井上ひさし著 一週間 今夜はこれを読む
井上ひさし 新潮社 2010年6月30日
最後の長編小説。昭和21年、ハバロフスクの収容所。ある日本人捕虜の、いちばん長い一週間。『吉里吉里人』に比肩する面白さ!
昭和21年早春、満洲の黒河で極東赤軍の捕虜となった小松修吉は、ハバロフスクの捕虜収容所に移送される。脱走に失敗した元軍医・入江一郎の手記をまとめるよう命じられた小松は、若き日のレーニンの手紙を入江から秘かに手に入れる。それは、レーニンの裏切りと革命の堕落を明らかにする、爆弾のような手紙だった……。
シベリア抑留には個人的に思い入れがある。冷静に読めるかな。
凄そうな内容です。軍事ミステリーみたいかも。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>悠さま
ソビエト連邦が崩壊し、語れる世の中になるまで永らえられてよかったですね。聞かなければならないとき、おられないという無念を避けるためにも、今こそその言葉を聞かなくてはなりません。
投稿: とみ | 2010年9月11日 (土) 19時18分
>やたけたの熊さま
最後まで衰えなかった創作意欲と正義感とユーモア、巨星であられました。50年待ちというのが凄いです。3年待つことになりますね。
投稿: とみ | 2010年9月11日 (土) 19時11分
私のゼミの先生が、シベリア抑留経験者です。また、ここんとこ、喫茶店で会うおじさんがシベリア抑留中の話をされてました。身近なところに経験者はおられます。
「一週間」面白かったですよ(^^)
投稿: 悠 | 2010年9月11日 (土) 12時30分
「一週間」先週読みました。
図書館に予約しましたが50人待ちとかで、
知人から借りて読みました。
ひさしさんの、ロシアだけでなく旧日本軍に対する怒りが
込められてました。ひさしさん特有のユーモアに
包まれてはいますが。
読み応えのする本を読み終えたあとは、
次に読む本の選択がなんだか難しいです。
投稿: やたけたの熊 | 2010年9月11日 (土) 06時03分