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2011年7月

2011年7月31日 (日)

大鹿村騒動記 どちらかと問われればコメディだけど…

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監督・企画:阪本順治
脚本:荒井晴彦、阪本順治
原案:延江浩
主題歌:忌野清志郎
キャスト:原田芳雄、大楠道代、岸部一徳、佐藤浩市、松たか子、冨浦智嗣、瑛太、石橋蓮司、小野武彦、でんでん、小倉一郎、加藤虎ノ介、三國連太郎

シカ料理店を営む老人・善の前に、18年前に共に駆け落ちした妻・貴子と幼なじみの治が戻ってきた。認知症の貴子は駆け落ちしたことを忘れており、治は善に引き取るよう頼み込む。ちょうど村では善も出演する大鹿歌舞伎の公演を目前に控えていた。善は主演の景清役だ。貴子は18年前に演じた道柴役のセリフだけは記憶していた。三人の関係は?歌舞伎の幕は無事開くのか?

「どついたるねん」、「亡国のイージス」の阪本順治監督と原田芳雄がタッグを組み、長野県・大鹿村に伝わる村歌舞伎と、そこにかかわる人々の悲喜こもごもを描く。地歌舞伎の伝統を300年間支えてきたのは、ごく普通の村役場の職員、バスの運転士、食堂の親仁さんたちだ。対立することや日々の泣き笑いもあるが、村が一体となって歌舞伎をやり遂げるということで一体となる感動は何物にも代えがたい。ベテランの役者さんたちの気負わないが芝居を愛する心と呼応する。原田芳雄さんの熱意で実現したハートウオーミングなヒューマンコメディ。
良い映画をありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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4月の涙 条約なき同国民の戦争はかくも凄惨なものか!

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原題: KASKY/TEARS OF APRIL
監督:アク・ロウヒミエス
出演:ピヒラ・ビータラ、サムリ・ヴァウラモ、エーロ・アホ、エーメリ・ロウヒミエス、ミーナ・マーソラ
あらすじ
1918年4月、フィンランドはロシア革命のあおりを受けて、国民同士が争う内戦状態だった。赤衛軍の女兵士のリーダー・ミーナと仲間たちは、白衛軍の兵士たちに捕らえられる。女兵士たちは乱暴された後、逃亡兵として射殺される。ミーナの戦友マルッタは、自分が死んだら息子を迎えに行ってほしいとミーナに頼む。ミーナだけは助かるが、再びしょけいされようとしたとき、白衛軍の准士官アーロは公平な裁判にかけるため裁判所へ連れていく。しかし、2人の乗った船は、孤島に遭難してしまう。2人の間に変化が訪れる。
エーミル判事の元に来ると、ミーナは身柄を拘束されてしまう。エーミルは、作家でインテリ層の人間だったが、処刑を淡々とこなす心に闇を抱えた男だった。法と倫理を重んじるアーロ、祖国を愛し信念を貫くミーナ、苛酷な状況の元で求めあう男と女の間にあったのは愛だったのか。

第一次世界大戦時、ロシア革命の影響を受けて、農民や労働者からなる赤軍(ソ連がバックアップ)と中産階級やインテリ層が占める白軍(ドイツ派)との間で「フィンランド内戦」が起きた。当初優勢だった赤軍だが、4月6日の戦闘で破れたあと、白軍により殲滅されてしまった。遵法精神を持っているかに見える勝者白軍によりその後の独立が成し得たが、闇に葬られた虐待と殺戮の歴史があった。
宿敵として出逢った身分違いの二人の関係がハッピーエンドになるはずもなく、映画は、男の心理的苦悩と女の身体及び生命の危機を、春まだ浅いフィンランドの美しい風景のなかに鮮明に浮かび上がらせる。深い心理ドラマとして、単なるラブストーリーでも戦争ものでもない香気あるドラマとなっている。
教育熱心で知的水準が高いというィンランドに対する先入観が消し飛びました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月29日 (金)

まもなく80万ヒット!!!!!!!!リクエストエントリ承ります。お申し付けくださいませm(__)m。

風知草、恒例行事です。8月1日(月)、80万ヒット通過しそうです。→
リクエストエントリ募集要綱↓をあげておきます。
つきましては、キリ番踏まれた方にリクエストエントリを作成させていただきますので、よろしくお願い致します。(*´v゚*)ゞo(_ _)oペコッ
遅筆に凝りませず、御支援のほどお願い致します。 o(_ _)oペコッ
ガリバー旅行記、いましばらくお待ちを。もひとつ(=゚ω゚)ノ
コメント数は減っていますがありがたいことに、ご訪問はいただいています。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月27日 (水)

忍たま乱太郎 平幹さんが学園長だから入学したい!

