを慕うというところが、美海さんらしく、この組み合わせをいつまでも見ていたいと思わずにはいられません。
初めから、このカップルでガンガン売りだしていたら、違う展開もあったでしょうに…。
いつも、冷静なイメージの早霧さんは、今回は坂本龍馬役。テレビドラマ仁の内野さんを彷彿とさせる、陽気で磊落で調子が良いおにいさんです。無類の女好きというのもイメージとギャップあります。暗いこの時世を笑い飛ばすお笑い担当であられます。
豪放磊落といえば、坂本の師匠の北翔海舟さん。ええ声で、恰幅はいいし、押し出しも聞きます。意外に若々しく素敵。もう一人の勝の弟子が旗本・橘恭太郎。20歳くらいかな、若々しい秀才に見えました。国の未来を憂えながらも幕臣としての使命を全うしようとします。小出恵介さんとはかなり異なるアプローチでした。
5人を中心に物語は展開しますが、てんこ盛りのエピソードに山盛りの登場人物をバランスよく、皆さんに見せ場があって、じわーんと感動するよう配されてました。
ラストは、よう考えたら突っ込みどころあるかもしれませんが、タイムスリップもんは、どっちに転んでも完璧とはなりません。二人が上手く行ったらええんです。宝塚なんですから…
えーと、仁センセと咲さんは、別れ別れにになったんですから悲恋?桂ちゃんと美海ちゃんがラブラブだったらええんや~。
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