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2012年6月 2日 (土)

11.25自決の日・三島由紀夫と若者たち

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監督:岩松孝二、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)、キャタピラー
キャスト
三島由紀夫:井浦新、森田必勝:満島慎之介、三島瑤子:寺嶋しのぶ、古賀浩靖:岩間天嗣、小賀正義:永岡佑、小川正洋:鈴之助
あらすじ
1966年、早稲田大学では学費値上げで左翼系の学生たちを中心に決起していた。そんななか、森田は社会秩序の崩壊を憂い、右翼系の活動に参加していた。三島は、超人気作家としてノーベル文学賞を期待されていたが、日本の美を取り戻さなければという焦燥と使命感にとらわれ、自衛隊で訓練を積んでいた。そして、学生運動全盛の運動全盛期の1968年、三島は文筆業の傍らで民族派の学生たちと「楯の会」を結成し、有事の際には自衛隊とともに決起するべく活動を続けていた。しかし、警察権力の前に自衛隊は出動の機会すらなく、楯の会の若者たちは苛立ちを募らせていく。そして、1970年11月25日を迎える。

1960年代後半の社会を丁寧に書いた作品です。確かにあの時代、大学や町中で市街戦がありました。赤軍によるテロもありました。日本が発展途上国だったのですね。
映画は、三島たちの行為が社会には何の変化ももたらさなかったことをきちんと伝えています。三島たちの観念と行為のありようを批判や共感とは無縁の視座から描いた潔さに満ちていました。
文学にはまったく踏み込んでいないところも問題をシンプルにし、快いです。観おわったあと…。どよよーんとはなりますが…。
アラタさんはじめみなさん熱演です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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三島由紀夫氏には、理念を小説や戯曲に仮託して問うという選択肢はなかったのでしょうか。それにつけても、見事に志が継がれていないことを再確認せざるをえませんでした。

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» 井浦新インタビュー:映画「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」について【1/4】 [INTRO]
先日閉幕となったカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映され、話題を呼んだ若松孝二監督の新作『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』。本作で三島由紀夫役を演じ、新しい解釈の三島像を打ち出した井浦新さんにお話を伺った。【page1/4】... [続きを読む]

受信: 2012年6月 6日 (水) 23時00分

» 映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」その日に至るまでの軌跡を見る [soramove]
「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」★★★☆ 井浦新(ARATA)、満島真之介、 タモト清嵐、岩間天嗣、永岡佑、 鈴之助、渋川清彦出演 若松孝二監督、 119分、2012年6月2日公開 2011,日本,若松プロダクション、スコーレ株式会社 (原題/原作:11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知り... [続きを読む]

受信: 2012年6月16日 (土) 14時42分

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