10月9日産経新聞の夕刊に文楽地方公演における勘弥さんのすしや・お里に取り組むお姿が掲載されていました。
文楽地方公演・9日夜の部を拝見する前にネットで見ました。とーっても美しい写真です。恐縮ですがお借りします。
夜の部は二人禿と義経千本桜三段目すしやの段です。椎の木の段と小金吾討死の段はなしで,いきなり下市村「釣瓶鮓」からです。
最近,綺麗な娘役が続いている勘弥さんですが,ただ綺麗なだけでなく,かといって純朴でおきゃんなだけでもない,どこにでもいそうな生き生きとした娘さんです。英大夫と清介さんとの相性もいい感じです。
すしやとしては,主演の勘十郎さんのオーラが半端なく,父親の忠義一念,母親
の細やかな情愛,お里の悲しい失恋もぶっ飛ばす「ごんたくれ」ぶり。「権太」の名にしおう迫力でございます。津駒大夫と藤蔵さん(本役)の重厚な音が映えます。唸る床です。よいわねえ。
人形遣いさん12人がぎゅうぎゅうの迫力です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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この日は,遠来の客人のゆきよさまとも再開出来ました。我ら文楽愛こそ会上方支部会員のおわぞんさまともともご一緒でしたので,するめの天ぷらを肴に文楽談義に花が咲いたことは申すまでもございません。
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