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2011年5月 1日 (日)

宝塚雪組公演・黒い瞳・ロック・オン! in 梅田芸術劇場・お似合いの主演カップルが揃うといいですね。

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ミュージカル・プレイ『黒い瞳』
-プーシキン作「大尉の娘」より-
脚本/柴田侑宏 演出・振付/謝 珠栄
キャスト
ニコライ(貴族の士官)/音月 桂
マーシャ(ミロノフ大尉の娘)/舞羽 美海
プガチョフ(反乱軍の首領)/未涼 亜希
サヴェーリィチ(ニコライの従僕)/一樹 千尋
ミロノフ大尉(ベロゴールスク砦の連隊長)/飛鳥 裕
ヴァシリーサ(ミロノフの妻)/舞咲 りん
エカテリーナII世(ロシア女帝)/晴華 みどり
シヴァーブリン(貴族の士官)/沙央 くらま
パラーシカ(ミロノフ家の手伝い)/沙月 愛
おはなし
1998年に真琴つばさ、風花舞、紫吹淳ら月組により上演されたプーシキンによる「大尉の娘」をモチーフにした作品。
1773年、エカテリーナII世が統治する帝政ロシア。圧政に喘ぐコサックたちは反乱の機会を窺っていた。地方貴族の陸軍少尉ニコライは、任地ベロゴールスク要塞へと向かう途中、吹雪に遭い途方に暮れていたところ、浮浪者のなりをしたプガチョフに宿屋まで案内してもらい酒を酌み交わす。要塞に辿り着いたニコライは、連隊長ミロノフ大尉の娘マーシャと出会い、二人は互いに惹かれあうようになる。
砦の平和は突然に破られる。蜂起したコサック軍は、ベロゴールスク砦をあっという間に占拠し、ミロノフ大尉や士官たちを処刑する。ニコライは吹雪の夜の恩義を覚えていたプガチョフに助けられるが…。

ミュージカルを初めて見る方にも楽しめる名作です。若いピュアな男女の恋、敵味方の男同士の間に生まれた友情と、愛と革命の王道をゆきます。主演の素直なおぼっちゃまの士官は音月さんのイメージにぴったりで、美しいメロディラインの曲を次々と聴かせてくださいます。台詞の声も音楽的で聞き惚れます。
プガチョフ役は、端正で知的、歌も上手な未涼さん。ウオーム&クールの組み合わせが、水のニコライ、炎のプガチョフの歌詞とちょっと違いましたが、対決の二重唱は圧巻でした。
ヒロインのマーシャは、ダンス上手の風花さんのためのあて書きですから、舞上手のみみさんの見せ場も一杯で、主演娘役デビューを飾られました。お似合いのカップルの誕生です。
バウ客席から梅芸客席まで50分。阪急電鉄さんありがとうございました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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ショー『ロック・オン!』
作・演出/三木章雄
2010年、水夏希を中心とした雪組により上演された作品を、雪組新トップスター・音月桂のためにリメイクして上演。
あまり記憶がないので、どこがどう変わったかわかりません。若い彩風咲奈さんがかなり長い場面を任されておられ、新鮮でした。
雪組は安泰と安堵の一日でした。

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ミュージカル」カテゴリの記事

コメント

>かしまし娘さま
なんか、劇団経営幹部さんは悪い夢でもみたはったんでしょうか?愛と夢を売るカンパニーが憎しみと悪夢を透けて見せたらあきません。
まっつさんはクリーンヒット続きですし、キタロウさんも無敵、チギさんは大輪の花、かおりさん、コマさん、あゆちゃんも手堅いところ。あとは、主演コンビにはまり役をですか。おいおい。夏を無事越して欲しいです。
ハウトゥも、おじさん軍団に期待(できるよね。)。

投稿: とみ | 2011年5月24日 (火) 12時37分

>はぎおさま
主演は、真ん中でうろうろしていたらよいという座組は好きです。ウエストサイド物語のために集められたんでした。今も顔が個性的で識別が容易、ダンスがそろわない、コメディが得意とか、伝統は生きてますかしら?
小顔美形の雪組もよろしくお願いいたします。

投稿: とみ | 2011年5月24日 (火) 09時31分

とみ様
やっとこさ落ち着きましたね。最初っからこのコンビでエエのに。
グダグダと…。
男の友情もガッツリ現し、全ツメンバーだけなのに、
それでもやっぱりエエ男役がワンサカっ。
そこで一等キラキラ輝く未涼まっつのオ~ラに、ヘロヘロになりました。

名作です!!全ツじゃ勿体無い。本公演で!!!

投稿: かしまし娘 | 2011年5月24日 (火) 08時40分

こんにちは。
オリジナルでは近年の名作の一つだと思っています。
重厚だけど、スピーディで一気に物語に引き込まれる…確かに、「ミュージカル」初体験の方にもお勧めできますね。

同期のお二人には圧巻でしたが、みみちゃんも頑張っていました。やはりトップはコンビでないと…と改めて感じましたね。

若手の台頭もあり、今後の雪組に要注目かもしれません!!

投稿: はぎお | 2011年5月24日 (火) 00時08分

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