大鹿村騒動記 どちらかと問われればコメディだけど…
監督・企画:阪本順治
脚本:荒井晴彦、阪本順治
原案:延江浩
主題歌:忌野清志郎
キャスト:原田芳雄、大楠道代、岸部一徳、佐藤浩市、松たか子、冨浦智嗣、瑛太、石橋蓮司、小野武彦、でんでん、小倉一郎、加藤虎ノ介、三國連太郎
シカ料理店を営む老人・善の前に、18年前に共に駆け落ちした妻・貴子と幼なじみの治が戻ってきた。認知症の貴子は駆け落ちしたことを忘れており、治は善に引き取るよう頼み込む。ちょうど村では善も出演する大鹿歌舞伎の公演を目前に控えていた。善は主演の景清役だ。貴子は18年前に演じた道柴役のセリフだけは記憶していた。三人の関係は?歌舞伎の幕は無事開くのか?
「どついたるねん」、「亡国のイージス」の阪本順治監督と原田芳雄がタッグを組み、長野県・大鹿村に伝わる村歌舞伎と、そこにかかわる人々の悲喜こもごもを描く。地歌舞伎の伝統を300年間支えてきたのは、ごく普通の村役場の職員、バスの運転士、食堂の親仁さんたちだ。対立することや日々の泣き笑いもあるが、村が一体となって歌舞伎をやり遂げるということで一体となる感動は何物にも代えがたい。ベテランの役者さんたちの気負わないが芝居を愛する心と呼応する。原田芳雄さんの熱意で実現したハートウオーミングなヒューマンコメディ。
良い映画をありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
景清と違うなと調べてみました。
六千両後日文章 重忠館の段
大鹿歌舞伎独自の代表的な演目だそうで、大鹿歌舞伎の代表作として知られています。
芝居は連続三部構成で、重忠の妻であり、平家方の主馬判官守久の娘でもある道柴に、重忠が梅の花を通して、道柴の心の奥にある平家への思いを捨てることを諭す場面、重忠の功績をねたみ、これを落とし入れようと、梶原平次景高が頼朝の偽りの命令を持参し、六代御前の首を差し出すように迫る場面、最後は、修験者となった悪七兵衛景清が、六代御前を救うため三保谷四郎国俊と壮絶な戦いを行い、その結果、その戦いぶりと潔い景清の姿に感動した頼朝が、日向(現在の宮崎県)の国を与え、日向匂堂と名乗るよう伝える場面からなる。
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コメント
>悠さま
大鹿村騒動記にコメントありがとうございました。
それはそうと、80万ヒット記念リクエストエントリですが、どなたさまからも御親告がありませんでしたので、直近にコメントを頂戴した悠さまにお願いさせていただいてよろしいでしょうか。
同じ滋賀県、お手柔らかにお願い致します。気合入れて行きますので、よろしかったら、お題を頂戴したいです。
投稿: とみ(風知草) | 2011年8月 3日 (水) 21時44分
>悠さま
演劇療法を信じるか信じないかは別として、演劇には心をつなぐ力がありますね。特別料金というのも嬉しいです。
リニアはどないなったんでしょうね。
投稿: とみ(風知草) | 2011年8月 3日 (水) 21時24分
良かったですね.このまえDVDで「淋しいのはお前だけではない」を見直してまして.普通の人が演じてかんじる開放感ってあるんだな〜と.
大楠さんが原田さんと,岸部さんを混同する惚けと,岸部さん,原田さんが大楠さんをめぐって鞘当てをするところが私のツボでした(^^)
投稿: 悠 | 2011年8月 2日 (火) 22時36分
>やたけたの熊さま
題材は和風でしたが、ユーモアとペーソスと人間模様が、英語圏のお芝居のように感じました。演劇へのオマージュに溢れてましたね。
投稿: とみ(風知草) | 2011年8月 1日 (月) 22時16分
わたしも昨日観ました。
映画の原田芳雄さんは体格も良くて、
とても大病を抱えているとは思えない存在感でした。
松たか子さんが、
田舎の娘さんを好演してましたね。
村の長老役の三国連太郎さんが、
あまりにもダンディすぎたかな、
とも思いました。
特別料金1000円が嬉しい映画です。
投稿: やたけたの熊 | 2011年8月 1日 (月) 08時01分