南座歌舞伎鑑賞教室・美吉屋の春です。
「南座歌舞伎鑑賞教室」23日ソワレを鑑賞。
毎年解説の九雀さんが幕開きは「なりきり」で御登場ですが、お江戸日本橋の舞台に角兵衛獅子で登場したのは上村純弥さん。長身に1本歯の下駄は不安定そうですが、さらしは綺麗に舞いました~。ちょっとリズムに乗り切れないところもありましたが、余裕でこなしておられました。
メインイベントは松羽目ものの釣女。
大名が松次郎さん、太郎冠者が亀蔵さん、上臈がりき弥さん、醜女が吉弥さんと、ここまではオリジナルにもありますが、今公演特別バージョンとして、恵比寿三郎に吉太朗ちゃん。
紅葉狩の少年神・山神のような役どころで、大名と太郎冠者がまどろんでいるところに登場します。背丈も伸びて見た目もすっきり、踊りも上手になりました。
松次郎さんとりき弥さんは美男美女のカップルというところ。こんな大役をなさるということでうるうるに……。
亀蔵さんは個性派で、いつもびっくりの演技で楽しませてくださいますが、正統派の太郎冠者も愉快に品よく演じられました。逆にいつもはんなりとした花車やちんまりとした老婆をストイックに演じられる吉弥さんが、誰か分からないほどの特殊メイクで、はじけた醜女ちゃん。
九雀さんや亀蔵さんより大きな首に見えるのが謎でした。
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