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2012年3月13日 (火)

説経節ひとり芝居「しのだづま考」説経節とはこんなものと初めてわかりました。

説経節ひとり芝居「しのだづま考」
3月6日(火)京都府立文化芸術会館で拝見しました。
戯曲:ふじた あさや
   1978年、前進座で初演した「しのだ妻」より
出演:.中西和久
作品は,葛の葉伝説,説経節「信太妻(しのだづま)」,浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」,歌舞伎等の古典芸能を融合させ,現代演劇に再構成したもの

説経は、鎌倉時代から室町時代にかけて発生した芸能で,寛永の始めから寛文頃までがその全盛期で、僧形の芸人が門付け(門説経)や、街角に傘を立ててささら・鉦・羯鼓を伴奏として興行を行った。後には三味線を取り入れたり、小屋で操り人形とともに行われるようになった。だが、その性質上どうしても内容が仏教的なものに限られてきてしまうため、次第に義太夫節に圧倒された。しかし、その近世芸能に与えた影響は大きい。

説経節は本来,僧形の芸人が門付けや、街角で興行を行ったひとりの語り芸です。人形浄瑠璃の大夫さんは太棹三味線を伴奏にひとりで何役も語り分けられるのと同じです。ですから,随所に人形浄瑠璃や歌舞伎で既視感のある所作や音曲が登場します。長く演じ続けられ、今日もどこかのまちを回っておられます。
帝の語りは、当今になったはりました。とてもほっこりとなるパフォーマンスでした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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あらすじ
しのだづま考ですので,語りながら,物語の解説や考察もなさいます。
村上天皇の御世。河内国のひと石川悪右衛門は妻の病気をなおすため、兄の蘆屋道満の占いによって、和泉国和泉郡の信太の森(大阪府和泉市)に行き、野狐の
生き肝を得ようとする。摂津国東生郡の安倍野に住んでいた安倍保名は信太の森を訪れた際、狩人に追われていた狐を助けてやるが,悪右衛門から重傷を受けた。そこに葛の葉という女性が現われ、保名を介抱して一緒に暮らし始める。二人は童子丸という子供をもうけ,幸せに暮らしていたが,童子が5歳になったとき,葛の葉の正体が狐であることが知れてしまう。葛の葉は一首を残し信太の森へと帰ってゆく。
「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」

後段もあります。童子丸は晴明と改名し、保名と共に都に上り、母親譲りの通力で天皇の病気を治し、陰陽頭に任ぜられる。宿敵の陰陽師・芦屋道満と対決して勝利を収め,のちに天文博士になるという後日譚が付いています。

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