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監督:三池崇史
原作:尼子騒兵衛
脚本:浦沢義雄
撮影:北信康
美術:林田裕至
音楽:池頼広
キャスト
加藤清史郎(乱太郎)、林遼威(きり丸)、木村風太(しんべヱ)、平幹二朗、寺島進、三浦貴大、山本耕史、古田新太、杏、中村玉緒、柄本明、石橋蓮司、山本裕典、石垣佑磨、竹中直人、中村獅童、檀れい、谷原章介、鹿賀丈史、松方弘樹
ストーリー
三流忍者の家に生まれた乱太郎は、エリート忍者を目指して忍術学園に入った。友達のしんべヱやきり丸と一緒にドジを繰り返す日々を過ごしていた。
そんなある日、忍術学園の上級生である髪結いの息子・斎藤タカ丸の家に暗殺者が現われる。乱太郎たちはタカ丸のためにウスタケ忍者と競走に参加する。

NHK教育でアニメ化され人気を集めた尼子騒兵衛によるギャグコミック「落第忍者乱太郎」を、NHK大河ドラマ「天地人」や「桜田門外ノ変」の人気子役・加藤清史郎さん主演で実写映画化。「ヤッターマン」「十三人の刺客」の三池崇史監督がメガホンをとる。

平幹二朗さん、松方弘樹さんは原形をとどめておられますが、鹿賀丈史さんはどなたかわからないくらいのアニメ化。1年は組のクラスメイトさんもみな可愛い!理屈抜きにたのしめます。
平幹さんファンは映画館に走ろう!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月24日 (日)

大阪松竹座昼夜 松嶋屋さんの芸を楽しませていただきました。

仁左さまの立三味線と殺し場だけでなく、三津五郎丈の洒達な舞踊といなせな喜助、すっきりキレイな時蔵丈の芸者米吉と油屋お紺、愛之助丈の嗜虐マニアや元気な奴と満載でした。
若干の座礁は、昨夜の文楽のせいです。
夜の部に舞踊もう一本あってもよいように思いました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月23日 (土)

文楽夏休み講演会初日二部絵本太功記・三部心中宵庚申拝見 玉女さん辛抱奮闘公演になるはず

文楽夏休み講演会初日二部・三部拝見
二部は、玉女さん辛抱公演でした。あまり上演されない二条城と妙心寺もあり、より光秀の葛藤が分かりやすくなっています。主君&主君の腰巾着にぼこぼこにされ、家来1にそそのかされ、家来2と妻に諌められ、母に叱られ、息子と息子の嫁にまでプレッシャーかけられ、宿敵には軽くいなされます。うぐぐの連続の果てに、書を作成せんならんわ、木に登らんならんわ飛び降りるわ、馬に乗るわとよく働かれます。ジェットコースターな4時間でした。

三部は、人間国宝級そろい踏みの上田村から…。情愛深く刃傷の機微、忠孝と義理を住大夫さんが語り尽くされました。勘十郎さんの半兵衛がせくしぃで一本気でぼうっとなります。外国からのお客様もおられましたが、日本人的な心の置き場と主人公の行動原理との配分が難しい心中宵庚申、わからはったんやろか。
暑い大阪。何より公演の無事を祈念致します。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月20日 (水)

宝塚花組公演ファントム \(^^)/指揮は、塩田明弘さんです。

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三井住友VISAカード ミュージカル『ファントム』
脚本/アーサー・コピット 作詞・作曲/モーリー・イェストン
潤色・演出/中村一徳  翻訳/青鹿宏二
キャスト
エリック/蘭寿 とむ、クリスティーヌ/蘭乃 はな
キャリエール/壮一帆、シャンドン伯爵/愛音羽麗
カルロッタ/桜一花、アラン・ショレ/華形ひかる

あらすじ
街で楽譜を売っている娘クリスティーヌは、オペラ座のパトロンのシャンドン伯爵に歌声を見初められ、オペラ座の支配人キャリエールを訪ねるよう声をかけられる。オペラ座に行ってみたが、キャリエールは解任された後だった。そして、新支配人の妻で歌手のカルロッタの衣装係として雇用される。歌うクリスティーヌに、謎の仮面の男が現れ、歌を教えると言い出す。クリスの歌は上達し、デビューすることとなるが…。

 ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を題材とし、1991年の初演以降、世界各地で上演され高い評価を受けている脚本アーサー・コピット、音楽モーリー・イェストンによる『ファントム』。宝塚歌劇では2004年に宙組により初演、2006年には花組により再演。その後、大沢たかおさん主演で2度上演されている。ファントムがエリックというナイーブな青年で、その出自も明かされるロマンティックな展開だ。
今回は、花組で蘭寿とむさんのお披露目公演として、新曲も2曲加わり、より若々しく純粋な若者として描かれている。
お披露目からハードル高いですが、満を持してのトップさんです。おめでとうございます。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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マーラー 君に捧げるアダージョ

Photo
監督 パーシー・アドロン、フェリックス・アドロン
ドイツ・オーストリア合作映画
キャスト
ヨハネス・ジルバーシュナイダー、バーバラ・ロマーナー、カール・マルコビクス、エーファ・マッテス、レナ・シュトルツ、フリードリヒ・ミュッケ
あらすじ
冒頭,但し書きが表示される。
「起きた出来事は史実、どのように起こったかは創作」
精神科医フロイト博士の元に駆け込んだグスタフ・マーラーは、フロイト博士の分析を受ける。
病気の原因は,19歳年下の妻・アルマの不倫騒動だ。なぜか,愛人グロピウスからの恋文がグスタフの目に触れたばかりか,グロピウスが妻を譲れと面会に来たのだった。グスタフは,アルマとの出会い,音楽によって結ばれた愛に溢れた結婚生活を回顧する。
しかし,アルマにしてみれば,グスタフの名声に目がくらみ結婚したものの,アルマに作曲することを禁じた家庭を顧みない専横的な夫という評価しかなかった。少女の頃から時代の寵児のアーティストたちに賛美されることに慣れ,自らも才能があると自負するアルマが,後に建築史を書き換える巨匠となる若く美しいグロピウスとの愛欲を制御できるはずもなかった。
ヒロインはどちらかといえば肉感的なタイプのようですね。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月19日 (火)

米朝一門による吉例南座落語会。桂米朝一門会

米朝一門による吉例南座落語会。桂米朝一門会
7月4日(月),年に一度,七夕の頃開催される南座落語会です。
桂しん吉 金明竹 天然の丁稚どんが店番をしているときに限ってなんやかんやと借りに来られます。
桂米左  豊竹屋 義太夫狂いの男の日常は難儀なことになってますな。
桂米團治 青菜  直前まで宮本亜門さんのミュージカル「太平洋序曲」に出たはったそうです。仲間に教養と洒落心のあるところを見せようとした植木屋は…。
桂ざこば へっつい幽霊 こちらは,中旬から佐渡裕さんのオペラ「こうもり」に出はるそうです。へっついについた幽霊さんも長屋の熊五郎の豪
快ぶりには形無しです。
桂雀三郎 八五郎坊主  信仰心が全くない怠け者が出家してもどんなりまへん。
桂南光  千両みかん  お孫さんを可愛がるだけのおじいちゃんとちがいまっせ。夏に千両で若旦那にみかんを買うたお店の番頭がとった行動とは…。

けっこう真剣に聞きましたよ♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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喜歌劇こうもり佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2011 シャンパンベースの楽しさのカクテル!飲めや歌えや恋せよ市民!笑って許すのが甲南気質。

喜歌劇こうもり佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2011 シャンパンベースの楽しさのカクテル!飲めや歌えや恋せよ市民!笑って許すのがウィーン気質。
17日の公演を拝聴しました。

芸術監督・指揮 佐渡裕
演出 広渡勲
合唱 ひょうごプロデュースオペラ合唱団
ダンサー助演 夏山周久、吉元和彦、松岡 宏、山田 薫ほか
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団
装置 サイモン・ホルズワース
衣装 スティーヴ・アルメリーギ
照明 沢田祐二
振付 川西清彦
合唱指導 矢澤定明
演出助手 菊池裕美子
装置助手 松生紘子
振付助手 大畑浩恵
舞台監督 金坂淳台
テクニカルコーディネイター 関谷潔司(兵庫県立芸術文化センター)
プロデューサー 小栗哲家(兵庫県立芸術文化センター企画制作アドバイザー)

