京都四條南座坂東玉三郎特別舞踊公演
前半は1日に始まり6日まで、後半は19日から27日まで
その間は上海で牡丹亭を務めておられる。写真は逢坂の関寺。
一、由縁の月
遊女 坂東 玉三郎
二、重戀雪関扉
小野小町姫/傾城墨染実は小町桜の精 坂東 玉三郎
良峯少将宗貞 中村 隼 人
関守関兵衛実は大伴黒主 中村 獅 童
夕霧の打ち掛けは、紫地に裾と右袖に金銀が施されあでやかなものだ。病鉢巻なし。右袖の銀は片身替わりかと思われるほど分量が多い。帯は金の雪輪に端にカタバミの刺繍が施されている。上方の遊女にしては粋だが、とにかく息をのむお美しさ!
関扉は、義太夫と清元の掛け合いの凝った趣向の舞踊劇に仕立て直された。後半は分かるのだが、小町姫がようわからん。哲学的で難解だ。基本は総合芸術のエンタテイメントと思う。
獅童丈の関守も勢いがあって良いように思う。隼人丈もまだ形を整えておられる状況だが品がよく貴公子に見えているので何とかなりそう。
雪中に桜が咲いても不思議ではない気候だ。寒いよ!↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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コメント
>蘭鋳郎さま
逢坂の関つながりの2曲。昨年のストイック路線もいいですが、華やかな方がやはりいいですね。
由縁の月は夕霧の拵えでした。違いを調べておきます。
隼人さんはチラシに大きくお姿が載るのは初めてでしょうか。お父上よりファンレターは多いとか。タノシミですね。
投稿: とみ | 2010年6月 6日 (日) 09時33分
とみ様
「関扉」の感想、ありがとうございます。僕は後半(23日だったと思う)にチケットを取っているので、とみ様の感想を読ませていただいて非常に観劇欲をそそられました。
投稿: 蘭鋳郎 | 2010年6月 6日 (日) 01時35分