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2011年6月 4日 (土)

軽蔑 愛し合う五分五分の男と女 二人の世界はどこにあったのでしょう。

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監督:廣木隆一
原作:中上健次
脚本:奥寺佐渡子
プロデューサー:森重晃
撮影:鍋島淳裕丸尾知行
編集:菊池純一
キャスト
高良健吾、鈴木杏、大森南朋、忍成修吾、村上淳、根岸季衣、田口トモロヲ、緑魔子、小林薫、日向寺雅人、小林ユウキチ、蕨野友也
あらすじ
東京で賭博に明け暮れる日々をおくっていた紀州の富豪の一人息子のカズは、新宿歌舞伎町で働くポールダンサーの真知子と熱烈な恋に落ちる。借金から逃れるため、2人はカズの故郷で新生活を始めるが、父親をはじめ周囲は2人の関係を認めなかった。
やがて真知子は東京へ戻り、自暴自棄におちいるカズ。高利貸しの男は借金の代わりに真知子を要求する。追っ手を食い止めようとするカズと逃げる真知子の命がけの純愛を描く。芥川賞作家・中上健次の遺作長編小説を、高良健吾と鈴木杏のダブル主演で映画化。「余命1ヶ月の花嫁」、「雷桜」の廣木隆一監督がメガホンをとる。

主演がこの二人なので迷わず行きです。孤独な女の愛しているという言葉に全身全霊を懸けた重みがあります。どうしょうもない男にとって女の愛だけが唯一のアイデンティティです。愛の純粋さを示すには、これでもかの障害に見舞われなければなりませんが、愛の成就を妨げる要因が、周りや運命だけでなく自信の内包するリスクによるところが哀れです。中上を形成した新宮の光と新宿歌舞伎町の闇が、2人の愛にとってはヘルとヘブンになっているところも意味深長です。
中上健次人気はふつふつと熅のように。男性客が多かったです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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