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2012年11月

2012年11月30日 (金)

當る巳歳吉例顔見世興行六代目中村勘九郎襲名披露・初日夜の部・五段目からの鑑賞です。中村勘三郎の息子に生まれたことを誇りに思いますで、仁左さまはじめ皆号泣


南座顔見世

仁左さまの勘平さんを拝見したく、時間休を頂いて頭から鑑賞してまいりました。ごゆっくり休んでいただきたいのと、やはり御姿を拝見したいのと綯い交ぜの気分です。
病み上がりということで、痩身がますます磨きがかかって冴え冴えとなさった感じでした。正座なさったときの御膝が薄いなとか、伏せておられる御身体の骨格が透けるようなとか…。
勘平さんの悲壮感と切迫感が痛々しいです。
また、長身小顔痩躯の時蔵丈の気品あるおかるちゃん、おかるちゃんのおっかさんらしい長身で凛とした竹三郎丈のおかや。皆さま文楽人形のプロポーションであられました。
先週、文楽であんだけ泣いたのに、仁左さま用の涙腺は別もんやったんや~。肋間筋がきゅーとなります。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2012年11月29日 (木)

日経新聞主催・文楽の夕べ・正月公演には住師匠も出られますので是非ご覧下さいとみなさんおっしゃってました。

日経新聞主催・文楽の夕べ

恒例の文楽の夕べ。例年は住大夫さんと俳優さんですが、今年は勘十郎さんと文学座の加藤武さんでした。
第二部は正月公演のダイジェスト、義経千本桜・すしやの段とひらかな盛衰記・松右衛門内の段のさわりを演じていただきました。文字久大夫、藤蔵さん、勘彌さん、幸助さんらによります。

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2012年11月25日 (日)

文楽11月公演は連日大入・仮名手本忠臣蔵は色欲と熱愛の物語い~

文楽11月公演は連日大入
通し狂言仮名手本忠臣蔵は、カンフル剤です。
全段見どころ、聞きどころ。24日夜はだしまき会、25日夜はアイハテ会で文楽ラブをほぼ語り明かしました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2012年11月13日 (火)

もうすぐ11月15日、11月25日と思うと、あれこれよしなしごとが浮かびます。

宝塚大劇場雪組公演は、11月12日に惜しまれながら千秋楽を迎えましたが、お芝居の「仁」に出てくるXデー、慶応3年11月15日には、「仁」の公演ないのですね。残念。
なんやかんやゆうて雪組大劇場公演と月組バウホール公演「春の雪」は2回ずつ見てしまったんで虚脱状態です。来年の雪組公演のことでTLが盛り上がってますので、ワタクシもつらつら思います。

未涼亜希さん。只で花組に返せ言われてもいやですが、「ブラック・ジャック」でブレイクしていただき、次期花組のトップスターさんに就任いただきたいです。花組の演目ですねえ。安寿ミラさんも真矢みきさんもカッコよかったぁ。
壮一帆さんの蝉しぐれもよさげです。春のベルばらは、初舞台生さんのロケットがありますし、各組のトップスターさんの客演がありますから、いやがうえにも盛り上がることでしょう。

私見をお許しいただくなら、「オーシャンズ11」は,詐欺師が似合う壮さんが主演、男役さんに人材豊富な雪組でやって欲しかったなあ。妄想配役だけでも萌えます。ネ。お披露目として危なげないスタートが切れますでしょうに。
宙組はロン毛とマントが似合う王子様系が伝統ですから、かなめさんでベルばら・フェルゼン!牢獄に助けにきてくださり、両手を広げて立っておられましたら、その胸に飛び込みたいと思わない女性は断じておりません。
モンテクリスト伯は、サバイバル系,俘囚、白髪も似合われる蘭寿トムさんで見たかったような。
ここまでは考えました。以下、↓荒れてるわけではありませんが、最悪を想定しているだけです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2012年11月10日 (土)

宝塚雪組公演・8日ソワレが粛々としたマイ千秋楽でした

早いものでもう12日が千秋楽。東京へ旅立ったらもう戻って来られません。基本的に当日券で観る主義なもんで、千秋楽と土日は無理ということで、8日ソワレ行ってきました。なぜか、良い席で観られたんだなあこれが…。

やはり、最も泣けるのがプロローグのカゲソロ。どんだけ歌ウマなんでしょ。
お芝居のなかの南方仁センセは、現代においては、脳外科医としての技術を評価されながらもその限界に苦しむ素直な青年で、タイムスリップしてからは、医師としての職能に目覚め、目の前の命を救うことこそ生きる意義と、幕末に生きる決意をしはるちょっとした大人です。桂さんは、こういう爽やかでええ人というのが一番です。
咲さんは、ひたすら仁センセを慕うというところが、美海さんらしく、この組み合わせをいつまでも見ていたいと思わずにはいられません。
初めから、このカップルでガンガン売りだしていたら、違う展開もあったでしょうに…。

