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2011年3月10日 (木)

オペラ座の怪人・初日特派員報告とワタクシの2日目の印象。京都劇場は誰もが跪くファントムの王国

初日特派員報告と総合した感想です。佐渡裕さんを聴きに行きましたので、初日は特派員対応となりました。

メモ
以前に京都劇場で拝見したとき、装置がコンパクトと感じましたが、今回はそのような印象はありませんでした。
屋上にての場面で、プロセニアムアーチの中央の死の大天使のゴンドラに乗っかって♪愛を教えた〜音楽を教えた〜と歌うところは,ゴンドラに乗らないで、映画版と同じく騎馬像からの御登場です。
休養充分な高井さんの御声の圧力に震えました。魂が震えるという柔なものでなく、本当にぶるっときます。主要キャストさんがかなり入れ替わり、ロングランキャストは高井さんだけですから、その支配力、音楽性は圧倒的なものがあります。愛よりミューズ。ラブトライアングルというより、芸術と人間の戦いになります。よれよれのときより、コンプレックスや悲しみが薄まり、支配欲が勝ります。これは好みの問題です。

ラブトライアングルの一角のラウルは、今回、中井智彦さんが新キャストで先発でした。2009年入団で、前歴はTDLとか。ガタイのよい体育会系の好青年といった印象で、とびっきり美声の歌上手さんです。上手すぎて、支配人室オフィスには、ムッシュー・アンドレ、ムッシュー・フィルマン、ムッシュー・シャニュイがおられるような印象を受けました。7重唱のとき、ラウルの歌はこんなんだったかと初めて気がつきました。
痩せて子爵様としての気品と知的な印象を磨くか、筋肉質に体質改善し、若々しいパッションで勝負するか,方向性を見定めて精進していただきたいです。
ビーストもいけそうです。

高木クリスさん。ウエイトをのせられて、声量とルックスを増量中です。ダイエット厳禁で頑張って頂きたいです。歌の上達を志向し、愛の行方が見えにくいクリスになっておられますが、このモデルもありではないでしょうか。

課題が多かったのが、メグとカルロッタ。抜擢は大変おめでたいことですが、精進では克服できない声質とニンのミスマッチを感じました。
以上特派員報告。
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ワタクシが拝見したのは平日ソワレでしたから、怪人の登場まで周辺は、スピー( ̄〜 ̄)ξと音の出る程のネムネムモード。♪ブラヴィ、ブラヴァ♪誰なんだあの若造は〜で、ガバッと飛び起きられました。
終幕の三重唱、高井さんと声の相性の良い中井さんとしっかりハモり、感動的でした。さめざめ泣く方多数です。
メグさん、最後、ふんわり幕おろしてくださいね〜。

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