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2011年6月

2011年6月30日 (木)

今日は夏越祓と水無月の日

今日は夏越祓と水無月の日
京都の夏は暑うおます。今年はとりわけ,真夏日になるのが早すぎます。何より東日本大震災と,未だに収束していない福島第一原子力発電所の事故の影響で,電力需要の逼迫が確実となっています。心の覚悟は決めても体の対応が追いつかないといったところです。京都の伝統行事の一つに思いをはせてみました。

各地の神社では,1年の折り返しにあたる6月30日、あるいは少し前に各地の神社で、夏越祓が執り行われます。
夏越祓は、日々の罪・汚れを祓い清め、暑い夏を無事にすごし、残る半年の無病息災を祈願する神事です。
神社によって作法は異なりますが、基本的には社頭に設けられた大きな茅の輪を三回廻って、汚れを祓い清めるというものです。紙の人形(ひとがた)に息を吹きかけたり、それで身体を撫でることで汚れを人形に移した後、水に流したり、焼納するところもあります。
この日に和菓子「水無月」を食べる風習もあります。小豆をのせた三角形の外郎(ういろう)です。その形は氷を表し、小豆は疫病の悪魔祓いの意が込められています。
画像はたねやさんのを借りましたが、御友達の親御さんに水無月を作っていただきました。甘さ控えめ,固めでええ感じでした。
洋菓子は神戸に負けますが和菓子は京都のもんです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月29日 (水)

フェルメールブルーは、ラピスラズリ色。フェルメールからのラブレターは恋文をテーマにした展覧会

フェルメール

フェルメールの傑作3点をメインに、フェルメールと同時代のオランダ風俗画の展覧会です。穏やかな絵画たちをゆっくり眺め、ほっこりしました。
国立近代美実館、承天閣美術館、府立芸術博物館、まだまだ行きたい展覧会残っています。!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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妙心寺東林院の沙羅双樹の花が見頃です。

妙心寺東林院の沙羅双樹の花が見頃です。

朝咲いて昼には花ごと落下するはかない花が諸行無常の象徴になってます。朝はやく出かけるといいですが、落下もまた風情あります。ありがたい法話も聴かせていただけ、ゆっくり拝観できます。
夏の花は、半夏生、蓮、睡蓮、百日紅、河骨、桔梗と続きます。!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月27日 (月)

上野のお山で買った金魚のトンボ玉を簪にしてみました

トンボ玉
上野のお山で、江戸らしい金魚のトンボ玉を見つけたので簪にしてみました。下に敷いてあるのは、両国で購入したかまわぬさんの沙羅双樹(夏椿)のてぬぐい。モンダイは、江戸前の浴衣を持っていないことだけだぁ~。
うちは、てぬぐいは京都で買わしません。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月26日 (日)

新橋演舞場六月大歌舞伎夜の部千秋楽・豪華でした。

吹雪峠
三人の俳優さん全員の格好良さを見せられるかが成否のキーと思いました。愛之助丈が助蔵を儲け役になさったことでヒューマンドラマになりました。
夏祭浪花鑑
立派な大人が、真剣になればなるほど犯罪の深みにはまるという痛々しいお話でした。しかし、全員立派、全員役不足気味という感想を持ってしまうのは何故でしょ。江戸の大歌舞伎の贅沢さが羨ましいぞ。
色彩間苅豆
清本の演奏、聞き惚れました。あいせつでじょうじょうとしていて持っていかれます。主演のお二人の舞踊は間違いないところですから、色模様が堪能できました。残酷な男が似合う染五郎丈、被虐が似合う時蔵丈ですから、うひひで〜す。

客席が暗い気がしましたが、演目のせいかしらん?
昼の部もみたかった!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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ヴェニスの商人千秋楽・鳴りやまない拍手に満足そうな笑みの平幹さまに感謝

Photo
当代一のシェイクスピア俳優さんを客演に迎えたヴェニスの商人が終わりました。この演目を深読みし、シャイロックの悲劇として上演することの是非はさて置き、そう演出するのなら、民族全体の二千年に及ぶ宿命を体現できる平幹さま意外の主演は考えられません。
千秋楽ですが、怒りと悲しみの暴発は無く、理不尽なキリスト教徒のためだけの正義に対しても抑制の効いた諦念で締め括られました。
平さんに合わせて、体格、容姿に恵まれた俳優さんを揃えられて、ビジュアルも楽しめました。
田邊さん、相変わらず凄い進化です。専門の孤独な少年から、喜劇役者としてのバサーニオになっておられました。
おとうさま、ポーシャ役の野村玲子さん、影万里江さんにそっくりとお思いになりませんこと?↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月25日 (土)