キャスト
アイゼンシュタイン男爵(銀行家) 小森輝彦Br
ロザリンデ(その妻)     佐々木典子Sp
アデーレ(その小間使い)   小林沙羅Sp
アルフレード(ロザリンデの元カレ) 小貫岩夫Tn
ファルケ男爵(アイゼンシュタインの悪友)大山大輔Br
フランク(刑務所長)     片桐直樹Br
ブリント(弁護士)      志村文彦Tn
オルロフスキー公爵(遊び人) ヨッヘン・コヴァルスキーCT
イーダ(アデーレの姉・女優) 剣幸・MC
フロッシュ(看守)      桂ざこば・MC

あらすじ
世紀末のウイーン,銀行家で大富豪のアイゼンシュタイン男爵家。彼は,暴力沙汰で5日間のムショ暮らしの予定。妻ロザイリンデは,夫の留守にやってくるという元カレのモーションにクラクラ。小間使いのアデーレは,評判の遊び人オルロフスキー公爵家のパーティに何とか行きたくてそわそわ。アイゼンシュタインに積年のうっぷんを晴らし,大恥をかかそうと一計を企てる。
それぞれの思惑で赴く,オルロフスキー公爵家の舞踏会での一騒動の顛末は…。
序曲
第1幕 アイゼンシュタイン邸の居間
第2幕 オルロフスキー公爵邸の舞踏会場
第3幕 刑務所長フランクの部屋

世界的カウンターテノールのヨッヘン・コヴァルスキーさんを迎えた、絢爛豪華なオペラ。コヴァルスキーさんは一世一代だそうです。
佐渡さん指揮の華麗なオーバチュアで一気に物語の世界へ。インテルメッツオには聞きほれます。ピチカートポルカに心浮き立ちます。本格的でいてあららの挿入曲に爆笑します。

「メリー・ウィドウ」に引き続き、演出の広渡勲がこだわるキーワードは、「関西文化」。サービス精神満点,面白いと思われることは何でもやってのける「こてこて」と「洗練」,爛熟と堅実,世界最高峰の技術と上方の伝統芸能(宝塚歌劇と上方落語),大真面目のパロディ、芳醇とスパークリング…。美味しく楽しくこんなおもしろいもんあらしませんで。

わーいな銀橋あります。英国新進気鋭のステージデザイナー、サイモン・ホルズワースによる、あっと驚く大胆で魅惑的なセットがどどどーんと示されると,音楽が始まる前から装置に拍手喝采です。
全10公演2組のキャストですが,できれば両方を味わいたかった…。
10公演満席って凄いです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月16日 (土)

OSK日本歌劇団 レビュー 虹のおどり

Osk
OSK日本歌劇団 レビュー 虹のおどり
桜花昇ぼる、高世麻央、桐生麻耶
第一部
花柳基 作・演出・振付
安土ロマネスク
~チョウサ ヤレヤレ チョウヤレ マッセ~
第二部
草野旦 作・演出
MIDSUMMER STEPダンシング・ファンタジー
―リズム饗宴―

初OSKでした。ダンス、ダンス、ダンスの2つのショーを堪能しました。
スピーディでパワフルです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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コクリコ坂から これを懐古趣味と一蹴する者に明日はないと若いもんに言われた。

Photo
監督:宮崎吾朗
脚本:宮崎駿 / 丹羽圭子
原作:高橋千鶴 / 佐山哲郎
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:武部聡志
主題歌:手嶌葵
(声の出演)
長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志、風間俊介、大森南朋、香川照之
あらすじ
東京オリンピックの開催を目前に控える1963年の横浜。高校2年の海は、古い医院の建物で下宿人を置き、一家の主婦変わりに、祖母、妹、弟の世話をしていた。船員だった父は亡く、母は海外で研究生活を送っていた。海は、亡父への祈りを込めて、信号旗を掲げるのを日課にしている。
海の高校では、明治時代に建てられたクラブハウスの建物を取り壊すべきか、保存すべきかで論争が起きていた。海は、保存派の中心となる3年生の新聞部の俊に出会い、心を通わせるようになる。

