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2011年3月 2日 (水)

ジュリア・往年の名画50本を連続上映「午前10時の映画祭」近くのシネコンは19時上映もありました。

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原題:JULIA
製作:リチャード・ロス
監督:フレッド・ジンネマン
脚本:アルビン・サージェント
撮影:ダグラス・スローカム
音楽:ジェルジュ・ドルリュー
製作国:1977年アメリカ映画
キャスト
ジェーン・フォンダ、バネッサ・レッドグレイブ、ジェイソン・ロバーズ、メリル・ストリープ
あらすじ
劇作家リリアンと医師のジュリアは幼なじみ。リリアンは高名な作家ダシール・ハメットと暮らしていた。第二次世界大戦前夜、ジュリアは、ウイーンで反ナチスの運動に加わっていた。危険な活動のなか、ジュリアは重傷を負い行方知れずになる。
案じていたある日、劇作家として成功したリリアンのもとへ、ジュリアが人を介して反ナチの運動資金を届けてくれと依頼してくる。かけがえのない親友のためにリリアンは危険を覚悟で、鉄路、ベルリンに向かう。

米国の劇作家リリアン・ヘルマンの自伝映画。2人の女性の生涯にわたる友情と、作家ハメットのプライベートな生活とを交互に描いたこの作品は、戦争によって生命を奪われたジュリアへの思いとナチスドイツへの激しい怒りが描かれている。

ナチスドイツと命を賭けて戦っているジュリアに比べ、社会的成功を得て、社交界の名士としてパーティ三昧の生活を送るリリアンに感情移入しにくいが、ジュリアの要請により、列車に乗ってドイツの国境を越える辺りで、俄然、サスペンスフルになる。工作員としては最も不適切なドシロウト女が、親友のため危険な任務に身を投じる姿は、見ている方が非常に緊張する。
そして、ベルリンのパブでの短い出逢いは、もうもう涙なしではみられない。バネッサ・レッドグレイブの凛とした美しさは勇敢で高い志のジュリアそのもの。アカデミー助演女優賞に輝いておられる。片足を失ったジュリアの、1歳の娘がいるのという述懐で幸福感は絶頂に…。
任務を果たしたリリアンは無事帰国するが、これがジュリアとの永遠の別れだった。
俳優さんが皆名優で心が熱くなる。ぜひ午前10時の映画祭でご覧あれ。
1977年、若者が熱かった時代でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ

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コメント

>SwingingFujisanさま
近所のシネコンでは2月から始まりました。しかし、このレベルの映画を見る習慣がついてしまうと、軽いものでは物足りなくなってしまいそうです。

投稿: とみ | 2011年3月 3日 (木) 21時07分

おお、赤の50本ですね。
この時代は一番映画を見ていなかったのですが、ジェーン・フォンダは好き出し、バネッサとの共演なんて豪華だし、とみ様のレポを拝読したら見たくなってきました。みゆき座上映週間(12月はじめ)に予定が入れられたら行こうかな。
去年見逃したシリーズ1が赤の50本として見られるのも嬉しいですね。

投稿: SwingingFujisan | 2011年3月 3日 (木) 13時33分

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