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2011年12月

2011年12月31日 (土)

サウンド・オブ・ミュージック31日マチネ

大晦日定例の大阪四季劇場です。初日のキャストに戻ったような組み合わせでした。「わたしのお気に入り」からもう涙が止まりません。このミュージカルは心が通い合った瞬間の歌で構成されているからですね。日本語のノリが良い訳詞も勝因です。さびの日本語がのらないところはクライムエヴリマウンテンと英語のままですし、子どもから熟年まで楽しめるミュージカルです。メロディラインは古めかしいんだけど、ロイド・ウェバーの手にかかればとーっても上品になります。
今日のボーイズ&ガールズはどちらかといえば腕白とガッツの子たちでした。
シスター秋山の歌に涙涙になり、眼鏡かけたまま立ったので、階段でひっくり返りました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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マンマ・ミーア30日マチネ

初日に見そびれたので、30日になってしまいました。印象は、ハイ、熟年パワー炸裂でございました。客演の鈴木ほのかさんでドナを拝見するのは初めて、出雲綾さんのロージーも初めてです。宝塚歌劇におられたときにはミー&マイガール、オペラ座の怪人で美声を聞かせていただきました。カルロッタをなさる日もそう遠くないことでしょう。
優しそうで驚いたのがビル役の脇坂さん。ええ感じです。
樋口さん、阿久津さんで一度は拝見したいです。
久々の京都劇場でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年風知草の記事ランキングベスト10を整理してみました。皆さま、御訪問ありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。

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例年の締めとして,アクセス解析を活用して,ページ別アクセスランキングを通年集計しました。風知草のエントリの客観的評価です。玉様、大沢マクベス、宝塚歌劇3、劇団四季2、映画、ミュージカル、☆新感線と、綺麗で豪華なパフォーマンス中心の並びとなりました。2011年は地元情報を中心に記述に努めるという当初目的は達成しました。平幹さんが入ってないのが不徳の致すところですが、ミシマダブル、ベニスの商人、エレジー、忍たま乱太郎、蜘蛛の糸と拝見できたのが嬉しかったです。
ご高覧本当にありがとうございましたm(__)m 。よいお年を。

1位:アイーダ先発はほぼ劇団四季オリジナルキャスト(濱田アイーダ、阿久津ラダメス、佐渡アムネリス)。日本初演の感動が蘇りました。ホルスの目メイクはパンダ目に。
2位:宝塚星組公演『ノバ・ボサ・ノバ』&『めぐり会いは再び』ソールは太陽の男です。
3位:ニジンスキー・宝塚雪組公演 in 宝塚バウホール 宝塚のニジンスキーの誕生です。
4位:大沢たかお朗読劇一期一会「マクベス」 in 大阪城西ノ丸庭園・朗読劇というより総合パフォーマンス。大沢さんは松明に輝き方を教えておられました。
5位:ミュージカル「ロミオとジュリエット」梅田芸術劇場初日・城田&莉奈組“デウス・エクス・マキナ”神をも恐れぬ小池氏の大仕掛け・受難者ロミオの昇天劇
6位:サウンド・オブ・ミュージック大阪四季劇場初日・6人の子どもたちが俳優として舞台に立たれました。
7位:宝塚雪組公演・黒い瞳・ロック・オン! in 梅田芸術劇場・お似合いの主演カップルが揃うといいですね。
8位:塔の上のラプンツェル・これこそプリンセスものの老舗の逸品。とびきりスイート、ほんのりビター。ヒアアフターは上映中止。
9位:髑髏城の七人・耽美に息をのむ森山早乙女の対決、奮闘に拍手喝采の小栗勝地の百人斬り、2011年版初日の緊迫感に立ち会えたシアワセ
10位:坂東玉三郎特別公演 in ル・テアトル銀座 至芸と初役、雅と粋、京と江戸、義太夫狂言と長唄舞踊、玉三郎丈の全てがここにあり

