マエストロ・佐渡裕と夢・京都市右京区主催の新春トーク
1月16日(月)夜,京都市右京区主催の佐渡裕さんの新春特別講演会に当選しましたので,万難を排して聴いてまいりました。
佐渡裕さんは,京都市右京区太秦出身で,安井小学校,四条中学校,堀川高校,京都市立芸術大学と,幼少から青年期までを京都市右京区で過ごされました。
学科は,フルート科ですが,幼い頃にあこがれたバーンスタイン氏のような指揮者になりたいという夢を育み,とうとう,子どもの頃からの最終目標であったベルリン・フィルの指揮者に昨年就任されました。
高い音楽性はもとより,豊穣なパーソナリティで子どもたちを含む個々の演奏家の力を最大限引き出し,情熱で融和させ,魂まで至高の世界にいざなってくださる創造者であられます。サドラーという熱烈なファンが多数おられるのも当然です。
輝かしい経歴は中略しまして,2002年より(財)兵庫県芸術文化協会芸術監督(音楽)に就任され,現在は,兵庫県立芸術文化センター芸術監督として,兵庫県をフランチャイズに世界に活躍されています。しかし,出身地の右京区のことは気にかけておられ,地元の小中学校でイベントをたびたび開催され,子どもたちを音楽好きにしてしまわれています。
著書に『僕はいかにして指揮者になったのか』などがあります。
生まれ育った右京区での思い出と変わらぬ想いに会場は和みます。音楽の授業のリコーダーは大好きで,タイガーマスクやマグマ大使などの曲を上手く吹き,人気者に…。サプライズで,佐渡少年の生声によるなりきり歌唱と台詞が流され,たいへん恥ずかしがっておられました。
また,東日本大震災被災地での指導,交流活動などについてお話しいただきました。サプライズ2は,佐渡さん指揮,観客の歌,藤田区長のピアノ伴奏というのもあり,最高潮で幕を閉じました。
少年の夢を見守るええ大人たちの存在が大きかったようです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。にほんブログ村
1 日 時 平成24年1月16日(月) 午後7時〜午後8時50分
2 場 所 京都外国語大学 森田記念講堂
3 ゲスト 指揮者 佐渡 裕 氏
4 聞き手 右京区長 藤田 裕之氏
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コメント
>しろくまさま
皆をサドラーにしてしまわれます。昔は京響も振ってくらはったんですが、最近はなかなか。
投稿: とみ(風知草) | 2012年1月19日 (木) 23時17分
佐渡さん、NHKの「家族に乾杯」でそのお人柄を垣間見る事が出来ました。良い人ですね、と。太秦安井、あの辺はよく存じて居ります。
右京区、映画のまちである事は勿論の事、技術者のまち、学生のまち、であり。京都、でありながらよそ者を受け入れてくれる、自由なまちであり、今でも愛着があります。
ただ、宿が少ないのは残念な事ですが。
投稿: しろくま | 2012年1月19日 (木) 09時38分
>しろくまさま
洛外ですが、文化をはぐくむ風土があります。アットホームなトークイベントでした。
投稿: とみ(風知草) | 2012年1月18日 (水) 22時04分
京都市右京区、実は学生時代に2年ほど住んでいまして。家から見渡す嵯峨野、良いものだ、と思っていました。
投稿: しろくま | 2012年1月18日 (水) 20時32分