大沢たかお朗読劇一期一会「マクベス」 in 大阪城西ノ丸庭園・朗読劇というより総合パフォーマンス。大沢さんは松明に輝き方を教えておられました。
津軽三味線の吉田兄弟とのパフォーマンスを毎年開催しておられる大沢たかおさん。今年は、マクベスを大阪城西ノ丸庭園で9月3日と4日に予定しておられました。
昨夜は台風12号の影響で中止となりましたが、4日は、くもり空の下、無事、素晴らしい公演を繰り広げられました。
ワタクシは、運よく4日を予定していましたので拝聴できました。本当に、一公演だけとなってしまったのがもったいない…。
三味線は吉田兄弟の2丁と5丁、太鼓、笙、打楽器。ダンスパフォーマンス3人の布陣。大阪城をコーダー城やダンシネーン城、庭園の樹木をバーナムの森に見立て、陣幕に篝火を焚いた華麗な道具立て。ジェット機の轟音や台風の余波の風も風雲急を告げる環境芸術に加担してました。
無国籍なお衣裳や小道具も凝っておられましたが、松明をかざした姿が一番映え、松明に輝き方を教えておられました。朗読劇と名はついていても、独り芝居に近い総合芸術です。ひたすら、カッコよかったですね。どちらかといえば、暴君より秩序の回復者が似合われる大沢さんですが、魔女たちに予言された滅亡の運命に抗う男として美しく存在しておられました。
最も名台詞の「明日、明日、明日」のときに、小雨がぱらっとなりましたことだけが惜しい。
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