宝塚星組公演・ロミオ&ジュリエット in 梅田芸術劇場2回目
この演目には、禁断症状がある。ということで、17日ソワレを2度目の観劇。シェイクスピアの不滅の主題、ロックミュージカルの満足度、宝塚歌劇のツボの三者三得を押さえた作品に吸い寄せられる。
原作そのものが永遠の名作で、ロミオは世界の恋人。ずっと上演していただきたいところだが、モンダイはロミオ役者が出現しないと上演できないことだ。
フランス版ロミオは、ピュアでおくてで泣き虫な御曹司という設定だが、柚木礼音さんのロミオは、恋に恋する若者から、誠の愛に全てを捧げる青年になっておられ、ピュアとアクティブのバランスが絶妙だ。ロミオ役者に出会えてみーんな幸運だ。よくぞこのときに、柚木さんをトップにしていただいていたことか。
初日は、主演の二人より、周りの上級生の皆さんが緊張しておられたが、今日は格段にお芝居に流れが出ていた。何とも重苦しかった。初日好きはそれも想定内。
ウェストサイド物語に習慣性を持つワタクシとしましては、サムシング・カミング、ジェット・ソング、ワンハンド・ワンハートに対応する曲があるのに「なるほど」だった。
愛と死の擬人像が断然宝塚らしくて一番印象的なのはなんでやろ↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
雑感
・若造のことを「尻の青い」は、イタリア人と宝塚には似合いませぬ。どうしても使いたければ、「くちばしの黄色い」かな。
・ティボルトさんの御乱行は歌詞にする必然はあるのでしょうか。
・別れの朝、ロミオの青シャツは白か水色の方が…。
・真風涼帆さんのトート閣下は、マーキューシォに髑髏風仮面を手渡します。また、薬屋になってロミオに毒薬を売ります。こういうの宝塚ファンにアピールします。
・ロミオ役者がいなくては興行できないという課題を、ウェストサイドの移民街に翻案して、それなりのトニーで上演できるようになさったバーンスタインさんは偉大です。
・非難ごうごうでも、雪組で、音月桂さんロミオ、早霧せいなさんマーキューシォ、沙王くらまさんベンヴォーリォで何とかお願いします。
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