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2010年9月23日 (木)

花の武将(ひと)前田慶次・千穐楽

原作:隆 慶一郎「一夢庵風流記」(新潮社刊)より
脚本:横内健介
演出:河毛俊作、岡村俊一
キャスト
前田慶次/片岡愛之助、伽耶姫/佐藤江梨子
直江兼続/山崎銀之丞、捨丸(金蔵)/石井正則
山上道及/角田信朗、四井主馬/新藤栄作
庄司又左衛門/田山涼成、前田まつ/賀来千香子
あらすじ
尾張の荒子城主、前田利久の養子・前田慶次は、武術に優れ、前田家の跡目を継ぐはずであったが、織田信長の命により、利久の弟・利家が継ぐことになった。慶次はお家騒動が起こることを避けるため出奔した。
配下の捨丸と愛馬の松風を供に流浪の旅を続仕官をせず、“傾き者”としてさすらう慶次は、京で出会った傀儡子一族の娘・伽耶姫に慕われる。また、上杉家の家老・直江兼続や浪人・山上道及等と知り合い、共に戦国の世を闊歩する。
一方、出奔した慶次を気遣う利家の妻まつは、豊臣秀吉に目通りを勧める。気が進まない慶次は奇策で秀吉の心をつかみ、『傾奇御免状』が与えられた。また、前田家抱えの忍びの頭領・四井主馬は慶次の命を狙う。

本日は千穐楽。思いがけずチケットをお譲りいただき、拝見することができたので、さっくりと印象を…。
独自の視点とプロットで痛快娯楽時代小説の財産となった隆 慶一郎氏の作品「一夢庵風流記」を劇画化したものを、さらに舞台化したものなので面白くないはずがない。

戦国ブームのなかでも、特に人気の高いキャラの前田慶次郎の強さ、カッコよさ、正義感、恋と友情を、てんこ盛りの脚本とスピーディな演出で豪華に見せてくださる。

秀吉全盛の時代と関ヶ原前夜とふたつの時制に分かれているが、慶次は政治にも出世にも背を向けて気ままに生きる。行動原理は正義に適っているか、人の心を大切にするかだ。慶次は、変わらない生き方をずっとずっと通すので、出ずっぱり、ハイテンションのまま。
男の中の男という古風なキャラクターの設定が片岡愛之助丈の骨太なたたずまいにぴったりで、ぱりっとしたお衣裳も奇抜なお装束共々よく似合っておられた。大奮闘の1ヶ月公演、お疲れさまでした。

きりっと美しい賀来まつ、スタイル抜群のサトエリ伽耶姫もさすが映像の方なのでお美しい。傀儡子一族の(ボーイズ2名を含む)ガールズのキュートでコミカルなショーダンスも違和感なく、なんでもありというのがいいわ~。

カテコも盛り上がりました。皆さん達成感一杯でした。
盆は廻さなくてもよいように思いました。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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コメント

>ムンパリさま
よい舞台でした。隆慶一郎さんの時代小説の主人公はたいてい頭のなかで堤真一さんに変換してしまうので、拝見するまではかげろう峠のあっぱれのイメージでした。はい、劇画系のあごの四角い大男です。
いい感じでした。
ご贔屓さまは、ワタクシ的には新派の二枚目や藤山直美さんの相手役がいいように思うのですが、型にはまらない風雲児もいいですね。

投稿: とみ | 2010年9月26日 (日) 01時05分

とみさま。
少しだけでしたがお会いできてとってもうれしかったです♪
自分ではいつもハートマーク付きで見てしまうので、
とみさまの感想を読ませて頂き、本当に面白い舞台で
よかった〜と安心しました。
自分自身は変わらない生き方を貫きつつ、周囲のことも
ちゃんと見えているクレバー&ブレイブな武将でした。
愛之助さんの衣装も意外に似合っていてうれしかったです♪
スーパー歌舞伎や新感線で見るような歌・踊りつき、
スピーディーで笑えて泣ける、いいお芝居でしたね。
千穐楽は特によかったと思います。

投稿: ムンパリ | 2010年9月25日 (土) 17時43分

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