好きな俳優さんが出たはる演目を心の赴くままに拝見したいと願っているのですが、2012年も地元で頑張ります。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月30日 (金)

4月の東京でアイーダ

ということは、福井将軍の登場の可能性も(≧∇≦)
新しい将軍の登用もあればいいです。
それなりの覚悟が必要かも?↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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第三舞台「深呼吸する惑星」舞台と客席の一体感に心がふるふるなります。

24日(土)18:00、森ノ宮ピロティホール
作・演出:鴻上尚史
キャスト
筧  利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫、荻野貴継、小沢道成、三上陽永
あらすじ
とある葬儀の参列者たちがたわいない会話をかわしていた。WEBに残された言葉はどこへいくのか、という問いをきっかけに世界はワープし、とある惑星が舞台になる。そこは、管理統治する地球軍と、その星に生まれ育った星人たちの共同社会だ。なぜか地球人の異常な自殺率の高さが問題になり、一人の科学者がそれを解明しに、地球から送り込まれた。

劇作家・演出家の鴻上尚史率いる劇団・第三舞台の封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』の制作発表が行われたのは9月。2001年、劇団結成20周年記念公演『ファントム・ペイン』を上演後、10年間の封印を宣言し活動を休止していました。1月15日の最終公演に向けて、全国を回っておられます。
売りは、スピード感あふれるセリフ回しやダンス、社会への風刺とギャグで、観客の熱狂的な支持を集めてきました。最終作は新作です。

公演中ですので、ネタバレを避けてかんたんな感想になりますが、一言で申し上げるなら、「共感」です。客席には男性も含め様々なジェネレーションが皆、思い入れと高揚感で観劇しました。同じ時代に生き、同じ社会的受容をした者が、共有や共感や連帯の理念やメソッドを失って久しいですが、まぶしくなつかしく思い出させてくださり、今こそ次の時代をしっかり生きなければならないと感じさせてくださいました。

SFの世界に仮託した主題は、ユニバーサルレベルでは理念なき統治、大義なき独立、社会的要請なきテロリズム、忍び寄る見えない社会悪に蝕まれる民衆の悲劇、パーソナルレベルでは生き続けることの意義、永遠の自分探しかと思われました。仮託しているようでもあり、直接的な青っぽい台詞があったり、やはり聞き逃してはいけません。ハイスピードで明瞭な台詞回しの技術をもつものだけがこの演劇の表現者たり得ます。
ジェネレーションギャップを際立たせるための役どころの高橋一生さんが、若さと実力で気をはいておられ、肩の力の抜けた誠実な青年として舞台上に存在しておられました。、鴻上エイジには自虐的です。
第三舞台と言えば!ダンス。センターの筧さん、相変わらず若く美しい3人の女優さん。大高さんも、小須田さんも、みんなそれぞれ生き生きとカッコよく、ファンサービスと未来への旅立ちを感じさせていただきました。
カーテンコールの拍手はいつまでも鳴りやまずでしたが、引き際が肝心と楽しく終了しました。
優しい台詞たくさんありました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月26日 (月)

今週から福井さんがビースト( うれし涙)

10月23日にビーストをなさって以来です。
ファンならご存知のとおり、彼には色々伝説があります。そこがよいところなんですが、何を書いても憶測と心配ごとでしかありませんので沈黙していました。
心にかかっていた暗雲も晴れた。心置きなく宴にのぞもう。
福井さんは記念日やクリスマスには縁がないのですよ。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月24日 (土)