ゲキ×シネ薔薇とサムライ初日・舞台挨拶中継付きの回を鑑賞

京都ならTジョイ京都でもあったんですが、梅田ブルク7で鑑賞。新宿の館で行われた古田新太さんと天海祐希さんの舞台挨拶の中継付きです。
お二人から見られた共演者の皆さんの印象が中心でした。
浦井さんが終始ハイテンションで、盛り上げられたことに話題集中しておられました。☆新感線の舞台は、皆さんが出演したいと願う大舞台というステイタスになっています。
豪華な舞台衣装がこの上なくお似合いの天海さん、普段着もぶっちぎりにお綺麗す。

ハヌルさま、スキップさまと御一緒させていただきましたので、テンション上がりました。また、きばりんさまにもお世話になりました。ありがとうございました。
長いけどもっぺん見たいな。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月22日 (水)

福井さんがりんかい線大井町駅の一日駅長に・発車ベルも主題曲

Photo
『美女と野獣』出演キャストが大井町駅一日駅長に就任しました。
6月21日(火)。りんかい線大井町駅にて、『美女と野獣』出演キャストによる大井町駅一日駅長就任式が開催されました。
大井町駅に隣接する四季劇場[夏]で、6月26日(日)に日本公演通算4,000回を迎えることを記念し、俳優が一日駅長に就任、また大井町駅の発車ベルに『美女と野獣』のメロディが使用されることになりました。
ビースト役の福井さんとベル役の坂本さんです。ビーストより先にこちらの登場されたようです。制服がお似合いです。
記念日に重要な御役をさせていただけるようになりました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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紫陽花がぎっしり

紫陽花がぎっしり
ふかふかです。
沙羅双樹、半夏生、花菖蒲など夏の花の最盛期です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月21日 (火)

忘れないように仁左さまの予告編を貼っとこ

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2011年6月20日 (月)

今週から福井さんがビースト

どうしましょう。どうしたらいいでしょ。今週末は、どうにもならない〜。
健康に気をつけていただきたいです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月18日 (土)

聴いたぞ聴いたぞ佐渡裕渾身のマーラー3番

凱旋です。
聴いたぞ以外の言葉なし。
華やかな音でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月16日 (木)

神戸乙仲通( こうべおつなかどおり) に行ってみました。


神戸乙仲通(<br />
 こうべおつなかどおり)<br />
 に行ってみました。

公式ページより

神戸乙仲通(こうべおつなかどおり)とは?
乙仲通とは、神戸市中央区の“栄町通”と“海岸通”の間を東西に通っている、約800mの通りです。乙仲界隈には、神戸中華街やポートタワー、神戸海洋博物館などがあり、 約270件のお洒落なお店や昔ながらのビルヂング、カフェやアトリエ、オフィスなどが軒をつらねています。

乙仲通りの由来
乙仲通(おつなかどおり)は昔、海運貨物取扱業者が軒を並べて賑わっていました。昔の単位で甲・乙・丙・丁があり、昭和14年に政府は戦時体制に備え、これらの業者を乙種海運仲立業にまとめました。以来、「乙仲さん」として親しまれ、その活況から通りの名前まで「乙仲通」と呼ばれるようになりました。平成20年4月、地元住民の声も「乙仲通」にまとまり、神戸市より道路の愛称に認定されました。

元町居留地が大商社なら、こちらは地域密着型の商社さんがあった界わい。昔ながらのビルに個性的なお店が居を構え、大阪なら南船場、堀江のような雰囲気を醸し出しています。時間をかけて、ギャラリーや本屋さん、セレクトショップを覗いてみるとよさそう。
阪神淡路大震災を生き抜いた街です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月12日 (日)

文楽鑑賞教室B班&だし巻き


文楽鑑賞教室B<br />
 班&だし巻き
11日土曜日ソワレ。文楽鑑賞教室は、小中学校、高校、大学、留学生と大盛況です。分からないなりに楽しんでおられるように思いましたが、忠臣蔵はお若いみなさんには長いんとちゃいますやろか?
プログラムは、五条橋、文楽へようこそ、仮名手本忠臣蔵、二つ玉の段、身売りの段、早野勘平腹切りの段で、B班は、相子大夫さんと玉女さんを中心とした座組でした。
ワタクシ的にはこの時期、毎年、絵本太功記でもよいと思うんですが…。お人形は立派で全種類出そろうし、装置も綺麗、地理もみな知ったはる、明智光秀さんくらいは皆さんご存じと思われます。

