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2011年9月27日 (火)

酒都で聴く居囃子の会「船弁慶」能・文楽・講談語り芸の系譜

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9月23日(祝) 兵庫県西宮市の白鷹禄水苑宮水ホールで開催された謡と文楽と講談の会に行ってきました。演目も御当地ゆかりの「船弁慶。初めて参加しましたが、造り酒屋白鷹さんの酒蔵をコンバージョンしたホール「禄水苑宮水ホール」開苑10周年、地元在住の能楽師による謡と囃子の「居囃子」の会は6回目。今回は、文楽と講談も加わり、異種格闘技というかクロスオーバーな取り組みです。

コンセプトはこれ↓
元は鎮魂の意味をこめて語り継がれてきた平家怨霊譚を、能では知盛をシテとし、怨霊イコール知盛であったとする「船弁慶」が生まれました。さらに時代を下り、浄瑠璃では「義経の西国落ちを阻んだのは知盛の怨霊ではなく、壇ノ浦を生き延びて密かに義経を討つ機会を狙っていた知盛本人であった。」という大胆な翻案になっています。ラスト、知盛は、大物浦に現れたのは、知盛の怨霊であったと伝えよと言い残して海に身を沈めます。凝った種明かしになっているところが香気溢れます。

会場は100人でいっぱいになる酒蔵ですから音は良く響きます。大音量で聴いたのですが、謡のリズムが心地よく、大物ヶ浦を船出していきなり難破で沈没してしまいました。面目次第もないというところです。聞きなれた浄瑠璃からは立ち直りました。

狭い会場ならではの演出の工夫、切場を語る咲甫&藤蔵コンビなど見どころ満載でした。
終演後は、ほろ酔い談義というイベントがあり、出演者と親しくお話できました。お酒は美味しかったはず…。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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番囃子「翁」  ~能と文楽人形による~

 シテ(翁)/上田拓司
 ツレ(千歳)/上田宜照
 地謡/梅若基徳、寺澤幸祐
囃子
 笛/斉藤敦
 小鼓/久田舜一郎
 大鼓/守家由訓
人形
 翁/吉田和生、吉田玉佳、吉田玉翔

「三番三」揉之段
 善竹隆平

文楽 「義経千本桜 大物浦の段」
 浄瑠璃/豊竹咲哺大夫
 三味線/鶴澤藤蔵
 人形
  知盛/吉田玉女、吉田玉佳、吉田玉翔

講談「船弁慶」
 旭堂南陵

番囃子「船弁慶」

 シテ(静・知盛の怨霊)/梅若基徳
 ワキ(弁慶)/寺澤幸祐
 ワキツレ(義経の郎党)/上田彰敏
 子方(義経)/寺澤拓海
 間狂言(船頭)/善竹隆司
 地謡/上田拓司、上田宜照
囃子
 笛/斉藤敦
 小鼓/久田舜一郎
 大鼓/守家由訓
 太鼓/上田慎也

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

>やたけたの熊さま
知盛の怨念で尼崎に押し戻され…。
沈没のたたりが難破とは、げに恐ろしや。
皆さんカッコよかったですねえ。見たい名所もありましたが、自粛したんですけどねえ。
今津線、甲陽線沿線の方がうらやましいです。

投稿: とみ(風知草) | 2011年9月29日 (木) 21時24分

わたしは午前の部でしたので、
お富さんとは残念ながらお会いできませんでした。

わたしも謡で、うつらうつらしてしまいました(笑)

善竹隆平・隆司のお二人、間狂言カッコよかったですね!

午前の部を終えて、小型ヨットで沖に出ました。
なんということでしょう!
青空なのに、とっても強い北風で、尼崎近くまで流されてしまいました。ほんとうに怖かったです。
恐ろしや!知盛!

投稿: やたけたの熊 | 2011年9月28日 (水) 20時47分

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