鏡花幻想 坂東玉三郎チャリティー言の葉コンサート 鏡花作品の挿入歌は、美しき怪異たちへのレクイエム
4日、茨木市で開催されたリーディングに行ってきました。
いつもの白のスーツに眼鏡の拵え、舞台には天守物語前半の打掛けがしつらえられてます。
夜叉ヶ池、海神別荘、天守物語の玉様が勝手に決められた三部作のハイライト場面から構成されました。
今回明らかにされた新解釈は、物語の通奏低音であり、主人公の心象を表す音楽の位置付けについてです。夜叉ヶ池では子守唄、海神別荘では数え歌、天守物語では通りゃんせとなってますが、これらは、美しい魂の持ち主故に人間界から異界に跳んだ者たちへの鎮魂歌となっているそうです。心のこもったお歌を聞かせてくださいました。
洪水をおこしそうな勢いの玉様ですが、京の七夕は晴れたらいいな。
エンタテイメントというより、高度な文学論というか文学謎解きミステリーみたいでした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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