60年代の青春ドラマ。16歳の少女と17歳の少年の愛と、由緒ある洋館をめぐる学園紛争を軸に、真摯に生きる高校生たちが描かれる。現在の日本の繁栄の黎明期の60年代は、古いものから新しいものへと服を着替えるように価値観が変わる時代だった。そんななかで、家族と歴史という変わらない価値を見つめる少年と少女の行動が、学園に一石を投じる。
開発派の大人と保存派の若者という構図を新鮮ととらえるか、後出しじゃんけんととらえるかで、感情移入の心の置き場が難しいかもしれない。シブリ作品は、建築や街が書きこまれているのがいつもながらうれしい。
レトロ建築は、関東大震災とこの時代に多く失われたんでした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月15日 (金)

今日の帯はこんな感じ

今日の帯はこんな感じ
今日は着崩れレスキューさんに御世話になりました。ありがたいことに、3人がかりで,銀座結びの中がリボン結びになっているように結んでくださいました。横から御太鼓の中も丸見えで華やかです。しかし,背もたれに背中は付けられません。
ありがとうございました。
空調…なんとかなりませんでしょうか。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月14日 (木)

長刀鉾です。演奏も勇壮で切れ味よろし。

長刀鉾です。演奏も勇壮で切れ味よろし。
今年、長刀をスチールからチタン合金に新調なさったとか。他の山鉾と違うて武器ですから事故があってはなりませぬ。
毎日人増えるんでしょうね。
まだ歩けます。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月13日 (水)

北観音山と十四夜の月・はももよばれました。

北観音山と十四夜の月

昨日から曳き初めが始まっています。烏丸や四条はまだ通行規制されていませんが、町通りは既に山鉾が通りを占めています。明日からは宵々々山で身動きが取れないほどになりますが今夜はまだ歩けるので、鉾町を散策してきました。
写真は北観音山と十四夜の月。
金魚鉢の中の金魚の気分♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ

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2011年7月10日 (日)

とんぼ玉を箱買いしました♪

トンボ玉を箱買いしてしまいました。
目測を誤り、直径20Φ。何にしようか楽しみ楽しみ♪
まずは、ストラップではなく、根付ですね。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月 9日 (土)

くちなしが満開でいい香りです。

くちなしが満開でいい香りです。
大輪の花が咲く樹種です。いい香りに暑さを一瞬忘れます。
これが済んだら花は百日紅と夾竹桃だけっか。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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小川の辺

Photo
監督:篠原哲雄
原作:藤沢周平
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
撮影:柴主高秀
美術:金田克美
編集:奥原好幸
音楽:武部聡志
キャスト
東山紀之、菊地凛子、勝地涼、片岡愛之助、尾野真千子、松原智恵子、笹野高史、西岡徳馬、藤竜也
あらすじ
戌井朔之助は、脱藩者の上意討ちの命を受けた。相手は、朔之助の好敵手で、真に藩政を想う熱血漢・佐久間森衛だった。さらに彼の妻が妹・田鶴だったことから、朔之助は肉親の情愛と藩命の間で苦悩する。田鶴自身が剣術遣いでもあり、もし刃向かえば妹を斬らなくてはならない…。
一方、戌井家に仕える若党の新蔵は、朔之助や田鶴と兄弟同然に育った仲で、田鶴に思いを寄せていた。新蔵は、朔之助が佐久間を探す道中に付き従う。
妹を思い苦悩する朔之助、愛する人を死なせたくない新蔵、定めを受け入れ平常心で朔之助と対決する佐久間、武家の妻として兄に立ち向かう田鶴、3人の男と1人の女は、幼いころ遊んだような麗らかな小川の辺で邂逅する。

東山さんの静謐で淡々とした所作が美しい。水の戌井、炎の佐久間。静の兄、動の妹と対比も鮮やかです。藩命を粛々と受け入れる戌井が最後に取った意外な決断が、してやったりと快哉だ。毎年の藤沢周平ものは全て粒ぞろいですね。
志の高い東山さんには、このお役はらくらくクリアと思いました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月 7日 (木)

