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2012年1月30日 (月)

J.エドガー アメリカの正義への冷静な眼差しと新しい正義の希求と見ました

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画像は公式ギャラリーからお借りしました。
原題:J. Edgar
監督:クリント・イーストウッド
製作:クリント・イーストウッド、ブライアン・グレイザー、ロバート・ローレンツ
製作総指揮:ティム・ムーア、エリカ・ハギンズ
脚本:ダスティン・ランス・ブラック
音楽:クリント・イーストウッド
衣裳:デボラ・ホッパー
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ

あらすじ
1972年、ニクソン新大統領の下。ほぼ半世紀、FBI長官としてアメリカ合衆国の治安を守ってきたジョン・エドガー・フーバーは退陣の圧力を察していた。それでも意気軒昂な彼は自伝の制作に取り掛かる。
話は1918年、彼が20代に起きた政府高官への同時多発テロ事件に遡る。エドガーは、凶悪な犯罪や共産主義者の活動のたびに、治安組織を拡充し、ついにFBIを創設し、初代長官として就任。1972年に他界するまで、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕え、長官として在任した。

FBI(アメリカ連邦捜査局)の初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバー(J・エドガー)の半生を、クリント・イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオの初タッグで描くドラマ。
アメリカ合衆国の正義と秩序の守護者として多くの功績を残した一方で、時に強引な捜査、売名行為、業績の誇大宣伝、盗聴手腕等が物議をかもし、その私生活は謎に包まれていた。
映画は、英雄としての表の顔、強引な手段による組織と自身の権力の拡大という裏の顔、私人としての性癖や周囲の人々との愛憎と盛りだくさんの内容を、衣裳、美術、特殊メイク、時代考証、音楽、編集と映画技術の最高峰を駆使し、アメリカ現代史そのものと不可分に描き出す。観客サービスの画像も惜しみなくこれでもかの乱発だ。
火を吐くようなディカプリオ氏の演技に刮目するしかない。
ヒューマンドラマと評伝の均衡をどうとらえるかで好悪が別れるが、アメリカ現代史になじみがないというだけでマイナス評価をする者は沈黙せよ。
正義を守るのは人間。アメリカ合衆国には、国家に今必要な映画を製作してくださる監督さんがおられて幸福です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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