オン・ザ・ロード森山大道写真展 あの時代若者だった我々はかくも無様だったのか
こちらも,もっと早く行きたかったのですが,今になってしまいました。
1960年代から,都会の喧騒のなかの一こまを撮り続けてこられた氏の集大成とも言える大規模な展覧会です。都会の持つ猥雑なエネルギーと個人の孤独を抉り出す映像は見る者の心を揺さぶります。
あの時代に若者だった我々はこのような姿だったかと,動揺します。写真集は出版されてますが,美術館で一見の価値あります。
国立国際美術館
会期 6月28日(火)〜9月19日(祝)
午前10時〜午後5時、金曜日は午後7時まで (入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日 (9月19 日(月・祝)は開館)
喧噪と静謐が同居しています。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
森山大道(1938年、大阪生まれ)は、商業デザインの仕事に携わったのちの1960年、22歳の時に大阪在住の写真家・岩宮武二に弟子入りします。細江英公のアシスタントを経て、1964年に独立、カメラ毎日、アサヒカメラなどに発表の場を得ました。現在までの約半世紀ものあいだ、東京を拠点に撮影と発表を行っています。
森山の写真の被写体は、ほぼ一貫して、路上に見いだせる日常の断片でありながら、その写真は、見る者を激しく揺さぶりながら、写真というものの概念の拡張に貢献してきました。写真とは何かを、改めて問わせる力を兼ね備えています。
今日では国際的な高い評価と、幅広い層からの人気を獲得し、現代日本を代表する写真家の一人となっています。
本展では、1965年のカメラ雑誌デビュー当時から現在まで、写真家・森山大道の軌跡を、主な写真集10数冊の流れに即して顧みます。そこから森山の個性なるものと、写真観の変貌の両方が読み取れることを願っています。総出品点数は400点以上、東京をテーマにした森山にしては珍しいカラー写真も紹介されてます。
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