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2010年10月 4日 (月)

イリアス つぶやき あー平幹丈の娘になりたい!

carouselpony1幕の平幹丈の大甘のお父上にもほろっとなります!
平幹丈は、ワタクシががきんちょのときに最初にファンになった演劇人。マイ仮想のおとーちゃん。あー平幹丈の娘になりたい!

carouselponyコロスは、ギリシアの戦士、トロイアの兵士、ティティス、ヘルメス、トロイアの女たち、アキレウスの神馬になります。一番素敵だったのが神馬たち!お歌、ダンス、容姿全て端麗な5人であられました。蜷川さんなら、年齢や体格に差異を付けられるのでしょうね、きっと。
ブリュセイス、ヘレネ、パリス、メネラオス抜きは見事でした。

carouselpony子午線の祀りに似てます。平家物語もイリアスも口承文学の傑作。似るのは当然かもしれません。そういえば木場さんは、あのとき、阿波の民部でした。ふむふむ、アキレウスは知盛、ヘクトルは義経、カッサンドラは影身の典侍…。木下順二さんはイリアスを意識しておられたんですね。長い戦でも戦局は終盤に集中して動きます。運命の壇ノ浦とその前夜に平家の滅亡を集約されたのはこれだったんだ。

carouselponyヴォーカルの新妻さんの透明感のあるお声、金子さんの冥界から湧きあがるようなお声の対象に揺さぶられました。イリアスが終わったあとのトロイアの運命を、ほんの少しだけ生き伸びて無残に果てたカッサンドラが歌うのがつらいです。

carouselponyパトロクロスのキャラクターの設定に演出家の野心を感じました。同じような体格の俳優さんを起用し、カストルとポルックスのようにころころとじゃれ合って登場するのが一般的かと思われますが、チョウソンハさんの印象は強烈でした。

carouselponyお衣裳のチェニカの丈はもう少し短めの方がファンが喜びます。トロイアは青、ギリシアは赤、コロスは白ですが、カッサンドラはなぜ黒だったんでしょ。トロイアは赤、ギリシアは白でもいいかも。

carouselponyトロイアの城門は、引戸ではなく開戸の方が象徴性があるように思いました。前方の柱が木製の細いもので、たぶんギリシアの天幕の柱と思っていましたが違ったようです。

carouselpony「トロイ戦争は起こらないだろう」のときもつぶやきましたが、イリアス、アンドロマック、アガメムノン、オレステス、エレクトラ…トロイ戦争が10年続いてもいいです。ジロドゥさんは、終戦に運命が配列されたイリアスを意識し、開戦における運命の悪意を描かれました。

carouselponyさすが、全ての物語の親。後々の物語まで解き明かしてくださいます。

carouselponyギリシア世界では、相手への呼び名に、先祖、父親の名、出身地などを敬意を持って修飾します。「かーんむ天皇の八世の孫にして伊勢の忠盛の嫡男清盛なり。」というのと同じです。価値観や世界観が似てます。

トロイア派のワタクシは上手(予測)で拝見。アキレウス様は上手通路を通られて得した気分です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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コメント

>六甲のおいしい水で産湯を使いし平幹52番目の娘かずりんさま
小道具の青い布にでもなりたいです。
プリアモス王は、分かってるだけも子女50人は超えるんですから、この際、ひとりやふたり増えても大事ないです。
新妻さんが思いっ切りうらやましいです。あんな優しいおとーさんを泣かしたらあきません。(;_;)

投稿: 大阪城金明水の井戸水で化粧しし平幹51番目の娘おとみ | 2010年10月 8日 (金) 12時45分

>あー平幹丈の娘になりたい!
・・・はははは!!とみさん・・・最高!!
でも、気持ちめちゃめちゃ分かります~~~!
本当に素敵でしたっ!(お互い何回言うねん!
・・ですねっ!)
私もなりたいっ!
・・・ということは、私たちは姉妹ということで・・・♪

投稿: かずりん | 2010年10月 8日 (金) 09時31分

>Swinging.Fujisan.さま
コメントありがとうございます。
ギリシア神話、平家物語は無尽蔵のネタ帳ですね。エウリピデスさんもラシーヌさんもジロドゥさんも、世阿弥さんも並木さんも木下さんもお世話になったはるんや〜。
イリアス、世界初というのがええやありませんか。なんかうれしいですね。
戯曲のアガメムノンはエウリピデスだったように…。もう、グリークスもひと昔前なんですね。しみじみ。

投稿: とみ | 2010年10月 6日 (水) 08時26分

とみ様
先ほどまで外出しておりまして、帰宅してすぐこちらに飛んでまいりました。
「子午線の祀り」は見ておりませんが、アキレウスが知盛などのこと、そして木下さんがイリアスを意識して書かれたということ、なるほどと思いました。戦局は終盤に集中して動く--まさにそうですね。長い長い戦いはそこへ辿り着くための必然なのでしょうか。
「子午線の祀り」はいつか見なくては、と思います。
アガメムノンという名前は私の意識の中のどこかにず~っとあったのですが、そうかジロドゥだったのですね。もっとも、ジロドゥは「オンディーヌ」しか見たことないような気がしますが(う~んと若い頃の観劇についてはだいぶ忘れてしまいました)。

投稿: SwingingFujisan | 2010年10月 5日 (火) 23時15分

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