花のあと
監督:中西健二
原作:藤沢周平
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
キャスト:北川景子、甲本雅裕、宮尾俊太郎、市川亀治郎、柄本明、國村隼他
あらすじ
「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」、「蝉しぐれ」、「隠し剣鬼の爪」などで中高年男性に圧倒的人気の藤沢周平氏による短編時代小説を、「青い鳥」の中西健二監督が映画化。
舞台は御馴染の海坂藩。上級藩士の一人娘以登は、父の慈愛を受け、女ながら藩で有数の使い手となっていた。以登は、剣の腕は立つが下級藩士の部屋住みの孫四郎と、父の検分で果たし合いを行った。孫四郎のまっすぐな太刀筋と女だからと手加減しない気性に激しい恋をしてしまう。しかし、以登には許嫁があり、孫四郎も上級武士の家へ婿入りしてしまった。思いを断ち切った以登に、突然、孫四郎が江戸で御役目をしくじり切腹したという知らせが届く。
ただ一度の果たし合いという邂逅に、命を賭けた激しい恋をする娘というプロットが藤沢周平氏の武家ものらしくて男も女も惹かれる。北川さんの以登は、きりっと意志的で一途で好演だ。バレエ界出身の宮尾さん、歌舞伎の亀治郎丈が助演というのも殺陣に花を添えていていい感じ。藤沢ものは、安心して見ていられるところがいいのかも。
亀治郎丈は卑怯かつ好色のとんでも野郎だが、似合っておられた。
全編を桜が彩り、美しい日本を感じさせてくれます。でも、もう上映は終わりのようです。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。
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