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2012年9月17日 (月)

宝塚星組公演「ジャン・ルイ・ファージョン-王妃の調香師-」主題はブルジョワ目線ですが一番貴族的な紅ジャン・ルイ

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作・演出:  植田景子
キャスト
紅ゆずる:ジャン・ルイ・ファージョン(王妃の調香師)
真風涼帆:フェルゼン(スウェーデン貴族・王妃の恋人)
早乙女わかば:マリーアントワネット(フランス王妃)
音花ゆり:・ルブラン夫人(肖像画家)
如月蓮:エミール(ジャン・ルイの弟)
美稀千種:クーニエ(弁護士)
汐月しゅう:ギョーム(革命裁判所の検察官)
綺咲愛里:ヴィクトワール(ジャン・ルイの妻)
あらすじ
1974年。フランス革命後、王も王妃も既に処刑され、ロベスピエールの恐怖政治となった時代、ブルジョワジー階級の調香師ジャン・ルイ・ファージョンの革命裁判が始まった。王妃と親交があり、贅沢品を王侯貴族に売り莫大な利益をあげたことが革命への反逆とみなされ、死刑確定の出来レースの暗黒裁判だった。死を覚悟したジャン・ルイは、息子へ自分の仕事と祖国愛について手記をしたため、弁護士クーニエに託す。
ジャン・ルイが初めて王妃に謁見されたのは、プチ・トリアノン宮で親しい人たちに囲まれ気ままに暮らしているとき、御用達の香水等を届けたときであった。一目で王妃の優雅さや肌の美しさに魅せられ、プチ・トリアノンをイメージした香水の調香を引き受ける。店は、貴族の女性が押し寄せ大繁盛していたが、ジャン・ルイは不穏な国情を考慮し、新大陸への進出も考えていた。
そして、革命が勃発し…。

植田景子先生らしい上品で凝りに凝った舞台づくりです。もともと歌劇団にはフランス革命もののお衣装のストックはありますが、今回の売りは、ジャン・ルイのお花のスーツとルブラン夫人の花の女神フローラに扮するマリーアントワネットの肖像のお衣装です。全体に艶を抑えたり紗幕を介したりして上品。
装置も牢獄と裁判所の石積みのパネルと王宮を示すロココの風俗画の美しいパネルを交互に使い、場面転換も円滑です。年代もレ・ミゼのように年号が示され、混乱はありません。ベルばらを知らなくとも、王妃の最後の世話係ロザリーなど、しっかり作り込んでおられます。
舞台に香りもあったのかもしれません。ロビーにロクシタンの薔薇のトワレが置いてあってその香りの記憶かも…↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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紅ゆずるさんのジャン・ルイは、ポスターよりずうーっとお綺麗です。真風さんのフェルゼンは、若々しく情熱的です。早乙女さんのアントワネットは、おっとりと素直で生まれながらの貴婦人の風情がぴったり。グエネビア王妃といい宝塚の娘役さんはそう見えなかったらあきません。このお姿で出て来られた時点で成功です。(エリザベート、ポンパドゥール夫人などありましたねえ)歌や踊りや演技は、ベテランさんや若いもんに任せて、存在が大切ですねえ。

ルブラン夫人にも御自身の肖像画に似たお衣装と髪型をチョイスして差し上げて欲しかったです。

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