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2010年9月12日 (日)

黙阿彌オペラ in シアタードラマシティ・千秋楽・心のコリをもみほぐし心の澱を洗っていただけました。

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井上ひさし追悼公演 黙阿彌オペラ
井上ひさし・作
栗山民也・演出
配役
小悪党・五郎蔵/藤原竜也
浪人・及川孝之進/北村有起哉
噺家・円八/大鷹明良
不良少年・久次/松田洋治
謎のピアニスト・陳青年/朴勝哲
そば屋の女将・とら・おみつ/熊谷真実
そば屋の養女おせん/内田慈
戯作者・河竹新七/吉田鋼太郎

井上ひさしさんのメッセージ
井上ひさしさんが、60をこえる自作から今、上演にあたって選んだのが、この『黙阿彌オペラ』。そして、井上さんが望んだ配役「五郎蔵役を藤原竜也に!」
「この芝居には、今の時代のことすべて詰まっている。そして、日本語の美しさ、面白さの財産目録にもなっている。それを栗山民也さんの演出で多くの方にごらんいただきたい。この作品が自作初日の中でとりわけ思いで深い」といい、また、本作に登場する「五郎蔵」役を藤原竜也に演じて欲しいというのが、井上ひさしの強い要望でした。「五郎蔵は、まわりをまとめようとしながらいつも失敗してしまう典型的なリーダーで、ちょっと悪いところが彼の魅力。同世代のリードする藤原竜也さんにぴったりな役なので、どうしても演じて欲しい」という作者の願いをしっかりと受けとめ、藤原竜也がこの難役に挑戦いたします。

おはなし
話は、幕末動乱の嘉永6(1853)年大晦日に始まり、河竹新七が引退を決意して黙阿弥号となった明治14(1881)年の秋までを描く。
江戸の老若男女はあげて歌舞伎に熱狂していた。それらの狂言を一手に引き受けていたのが、二世河竹新七だ。新七は、そば屋で知り合った江戸の庶民たちと株仲間を組み、そば屋に置き去りにされた少女を歌手に育てる。
株仲間たちは、時代の節目節目に集まり、それぞれしたたかに生きてゆく。変わらないのは新七の歌舞伎への熱い創作意欲だけだ。
威勢のいい小悪党、才能のない噺家、貧乏浪人、ゆすりたかりの不良少年、そば屋の二代の女将、貧しく名もない素敵な庶民が天下の御一新をはさんでくりひろげる笑いと涙のヒューマンコメディ。

現代と後の世の観客に訴える涼やかなメッセージと重い諧謔の精神がいっぱい詰まった心洗われコリをほぐしていただけるお芝居。ひとりひとり、心の澱とコリが異なるので、感想は観客の数だけあること間違いない。
今日は、心からの感謝を述べたい。
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コメント

>スキップさま
どの人にも届くたくさんのメッセージがありました。心がぷるぷるになりますね。
カテコも遺影がさりげなくてよかったです。
こまつ座の追悼公演あるのですね。

投稿: とみ | 2010年9月18日 (土) 23時04分

とみさま
「黙阿彌オペラ」の千秋楽、ご一緒だったようです。
お目にかかれず、残念でした。

井上さんらしい戯曲で、しかも井上さんの魂が
込められたような美しい台詞の数々に、いつまでも
聴いていたい、観ていたい、と思える舞台でした。
役者さんたちのアンサンブルもとてもよかったですね。

投稿: スキップ | 2010年9月18日 (土) 09時44分

>かずりんさま
思い出しました。もとの黙阿弥。筒井道隆、田畑智子主演で、金持ちのぼんぼんとお嬢のお見合いの席にどちらも身替りが行くというお話でした。
黙阿弥オペラはメッセージがぎゅうきゅうに詰まった素晴らしい戯曲ですね。再演はきっとすぐありますよ。

投稿: とみ | 2010年9月17日 (金) 21時59分

こんにちは~!とみさん、千秋楽だったんですね~!
こまつ座・・・本当にいいですよね~!
シンプルそうに見えるけど、意外と情報量の多いお芝居だと
(井上さんの伝えたい事がてんこ盛り・・というか・・)思いました。
>感想は観客の数だけあること間違いない。
本当にそうですね・・。覚えてる所と忘れちゃった所も
人それぞれでしょうし・・・(笑)
だから・・・また、再演あったら是非見てみたいと思います。
テレビで放送あったらいいですよね~♪

投稿: かずりん | 2010年9月17日 (金) 10時58分

>ムンパリさま
盛りだくさんの綺羅星のような台詞に一々うなずいていました。命懸けで紡ぎ出した台詞が決して問答無用の押し付けでなく、軽妙で洒落のめしているところがますます素敵です。
感想はなかなか一気に書けませんのでゆっくりと。

投稿: とみ | 2010年9月13日 (月) 21時43分

井上さんの遺影は千秋楽だけだったのでしょうね。
前夜の公演では見られませんでした。
たしかに心のコリがほぐれるいいお芝居でしたね。
シェイクスピア劇でよくお見かけする役者さんが
きれいな日本語をしゃべるとこんなに違うものか
という発見もありました(笑)。
観劇後、私も感謝しました。

投稿: ムンパリ | 2010年9月13日 (月) 12時47分

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