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2012年3月15日 (木)

文楽地方公演3月4日・「摂州合邦辻」和生さんの玉手は愛に殉じる烈女

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4日(日)は京都(京都府立文化芸術会館)にきてくらはりました。今春の巡業は、尼崎、姫路と関西にも寄っていただけました。秋と同じ演目ですが、配役は総入れ替えです(以下は主な配役)。合邦フリークなので、夜の部だけの鑑賞となりました。 

夜の部
解説 相子大夫

団子売
お臼  桐竹紋臣
杵造  吉田玉佳
竹本芳穂大夫、豊竹靖大夫/鶴澤清馗

摂州合邦辻
合邦住家の段
親合邦  吉田玉女
合邦女房 吉田文司
玉手御前 吉田和生
奴入平  吉田幸助
浅香姫  吉田一輔
俊徳丸  吉田清五郎
竹本三輪大夫/竹澤團七
竹本千歳大夫/竹澤宗助

説経節の決定版は「しんとく丸」です。謡曲なら「弱法師」、浄瑠璃で「摂州合邦辻」。果たして玉手はどの浄土に往生したのでしょうか。
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開演前、和生さんの玉手御前がロビーで出迎えていただけました。ただ、持っておられるだけなのに、辺りを圧する美しさ。
昨年の場をさらった勘十郎さんの玉手御前とはかなり異なる玉手さんでした。実家に帰っての我儘はなく、どこまでも自己に対する厳しさが見えます。恋に関しては、一歩も引かないまっしぐら感が漂います。しゃきーと伸びた背筋、ぶれない体幹。舞踊の名手のように見えます。足遣いさんは回し蹴り両足キックでした。往復ビンタは強烈ですが、体の線を崩さず格闘なさってました。やっぱり、浅香姫さんにはなりたくないですね。
文雀さんゆずりの気品と美しさにこだわった玉手さんです。心根の美しさが所作にでるという解釈とみました。艶やかなクドキ、恋情のほとばしり、壮絶な手負いのくだりも、迷いのない愛が一貫されてました。そういう意味では、愛欲の虜と忠孝の落差が勘十郎より少なく、意外性が少ないと言えるのかもしれません。

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