京都新聞に掲載された1月12日の琵琶湖の蜃気楼
あまりに鮮やかな蜃気楼画像なので,転載させていただきました。ここではよく虹が見られます。我々湖南の大津市民は何気なく都市生活を満喫していますが,大自然の湖山の恵みに抱かれていることのありがたさに思い至らずにはいられません。
また,この現象が見られた島ノ関は,近江八景の「粟津の晴嵐」から1キロほど西に当たります((歌川広重画)粟津の松林はもう少し東の近江大橋の辺りです。)。「晴嵐」は大風ではなく、山から立ち上る気=山霞のことで,けむる比叡山と里の風景を楽しむ趣向です。洞庭湖の瀟湘八景・山市晴嵐(さんし せいらん)の山里が山霞に煙って見える風景の見立てであることは申すまでもありません。自然風景を楽しむにも,趣向と見立ての遊び心を駆使した文化クリエーターたちにも感謝の心を忘れてはいけません。
高層マンションやホテルなどの現代建築たちも蜃気楼の幻想フィルターを通せば,美しく見えてきます。
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雪山をバックに、対岸の建物が琵琶湖に浮かんでいるかのように見える蜃気楼(12日午後4時10分、大津市島の関から望む)
対岸の建物が琵琶湖に浮かんでいるかのように見える蜃気楼(しんきろう)の一種、浮島現象が12日午後、大津市島の関のなぎさ公園から見られた。冬型の気圧配置による厳しい冷え込みで湖上の空気の上下に温度差が生じたため。
午後4時、対岸の守山市にあるマンションや商業施設の下に、実物と上下が逆転した蜃気楼のゆらめく帯が生じ、湖に浮かんでいるかのように見えた。
蜃気楼には実物の上に幻が現れる「上位蜃気楼」と、下に現れる「下位蜃気楼」がある。浮島現象は下位蜃気楼で、琵琶湖の南湖では下位蜃気楼が9月〜3月の冷え込んだ日に起きやすいという。
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