宝塚宙組公演「ロバート・キャパ 魂の記録」凰稀かなめさんの真摯な眼差しで感動の舞台に!
バウ・ミュージカル
『ロバート・キャパ 魂の記録』
作・演出/原田諒
キャスト
アンドレ・フリードマン(ロバート・キャパ)/凰稀 かなめ
ベルリン時代の通信社の上司シモン/汝鳥伶
親友チーキ/春風弥里
母/光あけみ、弟/桜木 みなと
パブロ・ピカソ/風莉 じん
ゲルダ・ポホライル(ゲルダ・タロー)/伶美 うらら
スペイン人民戦線兵士/凰樹いち
あらすじ
報道写真家ロバート・キャパは、1954年、インドシナ戦線を取材中に地雷により爆死。平和を願い戦争を撮り続けたキャパの生涯を回顧する元上司シモンの手には、キャパが愛用した小型のライカがあった。
1933年、アンドレ・フリードマンは意欲的な写真を撮る有能なカメラマンだったが、ユダヤ人であることから、ドイツを離れることを上司に勧められ、親友と共にパリに進出する。パリでは本名で売れないと行き詰まったとき、共同で仕事を営むジャーナリストのゲルダの提案で、アメリカ人写真家ロバート・キャパとなる。
不穏な欧州情勢の中、反ファシストたちは理想主義の旗を掲げて世界各地からスペインへ集結する。キャパもスペインへ向かい写真家仲間とマグナムという共同体を結成した。そして、スペインで出逢った1人の人民戦線の兵士の壮絶な死の瞬間をとらえた写真で一躍脚光を浴びるが…。
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7日(火)午後、バウホール千秋楽を観劇してきました。
激動の20世紀初頭を生きた男たちを描く作品を作り続ける原田さんの第3作。宝塚のキャパは、孤高の芸術家ではなく、高い志と深い愛の心を持ったピュアな青年だ。そんなキャパ像が、真摯な眼差しが素敵な凰稀 かなめさんのイメージにぴったりで、木っ端みじんに吹っ飛ぶ衝撃の冒頭にもかかわらず、観劇後には清々しい感動が残る。装置も乾いた砂漠風の八百屋に効果的な照明、キャパ作品のフラッシュと、申し分のないしつらいだ。
かなめさんは、友や家族、恋人との心の絆を丁寧に演じ、美しい姿による求心力との相乗効果で、立派な主演俳優さんとしての存在感を示された。
とにかく、相手役さんへの眼差しが暖かく優しくて、宝塚歌劇の男役さんならではのツボを押さえておられます。
終演後のあいさつでは、宙組に移ってからの初めての主演なので、メンバーの絆を大切に心を込めて演じました。東京での公演が続きますが見に来てくださいねということでした。
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