みんな我が子 戯曲、演出家、役者が揃ったベーシックな演劇。長塚さんは、合衆国の父のアイデンティティ喪失の落とし前を見事に見せられました。

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画像はおけぴ管理人さんにお借り致しました。

戯曲:アーサー・ミラー
(セールスマンの死等で著名な20世紀を代表する劇作家)
演出:ダニエル・カトナー
(若干33歳、ブロードウェイで活躍する気鋭の演出家)
キャスト
ジョー・ケラー(父) 長塚京三
ケイト・ケラー(母) 麻実れい
クリス・ケラー(長男) 田島優成
アン・ディーヴァー(次男の婚約者) 朝海ひかる
ジョージ・ディーヴァー(その兄) 柄本佑
ドクター・ジム・ベイリス(隣人) 隆大介
スー・ベイリス(その妻) 山下容莉枝
フランク・リュピイ(次男の友人) 加治将樹
リディア・リュピイ(その妻) 浜崎茜
バート(近所の少年) 坂口湧久、鈴木知憲

あらすじ
第二次世界大戦直後の特需景気に沸く合衆国の地方都市の夏。主人公ジョー・ケラーは飛行機の部品工場を経営し、町のセレブとしての富と人望を集め、瀟洒な家屋に住んでいる。舞台は広大な敷地を持つケラー家の庭に続くテラスで、近所の人も出入りしている。
嵐の次の晴れた朝。前夜のハリケーンで庭の木が倒れてしまったため、ケイトは不吉な予感に錯乱気味だが、ジョーとクリスはうきうきしている。戦死したとされている次男の婚約者のアン・ディーヴァーを招いているからだ。クリスはアンにプロポーズすると決意しているが、次男の戦死を受け入れられないケイトにどうやって伝えるかが問題だ。
実は、ケラー家とディーヴァー家には深い確執があった。ケイトがラリーの死を信じない本当の理由の根本もそこにあった。

こんなお芝居でした
アーサー・ミラーの「セールスマンの死」は、平凡なセールスマンに合衆国の夢を仮託し、子供への過大な期待を抱いて自滅する姿を、現代の悲劇の象徴として描かれている。「みんな我が子」は、一見裕福で穏当な家長(合衆国の父)の富と名誉とへの執着と我が子への愛の不可分を、愛という美名の下の欺瞞であると、絶対的な正義の視点で糾弾する息子との対決を主題にしたドラマである。副主題に、戦争の上に築かれた平和への罪悪感、母の愛の仮面の下の自己愛、勝者側の正義と迎合する大衆、弱者側への仮借のないネグレクト…。さらに、ひとつの台詞に込められたアイロニーと、一言も聞き逃せない重層構造になっている。1947年にブロードウェイにて初演され、トニー賞を受賞した。

豪華カンパニーですが、戯曲の完成度が高く、書き込みが細かいので個性や魅力で勝負に持ち込む役者さんはさぞたいへんだったと推察されます。積み残しもありましたが、総じて考えられる最高でした。ワタクシは切り捨てても正解と思います。

一番芸風やお姿とお役がシンクロし、存在感を示されたのは長塚京三さんでした。ジョーは、自らが戦時中に犯した犯罪を従業員に転嫁し、真実が明らかになることに怯えながらも家族を守るためだったと正当化します。
70年後の今日でも、洋の東西を問わず全く根絶の気配のないセレブ的な糊塗の体質ですね。ただ、日米には決定的な違いがあります。日本なら組織のためという名分が、合衆国では父としての尊厳と我が子への富の継承というところが違うなと感じました。ジョーのけじめは、責任逃れではなく、父としての尊厳を無くして生きることができなかったからと納得できました。

犯罪:欠陥部品と知りながら受注停止を恐れ、それを戦闘機に装着することを現場責任者に命令。結果、パイロット21人が墜落死。しかも、その責任を全て現場責任者の単独犯と証言し無罪となる。現場責任者はアンの父。真実を知ったラリーは絶望し航空機で消息を絶つ。あかんあかんのカノンですね。みんな我が子というタイトルは、事故死した21人のパイロットが全て自分の子どもたちであったという自嘲の台詞です。
積み残した小さな謎:
1 
クリスの戦争の心の傷。戦死した部下や弟たちへの罪の意識とアンへのプロポーズとの整合性。
2 ジョーがクリスとアンの結婚に異議をなぜ唱えなかったのか。
3 全てを知りながらクリスとの結婚を望むアンなりの正義の在り処はいずこに?