さて、公演ごとのだし巻きの夕べは、会長の藤十郎センセは体調不良につきご休演でしたが、副会長のまゆみこさまを中心に、10人と大盛況でございました。ありがとうございました。
なぜか、今見た舞台はあまり話題になりませんでしたが、深いお話をありがとうございました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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神々と男たち 神々と人間の関係は2000年変わらないのでしょうか

Photo_2
原題:Des Hommes Et Des Dieux
監督:グザビエ・ボーボワ
脚本:エティエンヌ・コマール
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
製作国:2010年フランス映画
キャスト
ランベール・ウィルソン、マイケル・ロンズデール、オリビエ・ラブルダン、フィリップ・ロダンバッシュ

1996年のアルジェリアで、7人のフランス人修道士がイスラム原理主義者とみられる武装グループにより誘拐・殺害された実在の事件を題材にしたヒューマンドラマ。第63回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを獲得した。
アルジェリア山間部にたたずむ僧院で、フランス人修道士たちは地元のイスラム教徒たちと宗派を越えた交流をしながら、平穏な毎日をおくっていた。しかし、アルジェリア軍と原理主義者による内戦が激化したことから、彼らの周囲にも暴力の影が忍び寄り始める。

命を懸けた布教、神とともにあるとは何か、殉教とは、神の祝福を受けた意味のある死とは…。男たちの葛藤の重さに打たれます。神々の前において、人の命の軽さに震撼となります。
テロが起こるまでの礼拝、祈り、労働、地元民との親密な淡々とした日常と、骨太の讃美歌が息をのむように美しく、その日が永久に続いて欲しいと祈らずにいられません。
政府からも国外退去要請が出されたなかにあって、それぞれが決然と死を受容したわけでなく、恐怖や怯え、動揺、逡巡、悔恨を率直に吐露し、最終的に合議により結論を導き出します。最後の晩餐の場面で、苦悩の果ての決断をした男たちの静かな表情が素晴らしすぎます。
讃美歌とチャイコフスキーの対比も胸に迫ります。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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赤ずきん アニメを実写にしたような素敵なビジュアル

Photo
監督:キャサリン・ハードウィック
製作:ジェニファー・デイビソン・キローラン、レオナルド・ディカプリオ、、ジュリー・ヨーン
脚本:デビッド・レスリー・ジョンソン
製作総指揮:キャサリン・ハードウィック、マイケル・アイルランド、ジム・ロウ
撮影:マンディ・ウォーカー
美術:トム・サンダース
キャスト
アマンダ・セイフライド、ゲイリー・オールドマン、ビリー・バーク、シャイロー・フェルナンデス、マックス・アイアンズ、バージニア・マドセン、ルーカス・ハース、ジュリー・クリスティ

村を襲った人食い狼が退治されてから10年の月日が流れた、美しい大人の女性に成長したヴァレリーは、幼なじみピーターと、親が決めた婚約者ヘンリーという2人の男の間で揺れていた。親の反対を押し切りピーターと駆け落ちすることを決めた矢先、ヴァレリーの姉が狼に殺される事件が発生。村人は狼を仕留めるが、魔物ハンターのソロモン神父は、人間に変身している人狼の仕業だという。狼の正体は…。

「トワイライト 初恋」のキャサリン・ハードウィック監督が、グリム童話の「赤ずきん」の“その後”を描く。グリム童話の怖さをそのまま映画にしたらというサスペンス・ホラー。青春もののラブストーリーにもなっています。伏線や人間関係が凝っていてとても楽しめます。ワタクシはなかなか謎が解けませんでした。情熱的なピーターと、紳士的で財産もあるヘンリーという2人の美男に好かれるヒロインという設定もガールズの心をときめかせてくれることでしょう。
アマンダさん、大人気ですね。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 9日 (木)

ヴェニスの商人デスクトップ壁紙は、14日以降劇場に行かないとDLできないようです。

壁紙プレゼントと公式にありましたので喜んだのですが、DLできるのはまだ先のようです。金、銀、鉛の3種類あるとか。
それにしても、ポスター売ってなかった。台詞が聞こえてきそうな画像なのでほしいな。

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2011年6月 8日 (水)