いつも、冷静なイメージの早霧さんは、今回は坂本龍馬役。テレビドラマ仁の内野さんを彷彿とさせる、陽気で磊落で調子が良いおにいさんです。無類の女好きというのもイメージとギャップあります。暗いこの時世を笑い飛ばすお笑い担当であられます。
豪放磊落といえば、坂本の師匠の北翔海舟さん。ええ声で、恰幅はいいし、押し出しも聞きます。意外に若々しく素敵。もう一人の勝の弟子が旗本・橘恭太郎。20歳くらいかな、若々しい秀才に見えました。国の未来を憂えながらも幕臣としての使命を全うしようとします。小出恵介さんとはかなり異なるアプローチでした。

5人を中心に物語は展開しますが、てんこ盛りのエピソードに山盛りの登場人物をバランスよく、皆さんに見せ場があって、じわーんと感動するよう配されてました。

ラストは、よう考えたら突っ込みどころあるかもしれませんが、タイムスリップもんは、どっちに転んでも完璧とはなりません。二人が上手く行ったらええんです。宝塚なんですから…
えーと、仁センセと咲さんは、別れ別れにになったんですから悲恋?桂ちゃんと美海ちゃんがラブラブだったらええんや~。
これから御覧になる皆さま、心から笑って泣いて卒業を祝ってあげてくださいませ。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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図書館で借りた本1110・私を綱町三井倶楽部に連れてって

図書館で借りた本
□岩崎平太郎の仕事 武田五一・亀岡末吉とともに
□銀座建築探訪 藤森照信
□綱町三井倶楽部 石田繁之介
□文楽二十世紀後期の輝き 内山美樹子
□深泥丘奇談・続 綾辻行人
□遊君姫君 小谷野 敦
□白と黒が出会うとき 新堂冬樹
□黄金の太刀 山本兼一
□悪党の戦旗 岩井三四二
□最近NO.731 霧村悠康
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2012年11月 7日 (水)

ロックミュージカル騒音歌舞伎 ボクの四谷怪談 とことんめちゃくちゃとおっしゃいますがマトモな四谷怪談じゃん

脚本・作詞:橋本 治 
演出:蜷川幸雄 
音楽:鈴木慶一
出演:
民谷伊右衛門(当世蒼白青年)/佐藤隆太
佐藤与茂七(悲憤公害青年)/小出恵介
直助権兵衛(無残薄倖少年)/勝地 涼
お袖(可憐同棲少女)/栗山千明
次郎吉(天晴淫乱少年)/三浦涼介
お梅(恐怖早熟少女)/谷村美月
お岩(怪奇正体不明)/尾上松也
お熊/麻美れい
伊藤喜兵衛/勝村政信
四谷左門/男B/瑳川哲朗  
仏野孫兵衛/青山達三
老女A/市川夏江
小仏小平の母/梅沢昌代
宅悦/大石継太 ほか
あらすじ
昭和51年にして文政8年、さらに元禄14年であり南北朝時代。ところは東京都江戸市内。
浅草観世音境内で浪人の民谷伊右衛門が傘を売っているところへ、人気DJの伊藤喜兵衛が、娘のお梅が一目惚れしたので、妻に迎えてくれという。自分には妻・岩がいると断るが、伊藤親子は諦めそうにない。
お岩の妹・お袖には佐藤与茂七という許嫁がいるが、主君の仇打ちの資金集めに奔走しておる。与茂七のため、お袖は夜は客をとっている。そんなお袖にぞっこんの直助。皮肉なことに曖昧宿でお袖と与茂七は出くわしてしまう。
そんななか、お岩とお袖の父四谷左門は何者かに殺され、与茂七は殺害されて顔の皮を剥がれる。そして、産後の肥立ちの悪いお岩の顔に異変が…。

めちゃくちゃで混沌とした、マトモじゃない、ばかばかしい、凄まじい破壊力、元を徹底的にひっくり返してやるという謳い文句で紹介されています。「感動してもらおうなんて思っちゃいない」、「ことごとく世の常識を無視して全然違う何かを作ってしまう」とおっしゃってますので、こちとらも、感動なんか意地でもするものか、ネガティブ以外の感情をを少しでも起こさせてくれたら怒るでと身構えて観劇しました。
昭和51年に破壊を極めたものであっても、平成24年には、時代がそれを追い越していますので、ノスタルジーを感じます。身勝手で暴力的な若者がはびこり、売春も日常行為の娘たちが闊歩するのはむしろ文化文政の時代なのでしょう。予言が当たったと、当時駆け出し・今巨匠たちを、そうだったそうだった、お父ちゃん、あんた方は先見の明があってえらいと褒め、真剣に取り組んで下さった若い俳優さんたちに、心から敬意と称賛を捧げます。支えられたベテラン俳優さんたちには、心からお礼を申し上げます。ワタクシは、お父さん方にとことん付き合います。
普通に四谷怪談でした。それが一番怖いんだよね。
俳優さんたちには惜しみない拍手を、脚本家と演出家にはトマトを投げて差し上げるのが最大の賛辞になるかもしれません。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2012年11月 6日 (火)