4 ジョージが唐突に乗り込んできたのはなぜだったんでしょ。

トークショーなしでは、涙どぼどぼで帰ることになったでしょう。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月23日 (金)

上村昇J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 強いウイスキーのような酩酊感 お酒が飲めないので上手く表現できないのがもどかしい!

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第1夜 2011年12月23日(金曜日・祝日)18時 開演
会場:京都府立府民ホール・アルティ
プログラム:バッハ無伴奏チェロ組曲第3番、第2番、第6番

第2夜 2011年12月17日(土曜日)18時 開演
会場:京都府立府民ホール・アルティ
プログラム:バッハ無伴奏チェロ組曲第1番、第4番、第5番

芳醇なワインのようではないことは確か、きりっと辛口の日本酒でもない、テキーラとか火の酒でもない。おそらくスコッチウイスキーの上等と思われるが、残念ながらこの表現のためのボキャブラリーがない。ま、いいさ。所詮日本人は二人に一人は下戸。
はい、脳内の細胞が全部やられました。酩酊させる力を持つ音でした。圧巻は5番のプレリュードとジーグ。
2夜とも明るく親しみやすい、重厚、荘厳で深い精神性という並びになっています。京都の誇るチェリスト上村さんは、超絶技巧ながらどこか野趣な振れ幅とやんちゃな音色で観客を魅了なさいます。ドンキホーテのイメージと重なります。何とも言えない男らしいはったりと大言壮語が似合う芸風で、何かが起きるコンサートは聞き逃せません。CD新録音していただけないかな。
12月27日(火)BS3で午前6時代にアルティ弦楽四重奏団の演奏会の模様が放映されるそうです。アルティは音がいいホールです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月20日 (火)

NHK・BSプレミアム『100 年インタビュー作家塩野七生 ,ローマから日本を見る』で江戸小紋をお召しでした

NHK・BSプレミアム『100<br />
 年インタビュー作家塩野七生 ,ローマから日本を見る』で江戸小紋をお召しでした
100年インタビューは,時代と切り結んできた人物の人生哲学や未来へのメッセージを聞く番組です。12月17日11:00〜から放映された番組では,珍しく途中でお色直しをされ,後半は和服をお召しでした。
いつも,現代の日本のリーダーや国民性に古代ローマと比べて苦言を呈しておられる塩野氏ですが,今回は舌鋒やさしかったです。
古代のリーダーと決定的に違うのは,はったりや詐術,言葉による篭絡が通用しないこと,失敗しても命を失わなくてよいことを揚げておられました。確かに古代は,失敗は直接死となりますので,失敗の答弁は考える必要ありません。同じ緊張感を持てという要求は無理があります。
また,今の日本人に活力と時代を切り開く力が欠けているとの御批判は見当違い。パワーは世界の輪番で,パワーが必用となったら,ある人材を登用するようになる或いは台頭を許すとのことでした。維新や戦後の日本人と今の日本人の総合力や資質に変わりはないそうです。科学的に考えてもそうですね。
前半は黒の服でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月18日 (日)

今年の花灯路は気持ち節電

今年の花灯路は気持ち節電
18日が最終日でした。滑り込みました。竹林には寒色系の照明が似合います。夏の灯籠のような灯りの道が続きます。
やっぱり幻想的。竹取物語の世界のよう↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月12日 (月)

王様の耳はロバの耳

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あまりカッコよかったので、画像を公式からお借りしました。

