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2012年5月22日 (火)

ふるあめりかに袖はぬらさじだけでなく、劇場まるごと玉様を楽しませていただきました。

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5月20日(日)マチネを拝見。
この日は,日頃ツイッターでご交誼させていただいている皆様と,偶然,極至近距離のお席となり,観劇後も劇場内のお衣装やポスター展をご一緒に拝見し,玉様談義に盛り上がりました。
原作 有吉佐和子
演出 斎藤雅文
配役 横浜の遊郭岩亀楼の抱え三味線お園 坂東玉三郎
            抱え亀遊    石原舞子
            通詞藤吉    松田悟志
            主人      小島秀哉
            遣り手お咲   伊藤みどり
      アメリカ人の客イルウス   団 時朗
      尊攘派思誠塾生の客岡田   藤堂新二
あらすじ
 文久元年(1861年)。江戸の吉原から流れてきたおしゃべりで気風のいい三味線芸者お園は,横浜の遊郭岩亀楼の名物芸者だ。面倒見の良いお園は,吉原からの顔なじみの抱えの亀遊が病に臥せり,行灯部屋で養生しているのを見舞っていた。そこで,蘭法医を志す通詞の藤吉と亀遊が恋仲であることを知り,かげながら見守ることとする。
病が癒えた亀遊が店に初めて出た日に事件は起きた。岩亀楼には,唐人口といい外国人客を相手にする遊女と,日本人のみを相手にする日本人口と分けられていた。横浜の商人とアメリカ人イルウスは連れ立って登楼していたが,唐人口の遊女の奇天烈さに比べ亀遊の美しさに一目惚れし、今夜の敵娼にすると言い出す。その要求を通訳していたのが皮肉にも藤吉だった。驚愕し絶望した亀遊は剃刀で自害してしまった。
亀遊の死から75日。何と瓦版には,異国人客をとることを拒否して自裁した天晴れ攘夷芸者,烈女の鑑と称えられていた。驚く主人とお園だったが,事態は思わぬ方向に発展し,収集がつかないことに…。

玉様は絶好調。おしゃべりでせっかち,お調子者で気風のいい江戸っ子というキャラは,玉様の素に近いのではと勝手に思っています。殆ど出ずっぱり,しゃべり詰めのお園さんですが,テンポや間はしたい放題だろうと思われますので,本当に楽しんで演じておられました。芸者姿も粋でお綺麗なのは申すまでもありません。
南座の舞台のスケールと岩亀楼の引き付けの間のスケール感がいい感じですし,だんだん話が大きくなって調度がそれらしくなっていくのが愉快です。御共演の皆様も玉三郎丈が選ばれた方々ですから長身美形で品よく喧しくなくいい感じでした。お園さんのマシンガントークが引き立ったという点では,オールスターキャストだった歌舞伎座の舞台より断然ワタクシ的には好みです。

物語の枠組みが際立ってくると,マスコミのでっち上げ噺に踊る主人公とそれをとりまく人々。そして,調子に乗ってえらい目にあうというオチが,野田秀樹さん風の印象になります。有吉佐和子さんは,早くから大衆好みのストーリーに迎合することの危うさやアイロニーを分かっておられたんですね。確立された演出かと思われますが,ポップな演出で見てみたい気もしました。
玉様演出で藤山直美さん主演のときも素敵だったなあ。
せっかく花道横だったのに、花道は使われませんでした。ザンネン。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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左は昭和51年7月の平幹二朗さんのマクベスと玉三郎丈のマクベス夫人。マイ初玉様です。思えば思えば、このお芝居を見てしまったばっかりに…。見なかったら別の人生があったかもしれません。
右は昭和57年2月の桜姫東文章。桜姫は、お江戸で、今の團十郎丈が清玄、仁左衛門丈が権助、玉三郎丈の桜姫のトリオで拝見していますので、2度目でした。

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