ロミオ&ジュリエット ~ヴェローナの子供たち~ フランス来日版 オリジナルあっての世界上演なんですね。

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原案・原作:シェイクスピア
劇作・脚本・音楽:ジェラール・プレスギュルヴィック
出演
ロミオ:シリル・ニコライ、ジュリエット:ジョイ・エステール、
ベンヴォーリオ:ステファヌ・ネヴィル、マーキューシオ:ジョン・エイゼン
ティボルト:トム・ロス、乳母:グラディス・フライオリ
キャピレット夫人:ステファニー・ロドリグ、キャピレット卿:セバスティエン・エル・シャト
ヴェローナ大公:ステファヌ・メトロ、ロレンス神父:フレデリック・シャルテール
モンタギュー夫人:ブリジット・ヴェンディッティ、死:オレリー・バドル

歌とダンスはとびきり魅力的なのは申すまでもありません。世界でさまざまなバージョンがあるかもしてませんが、装置と照明とお衣装は、オリジナルから変更してはいけないように思いました。メインは、アレーネ・ディ・ヴェローナを象徴した屋外競技場の外壁、これに移動式のジュリエットの家を象徴する3つの塔が組み合わさっています。それに、ウェストサイドのドックの店を思わせるロレンス神父の庵が出入りします。空間は、広場や広間になります。キャピレット家は赤、モンタギュー家は青、その他はモノトーンでシックです。
恋愛もさることながら、どちらかといえば、若者たちの反目を主眼に置いています。ロミオもジュリエットも若々しいながら、大人です。箱入り娘と御曹司というわけではないところが西洋です。仕切るヴェローナ大公がめちゃえらそうです。ガールズを侍らせておられます。一幕、二幕の冒頭とフィナーレは彼の独り舞台でした。あのノリノリのエネルギーは敬服いたします。
死も中年女性で象徴的です。なんの象徴でしょう。もうちょっと考えます。
祈りの大曲がありました。とても迫力のある合唱で、あれを日本版で割愛したのは残念でした。
やはり、死が気になります。主題の根幹のはず。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2012年11月 5日 (月)

ライオンキングはやはりよろしいのではないでしょうか。

30日ソワレを拝見しました。初日の次の2公演目です。初日独特の招待客さんがもうおられず、平日夜というのに家族連れさんが一杯でした。いい雰囲気でしたよ。
大阪では12年ぶりとか。その間東京でjはずっとロングランを続けてこられたのですから、どんだけ人気あるかうかがえます。
キャストは、青山ラフィキ、田中シンバ、深見ムファサ、道口スカーを中心にエキスパート揃いで見応えあります。
そもそも、ラフィキの青山さんの声が耳の底に刷り込まれてますから、プロローグからもううるうるになります。一幕のムファサ「おまえの中に生きている」ですでに感涙にむせび、二幕のラフィキ「おまえの中に生きている」リプライズではもうもう、ヒクッヒクッと嗚咽状態。青山ラフィキを聞きにお急ぎあれ。深見さんは愛情溢れる優しいお父さんですし、道口さんは、悪役の色香と品がありますし…。
気になる点がふたつ。プライドロックは螺旋状にせり上がらず、出来合いが出てきます。奈落の深さが足りないのかな。
シンバとナラの体格ですが、ヤングナラの方がヤングシンバより大きくなくてはなりませんし、大人ナラと大人シンバの体格差はあまりない方がストーリー的に良いはず。谷原ナラが田中シンバをねじ伏せるのは無理っぽいような…。谷原さんは、美人で気迫があって素敵ですのでこれが標準なのかもしれません。濱田さんの記憶を消せばいいのかな。
福井さんのムファサを見ることがなできないのが残念です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2012年11月 1日 (木)

11月は文楽・通し狂言「仮名手本忠臣蔵」がありますから…

11月は,文楽錦秋公演・通し狂言「仮名手本忠臣蔵」です。あ,忘れてはいません。「こんばんは,父さん」を大阪で待ちます。11月30日は、もう、南座顔見世興行初日なんですね。早っ
12月は11日の休みに大晦日を加えて12日の休みがありますね。
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