レ・ミゼラブル 帝国劇場100周年記念スペシャルキャスト版 熱狂のライブのような高揚感。泣いた、泣いた。マイ涙のツボは、リトルコゼットとバルジャンとの出会い

作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作:ヴィクトル・ユゴー 
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
潤色・演出:ジョン・ケアード/トレバー・ナン
キャスト
ジャン・バルジャン:今井 清隆
ジャベール:鹿賀 丈史
エポニーヌ:島田 歌穂
ファンテーヌ:岩崎 宏美
コゼット:神田沙也加
マリウス:石川 禅
テナルディエ:斎藤 晴彦
テナルディエの妻:鳳 蘭
アンジョルラス 岡 幸二郎
司教:林 アキラ

現在の演出での最終公演、帝国劇場100周年ということで、3か月のロングランとなっていました。千秋楽まであとわずかの6月5日ソワレを拝見しました。
ワタクシが初めて拝見したのは1994年、鹿賀さんのバルジャン、今井さんのジャベールでした。以来、大阪公演があれば1回拝見している普通の観客です。
曲の力、歌唱の力の前に語る言葉はありません。力強いリフレインが揺さぶります。曲の頭、4小説で涙腺が決壊します。オーボエ独奏でもうあきません。
さすがの皆さまもゴール間近とあって、へばりが感じられましたが、歌は魂でも歌えるもの。感動は伝わりました。
この作品には演劇の神が宿るのか、全ての皆さんがおそらく実力以上の力を引き出され、これからの演劇人生を大きく変える何かがあります。復刻版のキャストの皆さまは、この作品に御出演なさることはあっても、このお役はおそらくラストであられましょう。
拝見できて幸運でした。
初参加の方々のご活躍も見たかったです。次の機会に…♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 7日 (火)

ヴェニスの商人とてぬぐいのミスマッチ感が洒落てます。

てぬぐい

ヴェニスの商人グッズを企画するなら、シャイロック小切手帳(肉担保)、ポーシャ鉛の宝石箱、ポーシャリング、シャイロック肉切り包丁、シャイロック家計簿、シャイロックキッチンスケールなどが考えられます。オセロなら、苺の刺繍のヴェネツィアンレースのハンカチとか。 おとみ(風知草)
てぬぐいとこのお芝居のミスマッチ感がたまりませぬ。色は勿論緋色♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 6日 (月)

ヴェニスの商人初日 衣装、装置、朗唱術、全てにおいて端正で正統派。平幹主演に相応しいしつらえ

Photo
原作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:福田恆存
演出:浅利慶太
装置:金森 馨、土屋茂昭
照明:沢田祐二
音楽:松村禎三
衣裳:レッラ・ディアッツ
演出助手:横山清崇
あらすじ
ヴェニスの広場、商人のアントーニオはいつもふさぎ込んでいる。友人の洒落者バサーニオは親の遺産を使い果たし、ベルモントの富豪の娘ポーシャと結婚しようと目論んでいた。アントーニオは支度金をバサーニオのために高利貸しのユダヤ人シャイロックから自身の肉1ポンドをかたに借りてやる。バサーニオは首尾よくポーシャの婿の座を射止めるが、アントーニオは船荷を全て失い、シャイロックからかたを取り立てる訴訟を起こされていた。

浅利慶太氏の解釈と演出は、シャイロックをキリスト教世界と対立する受難の民・ユダヤ世界の象徴としています。守銭奴の冷血漢という側面ではなく、貨幣経済と法律の信奉者という近代的側面も担わせているシェイクスピアの脚本に忠実です。
一見、交易の振興と国家の治安という国益のため、非キリスト教徒をも同一の生活権を付与しているかにみえて、実はユダヤやムーアを市民として認めていないというヴェネツィア社会の矛盾を暴く主人公がシャイロックとオセロです。喜劇と悲劇は両極ではなくコインの表裏みたいなものと思われます。
さて、謎めいた首魁らしい堂々とした風貌に朗々としたお声の平幹さまの舞台は、絵にかいたようなシャイロック、こうあってほしいというシャイロックであられました。
シャイロックの娘ジェシカ役(新マイ妹)は、美女と野獣のベルが持ち役の鳥原さん。知的で生真面目、親孝行娘のイメージですので、財産をさらって男と駆け落ちのうえ大散財の豪遊をする子には見えませんが、何となくほっとしました。

客席後方には、日下さん、下村さんも鑑賞しておられ華やかでした。偶然、演劇評論家の安部寧センセと同ベンチに座りましたので、皆さん頭を下げて行かれます。どなた様かは存じませんが得した気分を味わえました。
 
若者たちの傲慢度アップに期待します。♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 5日 (日)

