« 新年のごあいさつを申しあげます | トップページ | われら京都のチームパープルサンガは善戦しました。 »

2012年1月 2日 (月)

宝塚花組公演 復活・カノン 宝塚歌劇らしいクラシカルで品格のある2本でした。

Photo
画像は公式からお借りしました。
ミュージカル・プレイ『復活 -恋が終わり、愛が残った-』
原作:レフ・トルストイ作「復活」より
脚本・演出;石田昌也
配役
ネフリュードフ公爵(ロシア貴族の御曹司・軍人)/蘭寿 とむ
カチューシャ(ネフリュードフの叔父の屋敷の使用人)/蘭乃 はな
シェンボック(ネフリュードフの親友)/壮一帆
シモンソン(革命家)/愛音羽麗
ミッシィ(ネフリュードフの婚約者)/実咲凛音
ファナーリン(弁護士)/華形ひかる
ワーニコフ刑務所長/悠真 倫
セレーニン検事/朝夏 まなと

あらすじ
19世紀末の帝政ロシア。貴族の将校ネフリュードフは、貴族の娘ミッシィと婚約し華やかな日々を送っていた。そんなある日、ネフリュードフは宿屋で起きた殺人事件の陪審員となる。3人の被告のうちの一人の娼婦は、ネフリュードフがかつて愛し捨てたカチューシャだった。無実を訴えるカチューシャだったが判事は10年のシベリア流刑を言い渡す。
また、カチューシャの転落の人生の原因を作ったのは自分の無責任な行動と知った。
自責の念にかられたネフリュードフは、彼女の無罪を勝ち取るため財産や貴族の称号まで投げうち一生を捧げようとする。

宝塚花組公演初日拝見してきました。鏡開きには間に合いませんでしたが、公演は感動的で華やかでした。海外大作もいいですが、宝塚歌劇は、ミュージカルとレビューの2本立て、新作あて書きが王道と感じました。トルストイの傑作で、これまでにも演劇や映画化されている作品です。石田センセは、原作の重さをそこなうことなく、宝塚歌劇らしいラブロマンスに仕立ててくださってます。曲の数が少ないのは、カチューシャの唄初めロシア民謡でカバー。
蘭寿とむさんは正義と熱情という言葉が似つかわしいお方。シャキーンと伸びた背筋、まっすぐな視線、立派すぎる行動原理が女にとって重荷になるというところまで表現なさってました。元日から客席泣かせたはりました。
見貯めに走ってます。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ
にほんブログ村

レビュー・ファンタシーク『カノン』-Our  Melody-
作・演出/三木章雄

こちらも、クラシックの名曲のメロディラインがカノンになっています。作曲家の先生にお仕事と報酬をよろしくお願いします。
花組を拝見していたのは安寿ミラさん、真矢みきさんの代だけですから、なんとも申し上げにくいのですが、燕尾の群舞の伝統が蘇ったような気が致しました。デュエットダンスが何組もというのも好きなパターンです。奇想天外な場面はなかったですが、クラシカルで品格のあるレビューでした。

|

« 新年のごあいさつを申しあげます | トップページ | われら京都のチームパープルサンガは善戦しました。 »

ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宝塚花組公演 復活・カノン 宝塚歌劇らしいクラシカルで品格のある2本でした。:

« 新年のごあいさつを申しあげます | トップページ | われら京都のチームパープルサンガは善戦しました。 »