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2010年9月16日 (木)

終着駅 トルストイ最後の旅

Photo
原題:The Last Station
監督・脚本:マイケル・ホフマン
製作:クリス・カーリング、イェンス・モイラー、ボニー・アーノルド
原作:ジェイ・パリニ
撮影:ゼバスティアン・エドシュミット
音楽:セルゲイ・イェチェンコ
製作国:2009年ドイツ、ロシア、イギリス映画
キャスト
ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー、ジェームズ・マカボイ、ポール・ジアマッティ、アンヌ=マリー・ダフ
あらすじ
トルストイに心酔する若きワレンチンは、念願叶ってトルストイの秘書として仕えることとなった。人道主義と非暴力のトルストイ主義を体現する村で、生き生きとしたマーシャという娘と恋に落ちる。
トルストイは国民的文学者として成功を収め、莫大な富と神格化された尊敬を得ていた。
しかし、突然、爵位や財産を捨て、著作権を放棄し、全ての作品の著作権をロシア国民のものとするという。彼の元には、トルストイ主義者としてチェルトコフなどの取り巻きが扇動しているようだ。
献身的な妻として50年近くトルストイに寄り添ってきたソフィア伯爵夫人は怒り狂う。ソフィアはワレンチンを利用し、トルストイを引き止めようとする。夫婦げんかが絶えなくなり、トルストイは、娘や取り巻きにそそのかされ家出する。

ロシアの文豪トルストイと、世界3大悪妻として知られる妻ソフィアの知られざる生活と駅の待合室での唐突な死を描く伝記映画。
主演のヘレン・ミレンさん、相手役のクリストファー・プラマーさん、世界的な名優が世界的な夫婦の凄いけんかを演じるなんともぜいたくな映画だ。国民的文学者となったトルストイには取り巻きやトルストイ番のマスコミが家に張り込み、一挙手一頭足がニュースとなる。しかも、病床の周りには記者たちのテント村が…。思いがけない珍しいシーンに目が離せない。
愛し合い共に人生を歩んできた二人の終着駅が、若く知的で純粋なワレンチンの感性を通して悲しく描かれていた。
気品、美貌、迫力、可愛らしさ。素敵なソフィア夫人でした。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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コメント

>かすりんさま
英国映画にしか見えないし聞こえないですが、名優が演じる夫婦喧嘩は素敵でした。
帝政ロシアにパパラッチやトルストイ番記者のテント村というものが存在することが、時代や東西を問わず人間なんだなと思いました。
悲喜交々のヒューマンドラマ好きにはオススメです。

投稿: とみ | 2010年9月17日 (金) 21時42分

今一番・・・観にいくべきか行かざるべきか・・・
頭を悩ませてる映画です・・・。
トルストイ・・・あんまり読んでなくても分かるでしょうか?
(あんまり・・・ちゃうやん!全然・・・やん・・(笑))

投稿: かずりん | 2010年9月17日 (金) 10時54分

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