演出:浅利慶太
作 :寺山修司
美術:金森 馨
照明:沢田祐二
振付:謝 珠栄
作曲:いずみたく
編曲:宮川彬良

ものがたり
むかしむかし、ある国に、とてもわがままで乱暴(らんぼう)な王様がすんでいました。王様の悪口を言うものはみんな処罰(しょばつ)されてしまいます。それが本当のことでも、決して聞いてはもらえません。だからお城の人たちも、王様のごきげんをとってばかり。
 ところでこの王様には大きな秘密(ひみつ)がありました。なんと、王様の耳は毛むくじゃらのロバの耳だったのです。王様の髪(かみ)を切りに来た床屋(とこや)は、つい「王様の耳はロバの耳」と口にしてしまい、みんな牢屋(ろうや)に入れられてしまいます。町に残った床屋はただひとり。
 その最後の床屋も、お城へ呼ばれてしまいました。この床屋も王様の耳を見てビックリ! けれどほかの人には言わないという条件(じょうけん)つきで、町へと帰してもらうことができました。

タイトル・ロールは牧野さん。牧野さんといえば、クラプキ巡査です。立派なガタイに強面の風貌、スキンヘッドに口ひげ、ウエストサイドの悪ガキでなくともビビります。劇団四季のベテラン俳優さんですが、御若い頃は、寺山修司さんの天井桟敷の劇団員であられた時期もあったとか。公式HPに詳しく掲載されています。やりたい放題かと思われましたが、意外と大人しめ。本当はさびしい人で、心の通った対話を待っているというイメージでした。
王様を増長させているのは、威を笠に来て威張る腰ぎんちゃく、権威を恐れるチキン野郎、尊大な小役人たちという演出になっています。大臣は志村さん。春のめざめの権威主義のおやじさんが記憶に新しいです。市民をいたぶる下っ端役人にスカー役者の早川さん。この3人だけですでに舞台が狭い!おじさん軍団、濃過ぎます。
気の弱い若い床屋さんは渡久山慶さん。初めて拝見しましたが、味方さんを若くイケメンにしたようなひょうひょうとしたいい感じです。暑苦しさのない点を買われての抜擢と思われます。
装置、衣裳、振付、照明、音楽、こどもミュージカルに、演劇界の才能をこれでもかと投入した芸術性の高い仕上がりです。
よそのお芝居なら、ただの暗転て済ませるところを、装置と小道具さんの見せ場にしてしまう、最も厳しい目の子どもさんを意識した演出です。
アニメやゲームをあたりまえのように生活の一部としている子どもたちに、ほっこりした超アナログは笑いにしかならないのかと懸念されましたが、みんな大喜びで歌を歌ってました。楽しさのために手を抜かない良質な舞台でした。
劇団四季はSOM以来。こんなペースかな♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。

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2011年12月10日 (土)

図書館で借りた本1210

図書館で借りた本
□源氏物語の男たち 瀬戸内寂聴
□マギの聖骨(上)  ジェームズ・ロリンズ
□お腹を召しませ 浅田次郎
□緑金書房午睡譚 篠田真由美
□豊竹咲甫大夫と文楽へ行こう
□上方文化講座 菅原伝授手習鑑
□黒澤明で「白痴」を読み解く 高橋誠一郎
□イリアス アレッサンドロ・バリッコ
□シェイクスピア劇と図像学 今西雅章
□怪談 ラフカディオ・ハーン
正月用はこれで万全♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月 5日 (月)

南座顔見世興行昼の部を見てきました。昼夜とも大和屋奮闘公演となっています。

南座顔見世興行昼の部を見てきました。
4日昼の部は、残念ながら2幕目の「お江戸みやげ」からの観劇となりました。
主演の三津五郎丈演じる呉服かつぎ商の後家・お辻が素晴らしかった!田舎者の初老の女が江戸の花形役者にぞっこんに入れあげるお話です。
男と女が逆の、籠釣瓶や明月八幡祭は、刃傷沙汰のえらいことになりますが、これはさわやかでほろ苦くいいですね。上方ではあんましかからへんので、実はこの年にして初見です。
御馳走の源氏店は、大人のお芝居でした。やけどしそうな情熱のほとばしりはありません。役者の位取りを楽しむお芝居ですね。縞の着物にあう小物が欲しいわぁ。
と、南座向かいの井澤屋さんの大蔵ざらえをのぞいてみましたが、小心ものなんで戦利品はなし。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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12月の観劇削減実施計画はこんなところで

