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2010年9月24日 (金)

訪欧凱旋公演「義経千本桜・忠信篇」夜空の星屑数多集まれども、月の光に勝つことあたわず

忠信編
タイトルは、鳥居前で狐忠信が、藤太たちに言い放つ悪口。これがテーマだ。

通し狂言義経千本桜の忠信バージョンの千秋楽。今年の欧州凱旋公演納涼歌舞伎もこれに近いものであったとか。ただし、鳥居前は弁慶が省略された簡単バージョン、道行は清元、蔵王堂抜きというものらしいので、忠信篇としては、この南座版が原作に近く、かつブラッシュアップされたもののようだ。
文楽公演なら床下の良席だけど、歌舞伎ならツケ打ちの振動が直に体に響く鼓膜と心臓によろしくないお席に出会えたので思い切って出かけた。御簾内の義太夫と大薩摩がしっかり聴けた。

忠信篇(午前11時開演)
序 幕 鳥居前
二幕目 道行初音旅
大 詰 川連法眼館 市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候
猿之助四十八撰の内 蔵王堂

佐藤忠信実は源九郎狐、佐藤忠信  海老蔵
武蔵坊弁慶  権十郎
静御前  壱太郎、玉三郎
早見藤太  市 蔵
源義経  翫 雀
亀井六郎  又之助、亀三郎
駿河次郎  國也、亀 寿
飛鳥  竹三郎
川連法眼  家 橘
横川覚範実は能登守教経  我 當
安徳帝 吉太朗

海老蔵丈は化粧襷が世界一似合う男だ。鳥居前では狐忠信、蔵王堂では佐藤忠信が勇ましい拵えで大立ち回りを演じる。立師は市川新十郎丈。
花四天との絡みが最高!刺又・袖絡み・突棒、梯子が出てくる。宙返り2回下り、6人飛び越し宙返り、花道七三から上手へ刀投げ、梯子の上の大見得、梯子1回転。やんややんや、歓声と拍手の連続、堪能しました!
ザッツ・エンタテイメント!

最後は、四の切で着ておられたほれぼれするような生締め裃姿になり、一同そろって大団円。絵面引っ張りの見得で打ち出し。

どこをとっても破綻なし。ええとこ取りでした。
狐さんは、狐のぬいぐるみ、海老蔵狐、狐の着ぐるみと3種類出てきます。ライオンキングの原点ですね。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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コメント

>SwingingFujisanさま
1970年代の玉様がそうでした。月の世界から舞い降りた天人のような輝きでした。歌舞伎の舞台に立たれるとスケールアウトでテイストが違われました。
今こそ言えます。あのかたは未来の国から来られていたんだと。
海老蔵丈の輝きに既視感があるんです。ついつい通ってしまいました。

投稿: とみ | 2010年9月26日 (日) 15時42分

海老蔵さんは稀有なオーラと力強さをもつ役者さんですね。私などはもうそれだけで十分楽しめます。というか、それを楽しむために海老蔵を見る、というようなところさえあります。前のエントリーでとみ様が書かれていらっしゃるように、暴力的な魅力には抗いがたいんです。
でも、これからの役者人生、オーラや力だけで押し切ることはできなくなることがきっとあると思います。海老蔵の輝きをいつまでも失わないでほしい、そのためにも精進してほしいと強く願っています(海老さまはまさに、あまたの星の前では月の光でありますゎ)。

投稿: SwingingFujisan | 2010年9月26日 (日) 09時55分

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