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2010年9月 9日 (木)

大阪上本町の新歌舞伎座で「黒塚」を幕見。一気に秋の気分になりました。

上本町の新歌舞伎座

7日から、三階に空席がある場合に、「吉野山」と「黒塚」幕見席の販売を始められたようです。最終の演目だけなので、一般のお客様と同じ行動が取れました。思いがけなく、三階正面の前方席でした。大衆演劇の劇場なので、夜の部の空席対策でしょうか。仕事帰りに、黒塚だけ見たいもんには嬉しい仕組です。

昼の部  『吉野山』(午後1時50分開演):3,000円
夜の部  『黒   塚』(午後6時45分開演):3,000円
新開場記念 柿葺落興行 松竹花形歌舞伎『二十一世紀歌舞伎組公演』
四、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)

木村富子 作
長唄囃子連中
老女岩手実は安達原の鬼女 右 近
山伏 大和坊猿三郎
同  讃岐坊弘太郎
強力 太郎吾猿 弥
阿闍梨祐慶段治郎

三響会で、亀治郎丈が舞われたのは拝見したことありますが、こちらは初めて。海外でも高い評価を受けそうな舞踊の振りとドラマを楽しむ筋立てになってます。強力さんとの絡みの振りが超難度で、派手な演奏と相まって大喝采。また、女の影が鬼の姿となり、影と戯れ、ひとり嬉々として舞うくだりもウケてました。
一面の薄原に細い月の抽象装置も美しく、気温が10度は下がった心地がしました。
役者の花というより、舞踊技術勝負ですから、お怪我のないよう、体力の配分にもご留意なさり、千秋楽まで頑張っていただきたいです。
客席の反応も、わー、きゃー、すごーいと暖かいのがこの小屋らしいです。幕見をご存知なかったお隣の方が、ワタクシに、ええ席でこれだけ見るとはずるいとおっしゃってました。お値段をお伝えすると、割高でも黒塚が格段のお値打ちらしいです。やはり大阪らしいです。
場所はかつての近鉄劇場ですが、大阪新歌舞伎座です。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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福島県の安達ヶ原に残る鬼女の伝説をもとにした作品で、市川猿之助の祖父である初代市川猿翁によって初演されました。
猿翁がロシアに滞在した折に観劇した「ロシアンバレエ」の動きを取り入れているのが特徴で、舞台美術や照明、音楽にも工夫が凝らされています。
猿翁によって創られた舞踊を集めた「猿翁十種」の中でも屈指の人気作で、海外でも高い評価を得ています。
能のおもむきを取り入れた上の巻、月光輝くなか、芒の原で老女岩手が踊る中の巻、そして鬼女の本性を現した岩手を祐慶が仏法の力で祈り鎮める下の巻と、見どころに溢れる作品です。

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コメント

>スキップさま
難波の新歌舞伎座は就学前に一度、その男で一度行ったきりですが、伝統は継承されているように感じました。名古屋の中日劇場に近いイメージですね。
黒塚がこれほど厳しい舞台とは…。役者生命を削るような舞台に、おもだか屋さんの家を感じました。

投稿: とみ | 2010年9月13日 (月) 08時31分

とみさま
このエントリのお陰で幕見ができることを知り、
「黒塚」観て参りました。
ありがとうございました。

新歌舞伎座は思ったよりこじんまりしていましたが
新しい劇場はいいですね。
舞台も座席もピカピカで、二十一世紀歌舞伎組の
奮闘も光っていました。

投稿: スキップ | 2010年9月13日 (月) 02時03分

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