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2011年12月12日 (月)

王様の耳はロバの耳

111207roba03
あまりカッコよかったので、画像を公式からお借りしました。

演出:浅利慶太
作 :寺山修司
美術:金森 馨
照明:沢田祐二
振付:謝 珠栄
作曲:いずみたく
編曲:宮川彬良

ものがたり
むかしむかし、ある国に、とてもわがままで乱暴(らんぼう)な王様がすんでいました。王様の悪口を言うものはみんな処罰(しょばつ)されてしまいます。それが本当のことでも、決して聞いてはもらえません。だからお城の人たちも、王様のごきげんをとってばかり。
 ところでこの王様には大きな秘密(ひみつ)がありました。なんと、王様の耳は毛むくじゃらのロバの耳だったのです。王様の髪(かみ)を切りに来た床屋(とこや)は、つい「王様の耳はロバの耳」と口にしてしまい、みんな牢屋(ろうや)に入れられてしまいます。町に残った床屋はただひとり。
 その最後の床屋も、お城へ呼ばれてしまいました。この床屋も王様の耳を見てビックリ! けれどほかの人には言わないという条件(じょうけん)つきで、町へと帰してもらうことができました。

タイトル・ロールは牧野さん。牧野さんといえば、クラプキ巡査です。立派なガタイに強面の風貌、スキンヘッドに口ひげ、ウエストサイドの悪ガキでなくともビビります。劇団四季のベテラン俳優さんですが、御若い頃は、寺山修司さんの天井桟敷の劇団員であられた時期もあったとか。公式HPに詳しく掲載されています。やりたい放題かと思われましたが、意外と大人しめ。本当はさびしい人で、心の通った対話を待っているというイメージでした。
王様を増長させているのは、威を笠に来て威張る腰ぎんちゃく、権威を恐れるチキン野郎、尊大な小役人たちという演出になっています。大臣は志村さん。春のめざめの権威主義のおやじさんが記憶に新しいです。市民をいたぶる下っ端役人にスカー役者の早川さん。この3人だけですでに舞台が狭い!おじさん軍団、濃過ぎます。
気の弱い若い床屋さんは渡久山慶さん。初めて拝見しましたが、味方さんを若くイケメンにしたようなひょうひょうとしたいい感じです。暑苦しさのない点を買われての抜擢と思われます。
装置、衣裳、振付、照明、音楽、こどもミュージカルに、演劇界の才能をこれでもかと投入した芸術性の高い仕上がりです。
よそのお芝居なら、ただの暗転て済ませるところを、装置と小道具さんの見せ場にしてしまう、最も厳しい目の子どもさんを意識した演出です。
アニメやゲームをあたりまえのように生活の一部としている子どもたちに、ほっこりした超アナログは笑いにしかならないのかと懸念されましたが、みんな大喜びで歌を歌ってました。楽しさのために手を抜かない良質な舞台でした。
劇団四季はSOM以来。こんなペースかな♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。

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キャスト
王様/牧野公昭
ローストビーフ卿/志村 要
アブラハムハム公爵夫人/矢野侑子
黒い探偵/早川 正
詩人チキン/岸 佳宏
将軍ボイルドエッグ/鈴木 周
床屋/渡久山 慶
ニボシ/中村 伝
ナタネ/吉良叔乃

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