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2011年1月21日 (金)

ドキュメンタリー映画・わが心の歌舞伎座・名優、名建築といえども命に限りあり。てぬぐいの御用意が必要です。

MOVIX京都で拝見。なぜか空いてました。

昭和26年に開場し、昨年4月に閉場した第4期歌舞伎座の思い出を、11人の幹部俳優の語りとさよなら公演を中心とした当たり役の映像で綴る。
俳優さんだけでなく、大夫さん、三味線さん、黒御簾さん、囃子方、松竹株式会社の役員から社員、劇場スタッフさん、大道具さん、小道具さん、床山さん、衣裳さん、ツケ打ちさん、頭取さん、戯作者さん、地元の皆さんと歌舞伎座を支え歌舞伎座と共に生きることを誇りに感じておられる大勢の皆さんを追う映像が素晴らしい。

舞台の映像は、ハイライトともいえない断片的なものだが、たいへん美しく緊迫感があり、俳優さんの魅力をあますことなく伝えるもの。こんなものを毎月御覧になっておられたお江戸の方を羨まずにいられない。

千秋楽や閉場式にその場に居合わせることができなっかったわれわれでもうるうるになるのに、その場で共に別れを惜しんだ方々の感慨はひとしおと察せられる。

富十郎丈の覇気溢れる舞台姿や厳しい稽古を映像で拝見すると、もうこの世におわさないことが嘘のように思えてならないのは誰しも同じだ。改めて、御冥福を祈った。

名優も名建築も寿命には限りがある。しかし、歌舞伎を愛する人々の総合力で四百年生き続けてきたように、芸能文化及び市民のエンタテイメントとしての歌舞伎は未来に継承されることであろう。そして、愛され続けた歌舞伎座は、建築として最高に幸福な生涯であったと言えよう。

歌舞伎座と富十郎丈への鎮魂歌。終始、涙、涙…です。空いていて良かった。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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出演幹部俳優 語りと舞台映像
中村芝翫、中村吉右衛門、市川團十郎、坂東玉三郎、中村富十郎、中村勘三郎
松本幸四郎、中村梅玉、片岡仁左衛門、坂田藤十郎、尾上菊五郎

映像:市川猿之助、中村雀右衛門

ナレーター:倍賞千恵子

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コメント

>SwingingFujisanさま
東京に行っても歌舞伎座の敷地を見ることができませんでした。
そういえば、ワタクシ建替え前の新橋演舞場存じてます。建替え直前の頃東京に住んでいましたので、よく花形歌舞伎を拝見しました。二昔ですね。
頑張って新しい歌舞伎座見ます。

投稿: とみ | 2011年1月27日 (木) 20時49分

おはようございます。
公開初日朝一番で見てまいりました。
どの場面を見ても胸が熱くなり、常に心の中で燃えている歌舞伎愛、歌舞伎座愛の炎が一段と高く上がったような気持ちになりました。
「お江戸の方を羨まずにいられない」--まったくそうですよねえ。歌舞伎座の近くにいて、そういうものが見たいときに見られるということ自体が贅沢ですよね。
おっしゃるとおり、建物や人の命に限りはあっても、歌舞伎はこの先もずっとずっと愛されていくのだと思います。新しい歌舞伎座が人々のそういう思いに応えてくれますように。

投稿: SwingingFujisan | 2011年1月27日 (木) 09時44分

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