宝塚雪組公演ロミオとジュリエット・25日ソワレ・風知草の特派員報告
メモ(爆)
フルオーケストラによる流麗な音楽、分厚いコーラス、ソリストさんの伸びのある美声による的確な歌唱で、非常に結構な舞台でした。
ロミオとジュリエットは名作中の名作ですから、演者の個性や、マッチングにより、どのような物語にでもなり得ます。そして、どう転んでも悲恋として、観客の涙を絞るパワーがあると改めて感じました。
・ジュリエットが非常に幼く、まもなく14歳くらいに感じられました。連動して、ロミオも16歳。沙翁の原作に忠実です。
・このため、幼いジュリエットに電撃的に恋してしまった幼いロミオの恋情の核心が、極端に不安定となり、ロミオが矮小化されるかもしれないリスクにハラハラしました。頑張って踏みとどまられました。
・愛と死のはざまで、易々と死の方に転がろうとするロミオを、生の方向に引き戻そうとする「愛」の果敢な舞踏が感動的でした。(生命力溢れるロミオを、「死」が強引にねじ伏せようとする星組版との違いがここにあります。優劣ではなく好みの問題でしょう。)
・音月さんは、「めぐり逢えた奇跡、愛し合った悲劇」というコンセプトのとおり、「運命のなぐさみもの」として演じられました。共感と賛同を得にくい状況下で立派でした。
・ポスターのとおりですから、演出家はフェアです。
・モンタギューv.s.キャピレットボーイズは皆さん選りすぐりのはまり役です。
初日におとみが拝見したときには、麗しい恋物語というだけで、ロミオの死生観や危うさまで感じられませんでした。
それにしても、冷めた特派員報告だこと。あー、もっぺん見て確かめたいです。
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