ヘンリー六世 in シアター・ドラマシティ覚え書き
作:W・シェイクスピ、ア演出:蜷川幸雄
翻訳:松岡和子、構成:河合祥一郎
出演
第1部 第2部
上川隆也 ヘンリー六世 ヘンリー六世
大竹しのぶ ジャンヌ・ダルク/マーガレット マーガレット
高岡蒼甫 − グロスター公リチャード
池内博之 サフォーク伯爵 クラレンス公ジョージ
長谷川博己 シャルル エドワード四世
たかお鷹 ウィンチェスター大司教 枢機卿
原康義 トゥールボット スタフォード(兄)
山本龍二 トマス・ド・モンタキュート ジャック・ケイド
横田栄司 ウォリック伯爵 ウォリック伯爵
草刈民代 オーヴェルニュ伯爵夫人 グレイ夫人エリザベス
吉田鋼太郎 ヨーク公 ヨーク公/リヴァース
瑳川哲朗 グロスター公爵 ディック/息子を殺した父親
遠山悠介 使者/兵士他 王子エドワード
中島来星 ヘンリー六世 少年リッチモンド
立石涼子、手塚秀彰、青山達三、塾一久他
さいたまゴールド・シアターの皆さん
前篇 第一部 ヘンリー五世の葬送からトゥールボットの死まで
イングランド王ヘンリー五世の死により、その息子ヘンリー六世が生後9カ月で王位を継承するが、若い王は政治情勢を統治できず、国内では、身内のグロスターと司教ウィンチェスターの反目が続く。外征においては、ヘンリー五世が獲得したフランスの領有権を失った。フランスでは乙女ジャンヌ・ダルクが皇太子シャルルと共に軍を率い、イングランド軍の猛将トゥールボットと激しく攻防する。トゥールボットは援軍が無いまま孤立し、息子と共に壮絶な戦死を遂げる。
前篇 第二部 ウィンチェスター専横からサフォークの追放まで
ウィンチェスターは病死。フランスではジャンヌが神通力を失い敗戦。イングランドとフランスの間に和平が締結し、ヨーク公に捕えられたジャンヌは火刑に処せられた。
一方、サフォークはアンジュー公の娘マーガレットに思いを寄せ、マーガレットをヘンリーの妃に推挙し、女と王国共々掌握しようと野心を抱く。野心を抱き始めた男がまたひとり。ヨークは、ランカスター家のボリングブルックこそ王権の簒奪者で、ヨーク家が正当な王位継承権を持つものと主張し始める。
ヘンリーの妃となったマーガレットは、サフォークと人目をはばからない親密ぶりを示し、グロスター夫妻と激しく対立する。グロスターが暗殺され、普段は優柔不断な王だが、このときはサフォークを断固として追放する。
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後編 第一部 ジャック・ケイドの反乱からウォリックの変節まで
貧民の叛徒を率いたジャック・ケイドがヘンリーに反旗を翻すが、あっけなく鎮圧された。
一方、密かに王位奪還の準備を進めていたヨーク公が挙兵する。
戦いはヨーク家が優勢となり、ヘンリーは、自分の代は王位に置いてもらうことを条件に、ヨークに王位の譲渡を約束するが、マーガレットは大軍を率いてヨークを刺殺する。
両家激戦の末、ヨーク軍が勝利し、ヨーク公の長男エドワードが新王として即位する。
マーガレットたちはフランス王ルイに援軍を求めるが、エドワード王の使者ウォリックがフランスと親交を結ぶため、ルイの妹とエドワードの縁談を進めに来る。
そこへ、エドワード王がグレイ未亡人と結婚したという知らせが…。
後編 第二部 ヨーク家の反攻とヘンリー六世の暗殺まで
エドワードの弟ジョージもランカスター軍に寝返り、エドワードは捕虜になった。しかし、勇猛で軍略にも優れた次の弟・リチャードの働きにより、ヨーク軍は勝利を収める。マーガレットは捕らえられ、皇太子は殺害される。
ロンドン塔に幽閉中のヘンリーは、祈祷の最中にリチャードに刺殺され、薔薇戦争は終結する。
野心家のリチャードは、すでに次の王位を目論んでいた。
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