戦火のナージャ

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監督・製作:ニキータ・ミハルコフ
脚本:ニキータ・ミハルコフ、アレクサンドル・ノボトツキー=ウラソフ、ラジーミル・モイセーエンコ、グレフ・パンフィーロフ
撮影:ウラジスラフ・オペリアンツ
美術:ウラジーミル・アロニン
音楽:エドアルド・アルテミエフ
キャスト
ニキータ・ミハルコフ、ナージャ・ミハルコフ、オレグ・メンシコフ、ビクトリア・トルストガノワ、セルゲイ・マコベツキー、エフゲニイ・ミローノフ、ドミートリ・ジュゼフ
あらすじ
ロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフの代表作で、カンヌ国際映画祭グランプリ、アカデミー外国語映画賞をダブル受賞した第2次大戦下のソ連を舞台に、男女3人の数奇な愛憎を描く戦争ドラマ。「太陽に灼かれて」(1994)の続編。
1934年5月、KGB幹部のドミートリ大佐は、モスクワのスターリン私邸に呼び出され、銃殺刑にされたはずの元英雄アレクセイ・コトフを捜索するよう命じられる。ドミートリは複雑な思いにかられながらも、アレクセイと娘のナージャの消息をたどる。

戦争をテーマにしたヒューマンドラマでありながら、愛憎ミステリーにもなっている超大作。第二次世界大戦のロシア戦線の順序がしっかりたたきこまれていないので、時制が飛ぶのが少々つらいが、男の誇りと信念、神と父を敬い敬虔に生きる娘の生きざまはずっしり重い。
ドイツ軍も赤軍も理不尽。親子のユートピアはどこにあるのだろう。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月 6日 (水)

テンペスト

Photo
監督・脚本:ジュリー・テイモア
原作:ウィリアム・シェイクスピア
撮影:スチュアート・ドライバーグ
美術:マーク・フリードバーグ
編集:フランソワーズ・ボノ
音楽:エリオット・ゴールデンサール
キャスト:ヘレン・ミレン、ラッセル・ブランド、リーブ・カーニー、トム・コンティ、クリス・クーパー、アラン・カミング、ジャイモン・ブンスー、フェリシティ・ジョーンズ、アルフレッド・モリーナ、デビッド・ストラザーン、ベン・ウィショー
あらすじ
ウィリアム・シェイクスピアが単独では最後に創作した同名戯曲を、「ライオンキング」、「タイタス・アンドロニカス」、「アクロス・ザ・ユニバース」のジュリー・テイモア監督が映画化。第83回米アカデミー衣装デザイン賞にノミネートされた。
弟の謀略によりミラノ公国を追われ、絶海の孤島で、娘と暮らす前ミラノ大公プロスペラが、島で会得した魔術を使って嵐を起こし、政敵たちが乗った船を呼び寄せる。原作のミラノ王プロスペローの設定を女王に置き換え、新たな解釈で壮大なロマンス劇を描き出す。

女プロスペローのヘレン・ミレンさんのカッコよさと朗々とした台詞廻し、エアリエルの特撮映像美がお値打ちの一本。
演劇の演出の域を逸脱していないところが、賛否両論かな?↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月 5日 (火)

シネマ歌舞伎・女殺油地獄

映画館で見ました。ちょうど二年前の六月の千秋楽に拝見して以来です。あの日の熱狂がよみがえってきましたが、映画で拝見しますと、映像作品なんやと痛感します。
河内屋の人間関係でなく、与兵衛という邪悪かつイノセントな青年そのものを見せるすんごく今風、海外ドラマゆうてもばちあたらへんドラマになってました。怖さ倍増してました。
ただの子沢山の女房が、与兵衛の被害者の地位を獲得することにより、価値を生じるんですねえ。酷いやっちゃ。おお怖。
劇場では、仁左さまがなさってる、ありがたやの気持ちで見てたんやと気付きました。
口から出まかせ、平気で嘘をつく、ばれたら開き直る、幼児性がきつかったです。不義になって貸してくだされとおっしゃったらいくらでも集まると思うんですが…。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月 2日 (土)

図書館で借りた本0702

図書館で借りた本

□千両花嫁 山本兼一
□ええもんひとつ 山本兼一
□平成着物事情 君野倫子
□運命の書 ブラッド・メルツァー
□シェイクスピアの政治学 アラン・ブルーム
□ジャンヌ・ダルク 中島かずき
□恋七夜 安部龍太郎
□楠の実が熟すまで 諸田玲子
□模倣犯 宮部みゆき
□氷姫 カミラ・レックバリ
まず全部読破できるっしょ。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年7月 1日 (金)

7月の京都は祇園祭の月

京都の七月は暑すぎて仕事にならへんかったんで、ずっとお祭りやったという話があるくらいです。わが社は、普通のクールビズに加えて京風クールビズの浴衣が着用可能となりました。何とか乗り切らんと…。
着るとしたら、萩、桔梗、薄などの意匠の浴衣がいいですね。!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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