自粛中に見えますが,南座顔見世は昼夜,無伴奏全曲は2夜ありますから,手ぬるい省劇プランです。しかし,平日夜公演は,特派員対応となるかもしれません。

南座顔見世興行
王様の耳はロバの耳
上村昇バッハ無伴奏チェロ組曲
ザ・カブキ
深呼吸する惑星

11月の当初予定は,佐渡さん&ベルリン・フィルと文楽錦秋公演くらいでしたが,自粛は完全な掛け声倒れに終わりました。
ライフサイクルプランを考えないとあきません。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月 4日 (日)

秋原正俊監督の「蜘蛛の糸」平幹さんの主演です。

Photo
原作:芥川龍之介
監督:秋原正俊
音楽:山路敦司
キャスト:平幹二朗、高畑こと美、鳥肌実、初嶺麿代、高畑淳子、スティーブ・エトウ、江口のりこ、松田洋治
あらすじ
芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」、「アグニの神」、「煙草と悪魔」の3編を、「銀河鉄道の夜」「斜陽」など多数の日本文学を映画化してきた秋原正俊監督が、新たな解釈で映画化。
「蜘蛛の糸」は、生前たったひとつ、蜘蛛の命を助けた善行により、お釈迦様に助かるチャンスを与えられた大悪党のカンダタが、自分だけ助かろうとしたばかりに、再び地獄に落ちるとう物語。地獄の想定は、一般的な絵草紙の世界だ。
映画のカンダタは、現実社会で香典を盗んだ直後、事故死しし、パーソナルな地獄で単調な時を過ごしている。昼は外で昼寝し、室内ではブロンズ像を撮影してまた眠る。なぜか、罪人一人に一人の鬼が付いている。
単調な日常のなかにあっても、わずかな変わった出来事はある。ずっと戦を続けている元兵士、不思議な植物を育てる悪魔、洋館で少女を監禁している魔女にであう。
カンダタは、なぜ香典を盗んだのか、ブロンズ像をなぜ撮り続けるという罰を与えられたのか回想する。

平幹二朗さんが映画で主演するのは34年ぶりとか。そう言われてみればそうだ。この映画の西日本の上映は京都シネマだけだそうだ。監督と作曲家と二胡奏者さんの3人が来られて舞台あいさつがあった。平幹さんは東京だけ行かれたそうだ。
平幹さんによると、小説のカンダタは生前たった一つの善行のためにチャンスを与えられるが、映画のカンダタは、たった一度の悪事のために地獄に落ちる物語と総括されるそうだ。

ほとんど主演のカンダタが出ずっぱりで、舞台の演劇を見ているような演出で、天国も地獄も、衣裳、装置、メイクはそれほどシュールではない。強欲な若者と無欲な老人、下層階級の粗野な盗人と社会的成功を得た常識人と、芥川のカンダタ像とは対照的な平幹さんはどのようにオトシマエをつけるか…。やはり、芥川文学の世界に連れてってくださった。
70分出ずっぱりであられました。満足♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年12月 1日 (木)

南座顔見世興行夜の部初日・歌舞伎を鑑賞するシアワセを感じさせていただけます

南座顔見世興行夜の部初日・歌舞伎を鑑賞するシアワセを感じさせていただけます

どれもこれも珠玉の舞台です。
今年はリニューアル20周年ということで緞帳が寄贈されました。明るい色調のグラデーションで場内が華やかになりました。
菊五郎丈の実盛に心が晴れ、仁左さまの大石に泣かされ、三津五郎丈の喜撰にほろ酔いになります。 終演は10時でした。
初日から熱い舞台でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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