ある日どこかで・ラブファンタジーの草分けは、ひたすら甘くせつなく

Photo_3
原題:Somewhere in Time
製作国:1980年アメリカ映画
監督:ヤノット・シュワルツ
原作・脚本:リチャード・マシスン
撮影:イシドア・マンコフスキー
音楽:ジョン・バリー
キャスト
クリストファー・リーブ、ジェーン・シーモア、テレサ・ライト、スーザン・フレンチ。ウイリアム・H・メイシー、クリストファー・プラマー
あらすじ
1972年、母校で自作舞台の初演を迎えていた学生劇作家のリチャードは、上品な白髪の老婦人から古い金時計を渡される。その8年後、制作に行き詰まった彼は、あてのない旅にでるが、湖畔のグランド・ホテルが気になり宿泊する。そして、ホテルの資料室にかかっていた女優の写真に心を奪われる。調べるうちに、その人は、8年前に時計をくれた老婦人の若き日の姿だった。

「地球最後の男オメガマン」、「激突!」などで知られるSF作家リチャード・マシスンの同名小説を映画化したタイムトラベル・ファンタジー。

妖怪も悪人も登場せず、闘う相手は時間だけという健全さ。いろいろ突っ込みどころだらけというのも愛される由縁です。カルト的なファンが多数おられるという理由がわかりませんでしたが、楽しめました。半端なクラシック感がよいのかもしれません。
1980年というよりもっとクラシックなイメージです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 4日 (土)

軽蔑 愛し合う五分五分の男と女 二人の世界はどこにあったのでしょう。

Photo
監督:廣木隆一
原作:中上健次
脚本:奥寺佐渡子
プロデューサー:森重晃
撮影:鍋島淳裕丸尾知行
編集:菊池純一
キャスト
高良健吾、鈴木杏、大森南朋、忍成修吾、村上淳、根岸季衣、田口トモロヲ、緑魔子、小林薫、日向寺雅人、小林ユウキチ、蕨野友也
あらすじ
東京で賭博に明け暮れる日々をおくっていた紀州の富豪の一人息子のカズは、新宿歌舞伎町で働くポールダンサーの真知子と熱烈な恋に落ちる。借金から逃れるため、2人はカズの故郷で新生活を始めるが、父親をはじめ周囲は2人の関係を認めなかった。
やがて真知子は東京へ戻り、自暴自棄におちいるカズ。高利貸しの男は借金の代わりに真知子を要求する。追っ手を食い止めようとするカズと逃げる真知子の命がけの純愛を描く。芥川賞作家・中上健次の遺作長編小説を、高良健吾と鈴木杏のダブル主演で映画化。「余命1ヶ月の花嫁」、「雷桜」の廣木隆一監督がメガホンをとる。

主演がこの二人なので迷わず行きです。孤独な女の愛しているという言葉に全身全霊を懸けた重みがあります。どうしょうもない男にとって女の愛だけが唯一のアイデンティティです。愛の純粋さを示すには、これでもかの障害に見舞われなければなりませんが、愛の成就を妨げる要因が、周りや運命だけでなく自信の内包するリスクによるところが哀れです。中上を形成した新宮の光と新宿歌舞伎町の闇が、2人の愛にとってはヘルとヘブンになっているところも意味深長です。
中上健次人気はふつふつと熅のように。男性客が多かったです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 2日 (木)

公式に平幹二朗と劇団四季~という記事が掲載されています。御歳33。ギリシャ彫刻のような麗姿。勝手に娘になってしまいました。

Photo_2
6月5日(日)劇団四季自由劇場で開幕する平幹シャイロックによる「ヴェニスの商人」を記念して、36年以上前の客演の数々の記事が掲載されています。
“ギリシャの英雄に相応しい堂々たる容姿”、“明日の演劇の王座を彩るすばらしい才能”と絶賛されたそうです。
もうちょっとお御足露出度の高いお写真を掲載して欲しかったところですが、子ども心をわしづかみになさったこの麗しさ~。
下村さんが客演なさっているうちに、「アンドロマック」再演希望!
いえいえ、今でも平幹ピュリス、いけそうです。
オレストは勿論日下さん♪↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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2011年6月 1日 (水)

「ハンブルク浮世絵コレクション展」も行かんとあかんしぃ

Photo
日独交流150周年記念「ハンブルク浮世絵コレクション展」
−初公開!!写楽・歌麿・北斎・国芳が里帰り−
前期:平成23年5月21日(土)〜平成23年7月18日(月)
後期:平成23年7月23日(土)〜平成23年9月11日(日)
会場:相国寺承天閣美術館
納涼寄席も行きたいけど…。
解説はあるんやろか。それがお目当てになりつつあるこのごろ。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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